美ST読者4人の「ファンデより盛れる!」最愛下地BEST8

トライ&エラーを繰り返しながら、自分にピッタリの下地選びができるようになると「なんのファンデ使っているの?」って聞かれることが度々。大人の肌を美しく仕上げるには、実はファンデの前のベース作りが重要に。その秘訣とこだわりの品を教えてもらいました。

 

 

黄ぐすみや顔色の悪さも元気にするピンク下地で血色UPがマストです

 

左・ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズ
「ピンクの美人UV」はさっとひと塗りで、気になる黄ぐすみを消して、瞬時に肌色をトーンアップ。テクいらずで美肌が整いUVもしっかりカットするお助けアイテム。¥5,800

右・ヌーディモア ブライトンカラー
ローズピンク色の下地は別名「花嫁下地」と言われる名品。透明感のあるツヤ肌に仕上がると評判で、肌トーンも上がって素肌がキレイになったと錯覚します。¥3,200

 

 

顔色が冴えず、くすみ肌でピンク色の下地がマストです。最愛の2品の下地は優秀なので肌色補整も簡単に。指のはらを使ってしっかり馴染ませたらスポンジでさらに密着させます。ランコムは外出が多い日に、ヌーディモアは室内が多い日と使い分けてます。どちらも自然な血色感のある肌が完成します。

 

 

教えてくれたのは……依田美和さん 46歳 主婦
メークの要は肌作り。一番面積の広い部分を押さえておけば、他は手を抜いてもキレイに見えることがわかり、ベースに時間をかけるようになりました。

 

 


 

 

乾燥肌で目立つ小ジワや肌のアラも透明感溢れるツヤ下地で全部なかったことに

 

左・ナチュラグラッセ UVプロテクションベース
肌が敏感に傾いたときも安心の、オーガニック系は光ダメージからも肌を守ってツヤも仕込める頼れる下地。スポーツクラブに行くときはこちら。¥3,200

右・トム フォード イルミネイティング プライマー
スキンケア効果もある繊細なパール入りのベースで、透明感と明るさが簡単に仕込めます。光のツヤで肌のアラを飛ばして、調子が悪いときも極上肌に。¥8,100

 

 

トム フォードの下地は指の第2関節まで使って、顔の中心の高い所から、滑らせるように伸ばし広げていきます。肌に薄い膜を伸ばすイメージで、逆に馴染ませすぎないように面で広げるのがポイント。肌がゆらぐときはナチュラグラッセ。乾いていることを微塵も感じさせない憧れの水光肌に仕上がります。

 

 

教えてくれたのは……仲吉純子さん 42歳 セラピスト
目指す肌はツヤ肌。やりすぎてテカリ肌にならないように注意しています。肌のツヤは七難隠すと思うので、下地が最も重要なプロセスです。

 

 


 

 

たるみ毛穴も肌の凹凸もならす職人技毛穴パテ下地でツルツル土台作り

 

左・HABA つるつるマットベース
テカリが気になる小鼻の部分に仕込んでおけば、一日中サラッとしてメークのノリもよくなります。つけた後のサラサラ肌は病みつきになります。¥1,500

右・サナ 毛穴パテ職人 毛穴崩れ防止下地
乳液のように少量でよく伸び、毛穴を埋めて肌表面をさらりと均一にしてくれます。ウォータープルーフ処方なので汗ばむ季節も安心です。¥1,500

 

 

乾燥しやすいので、まずメーク前のスキンケアでしっかり保湿をして肌のハリ感をUP。毛穴が目立つと清潔感も失われるので特に気になる小鼻まわりや頰の毛穴に下地をしっかり指で馴染ませます。肌状態によって2種類のテクスチャーを使い分けて使用しています。

 

 

教えてくれたのは……大西彩子さん 42歳 チェロ奏者・講師
乾燥による毛穴の開きやたるみ毛穴が気になります。仕事が忙しくなると特に目立ってくるので部分用下地を投入して毛穴レス美肌を目指しています。

 

 


 

 

シミは存在感を残しつつ消す下地が老け見えしない薄ベースの肝

 

左・ポール&ジョー ボーテ モイスチュアライジング ファンデーションプライマー S
保湿効果もあり透明感のある仕上がりなのに、クマやくすみも一掃してくれる優秀下地です。少量でよく伸びるので、フレッシュな肌感を生かせます。¥3,500

右・DHC 薬用ホワイトニングセラム UV
日光過敏なので、日中のUVケアにも化粧下地にもなり美白もできるDHCのセラムを。日中、外出することが多い日はこれにパウダーだけでさっと仕上げます。¥2,200

 

 

日常使いのポール&ジョーの下地はファンデブラシで全体に薄く伸ばしてから、特に気なる部分に重ねて、指でトントンと密着させます。外出が多く時間がないときはDHCの5in1セラムで美白しつつUVケアでくすみ一掃。目元は特に厚く塗りすぎないように極薄く、シルキーなセミマット肌に仕上げます。

 

 

教えてくれたのは……廣瀬淑子さん 41歳 美小柄プロデューサー
クマやくすみ、もやっとジミがありますが、カバーしすぎると老けてしまいます。メークの仕上がりに歴然の差が出るので、下地選びはこだわっています。

 

 

 

2019年『美ST』6月号掲載
撮影/内田功史(人物)、山下忠之(静物) ヘア・メーク/Sai 撮影/中井川桂子 編集/小澤博

 

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