騎士竜戦隊リュウソウジャー主演・一ノ瀬颯さん/ 小さい頃憧れていたヒーローに――「変身ポーズは『スーパー戦隊ヒーロー』を実感する瞬間」

7月26日(金)に公開された映画版「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」(テレビ朝日系)。リュウソウレッド・コウ役を演じるのは本作が映画デビュー作となる一ノ瀬 颯さん。


コウ役が決まったときはどんな気持ち?
「事務所から『次のオーディションの話をする』と聞いて呼び出されていたので、落ちたんだなと思いましたね。そんなにたくさんの人が受ける役に受かると思っていなかったので最初は信じられなかった。手汗鼻水が止まんない感じ(笑)。自分が小さいころの憧れの存在だった『リュウソウレッド』になるのかと思うと言葉では言い表せない気持ちでしたね」

 

撮影で大変だったことは?
「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は僕にとっての最初の作品。昨年事務所に所属してから半年しか演技の勉強をしていない状態で臨んだので、『演じる』こと自体もまだ手探りで。演技には正解がなくて何がダメで監督から指摘されているかもわからず、最初は戸惑っていましたが、少しずつ解消できてきているのかなと思います。

僕はもともと声が小さく自信がないタイプなのですが、リュウソウレッド役として絶対直さなきゃいけないなと感じていて。『普段の生活からもコウでいること』を意識していました。明るい声色とか、役に寄せていくという意味で、変わってきている気がします」

小さい頃に好きだったスーパー戦隊ヒーローは?
「初めて観てハマったのが『百獣戦隊ガオレンジャー』ですね。一人で遊ぶときも友だちと遊ぶときも、ずっとごっこ遊びしていました。それだけ自分が好きだった存在に今なっていることが不思議。撮影している場所以外で自分に気づいてもらえると、自分が小さい頃憧れを抱いていた存在になったんだなと感じます」

子どもの頃からスーパー戦隊ヒーローに憧れていた一ノ瀬さんは、変身ポーズへのこだわりも人一倍なのだとか。
「小さいころ観ていた『爆竜戦隊アバレンジャー』とビジュアルが似ているので、変身ポーズは最初見たときから愛着を感じていました。今はすっかり慣れたんですが、他の作品ではポーズをしない分、ポーズをとっているときは『自分はスーパー戦隊ヒーローなんだ』と実感します」


こだわりの変身ポーズを見せてくれた一ノ瀬さん。

「もともと変身ポーズを真似する立場だったのが、真似される側になったのが不思議な感覚。自分がポーズをつくるので、『コウらしさ』を出したくて試行錯誤しましたね。他のリュウソウメンバーと差を出すために、スーツアクターさんとじっくり相談してコウっぽい『荒々しさ』をポーズに活かしています」

 

そんな一ノ瀬さんは、プライベートでは料理好き。家庭的な一面も見せてくれました
「もともと率先して料理をやる方なんです。実は小学校の頃からすごく料理が好きで、家庭科は得意科目でした。時間ができたらもっといろんな料理をしてみたいなと思います」

「得意料理は『牛丼』!(笑)。いちばん自信をもって出せますね。お店のような味を出すのはなかなか難しいんですけど、いろいろと工夫しています」

実は「コストコ男子」!お気に入りのコストコ食材は?
「僕、コストコが好きなんです! 家族でよく行っています。いちばんのお気に入りは特大サイズのピザ。コストコだと安く手に入るし、たっぷりかかったチーズが美味しくて何回も食べてます。他には、プルコギとかも好きです」

そんな一ノ瀬さんが出演する、劇場版「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」は絶賛公開中。

今回の映画の見どころを教えてください !
「小さい子が見て影響をいちばん受けるのがスーパー戦隊ヒーローもの。この作品は、それぞれ魅力的なキャラクターばかりなので、ぜひそこに注目してほしいですね。『絶対に諦めない気持』や『仲間を大切にするところ』など大切なメッセージも込められているので、この作品を見てくれる子どもたちのお手本になれればいいなと思います!」

 

撮影/志波慎寿介 取材・文/鈴木日向