夫婦関係が円満に!?「マリメッコ」でつくる夫婦時間

カラフルな色合いと個性的な柄で、大人気のフィンランドブランド「マリメッコ」。現地の主婦はどう使っているのでしょう? 生活の中で楽しみながらマリメッコを取り入れるアイデアを、フィンランドに暮らす日本人主婦の方々に見せていただきました。生活の中でマリメッコを使う楽しみ方を、ぜひご覧ください。

IKEAの家具×マリメッコ×イッタラは真似したい組み合わせ

郊外の都市にフィンランド人の旦那様と暮らす法子さんのお宅で目についたのが、マリメッコとイッタラのガラスを合わせるミックス感。ベースの家具はIKEAが多いそう。テーブルの花瓶にしているのはマリメッコの「スカットマッカラッラ」、テーブルのガラスと、出窓にあるキャンドルホルダー、花瓶はイッタラのもの。北欧のアイテム同士は相性がいいのを実感しました。

コーヒータイムに使う食器は法子さんと旦那さんで違うデザインのマリメッコ。そろえるのではなく、それぞれが好きなデザインをチョイスするのがいいですね。コーヒーや紅茶とパンという組み合わせはフィンランドの軽食ではよく見かけますが、日本よりもちょっと大きめのパンにはマリメッコのスクエアプレートのサイズが使いやすいそう。

あまり知られていませんが、フィンランドはコーヒー消費量が世界一。1日に何杯も飲むのは当たり前で、職場でもコーヒータイムがあるのが普通なんだそう。コーヒーショップやカフェもたくさん見かけます。写真の「Kaffa Roastery」(カッファ・ロースタリー)は1週間に約4000㎏を焙煎しているそう。

有名なシナモンロールなどの菓子パンもコーヒーのお供として食べられています。

法子さんが食べていたように、シンプルなパンにジャムやバターを塗っても。写真はオーガニックな原料にこだわったクラフトベーカリー「バッカーズ・ベーカリー」のパン。乳製品が有名なフィンランドのバターは本当に感動的においしくて、たっぷり塗って食べるのがおすすめです。

カッティングボードはプレート使い

晩酌の時間には「ハウキ(カワマス)」柄のカッティングボードをプレート代わりに、同柄のペーパーをコースターとしてコーディネート。ビールのグラスとナッツを入れたガラスの器はイッタラ。マリメッコのペーパーナプキンはスーパーでも買えるので、日常的にたくさん使っているそう。羨ましいかぎりですね。

法子さんご夫婦の時間にはビールがたびたび登場します。水のように飲むともいわれるほど、フィンランド人はビールが好きなんだそう。

 

フィンランドのビール消費量は世界有数で、サウナの時の水分補給でもビールを好みます。種類が多く、こだわりのクラフトビールもあり、ビール好きにはたまりません。

マリメッコの器の使い方は無限大?!

夕飯のフィンランドの煮込み料理を仕込み中の法子さんがつけているのは、マリメッコの赤の「ルミマルヤ(雪いちご)」のエプロン。「お気に入りのエプロンをつけると料理をするぞって気分にしてくれます」。キッチンの窓には「ユハンヌスタイカ(真夏の魔法)」のファブリックをブラインドのように掛けています。光が差し込むといい感じ!

フィンランドには日本のようなプリンが売っていないので、法子さんは手づくりしています。そのつくり方は、マリメッコの器に生地を入れてオーブンに! とちょっとびっくりなマリメッコの使い方。「今日はイッタラのプレートに盛りつけましたが、器のままテーブルに置いて、自由にすくって食べるスタイルで楽しむこともあります」

そして、なんと! 同じ器のデザイン違いを植木鉢の受け皿にしているのを発見!! 「観葉植物の植木鉢にサイズがぴったりだったので。これならずっと飾っていられるし、食器として使うだけじゃもったいない!」。この大胆さにはびっくりです。

「お気に入りこそ使い込んだほうが楽しい」

お気に入りのマリメッコだからこそ、毎日のように使い、いろいろな使い方を試している法子さん。IKEAの家具やイッタラのガラスとのコーディネートも、好きなものの組み合わせ。IKEAの家具やイッタラのガラスがシンプルだからこそ成り立つというのもポイントかもしれませんが、好きなものに囲まれて暮らし、夫婦の時間を楽しむスタイルから、学ぶことがたくさんありました。

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取材・撮影/岡部礼子