「マリメッコ」の人気ファブリックを現地流に取り入れたい!
カラフルな色合いと個性的な柄で、大人気のフィンランドブランド「マリメッコ」。現地の主婦はどう使っているのでしょう? 生活の中で楽しみながらマリメッコを取り入れるアイデアを、フィンランドに暮らす日本人主婦の方々に見せていただきました。食卓とマリメッコのファブリック組み合わせを、ぜひご覧ください。
マリメッコのファブリックはテーブルクロスにぴったり
フィンランド人の旦那様とお子さんと3人で暮らす三佳さんのご自宅で見つけたのはオールドマリメッコのファブリック。「プケッティ(花束)」という人気のデザインですが、今は販売していないカラー。「蚤の市(フリーマーケット)で見つけたお気に入り。マリメッコは毎年たくさんの新作を出していますが、私は昔のものが好きです。テーブルクロスにすると部屋の雰囲気が一気に変わりますよ」
イッタラのガラスとの相性もいい!
ブラウンの「プケッティ」に合わせるので、イッタラの「カステヘルミ」(アイスクリームを入れているガラスのボウル)とイッタラ×マリメッコのコラボ「マリボウル」(ベリーを入れている脚付きのボウル)は淡い色をチョイス。フィンランドのブランド同士なので好相性。そして、この日、三佳さんがおやつに選んだのは「スオメンヤーテロ(フィンランドのアイスクリームという意味)」のブランドのアイスクリーム。希少なフィンランド牛のミルクを使った高脂肪、高プロテインで、ミルクの風味が濃いのにさっぱり食べられます。
ここでフィンランドのアイスクリーム事情を少し。実はフィンランドはアイスクリーム消費量も世界でもトップクラス。夏のフィンランドの街なかには、アイスクリームショップがたくさん。街に出てみると、ポルボーという街のアイスクリームショップが首都ヘルシンキでワゴン販売をしていました。フルーツやナッツなど素材にこだわっていておいしい!
こちらは、フィンランドのスーパーでも売っている「JYMY(ヤミー)」というブランド。フィンランド航空のビジネスクラスでも出されていて、日本でも東京・昭島市にある「メトスサウナソッピ」で食べられます。ビジネスクラスは乗れないけれど、フィンランドの味を体験できます。
「ルミマルヤ」のファブリックでおやつの時間
また別の日を拝見。フィンランドといえばシナモンロール。ということで、この日のおやつに。テーブルクロスは「ルミマルヤ」というデザイン。ちなみに「ルミマルヤ」は“雪いちご”という意味で、どこか和にもなじむようなテイストが落ち着きます。「マリメッコのファブリックは大きな面で使うのがおすすめですが、テーブルクロスとしてなら比較的気軽に取り替えられます。同じテーブルなのに雰囲気が違って見えるでしょ?」
夫婦の時間には落ち着いた印象の「アナナス」
夫婦で過ごす時間は、グリーンの「アナナス」でシックな雰囲気にチェンジ。キャンドル消費量が世界一ともいわれるフィンランドでは、家庭でも部屋のあちこちにキャンドルを置くそう。そしてこの日選んだドリンクはジン。「フィンランド人はビールが大好きでビールの消費量も世界上位ですが、ジンもよく飲みます。ハーブやベリーを入れて飲むことも多いんです」。夏は白夜なので外はまだ明るいですが、キャンドルの灯りのでホッとひと息。
「マリメッコのファブリックを“面”で使って世界観を楽しむ」
ファブリックを使える場所として、べッドも忘れてはいけません。部屋の中で大きなスペースを占めるので、色や柄を変えると部屋の印象がガラリと変わります。1日の大半を過ごす部屋をステキにする工夫。自分の生活にもうまく取り入れていきたいと思いました。
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取材・撮影/岡部礼子