<モキチのブログ番外編>軽井沢にまた1軒……名店が進出しました

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夏を軽井沢で過ごすみなさんに朗報です。

スペインの三つ星レストラン【アスルメンディ】が、軽井沢に期間限定(830日まで)で【ENEKO Karuizawa】をオープンしました。

スペイン・バスク地方、ビルバオの郊外に2007年、27歳のエネコ・アチャ・アスルメンディ氏がオープンしたガストロノミーレストラン【アスルメンディ】。エネコシェフの故郷・バスクの伝統料理をベースにした現代的で独創的な料理が注目を集め、2013年版のミシュランガイドで三つ星を獲得します。

10年ほど前に日本を訪れたエネコシェフは日本の料理や食材、文化の奥深さに感動。“この国の人に私の料理を知ってもらいたい”というエネコシェフの強い思いによって実現したのが2017年の9月、東京・六本木にオープンした【エネコ東京】です。

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そして、今年はエネコシェフの「生産者が見える場所にレストランを出したい」という夢が、自然に恵まれたビルバオの風土に似ているという軽井沢の地で結実しました。

エネコシェフのスタンダードな料理に加え、軽井沢ならではの食材―長野の在来品種の豆、軽井沢の野菜やハーブなどなど―を使用した軽井沢初の新作料理も登場します。

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フィンガーフード3種/スモークした鰻のタルタルを挟んだ“鰻のブリオッシュ”、フォアグラをオレンジジュースでコーティングした“オレングラ”、チャコリとパッションフルーツジュースをカカオバターで包んだ“カイピリーチャ”。

【エネコ東京】でも人気のピクニックのおもてなしは軽井沢でも楽しめます。レストランに到着したら、メインダイニングに入る前にハーブやスパイスで満たされた〈グリーンハウス〉へ。食前酒とバスケットに入ったフィンガーフードでピクニック気分を楽しんでからお食事がスタートします。

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メインダイニングのテーブルとチェアは、バスクのものを使用。“軽井沢で、肌で感じる優しく爽やかな風”をテーマにした左官アーティスト・久住有生氏による壁が印象的です。

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前菜“小海老、野菜のジュレ、トマトのグラニテ”

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エリンギをパスタに見立てた、温前菜“バスク風キノコ”

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メイン“牛フィレ トマトのエマルション 松の実

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シグネチャーメニュー“有機卵とトリュフ”を仕上げるエネコシェフ。バスクで使用している卵に近いという信州産の卵を使用。

メニューは、昼、夜とも1コースのみ。でも、バスクや東京で供されるお料理に加え、信州、長野の食材を使った軽井沢だけのメニューも楽しみです。

また、エネコシェフのシグネチャーメニュー“有機卵とトリュフ”は、オプション(+¥1,500)でリクエスト可能です。

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こちらは、軽井沢で誕生した一皿「長野産元来品種のとら豆とあさりの煮込み」

 

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【エネコ軽井澤】
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢雲場2200 ヴィラ・デ・マリアージュ軽井澤内
0570-08-4122  http://eneko.tokyo/sp/karuizawa
ランチ:11:3015:00L.O.14:00)ディナー:17:3022:00L.O.20:00
火曜休 *土日祝は要問い合せ
ランチ、ディナー共にコースのみ。ランチは¥5,000、ディナーは¥9,500(ともに税・サ別)。ワインペアリング(5種類のグラスワイン)¥7,000。日本酒、日本茶のグラスオーダーも可

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取材・文/齊藤素子

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筆者プロフィール:
「モキチ」ことライター齊藤素子。銀座・泰明小学校卒業。OLやギャラリー勤務を経て、1995年『VERY』創刊時にライター稼業を始める。食や旅のページを中心に雑誌やWEBで活躍中。その一方で、世界初の腰痛専門WEBマガジン『腰痛ラボ』では編集長を務める。