〝レトロ〟な喫茶店が一周まわって新しい!PART2

美味しいごはんを求めて 早朝でも深夜でも行きたくなる

浅草 ロッジ赤石(ロッジアカイシ)

カツ重があればラザニアもあり、明太子ピラフもあるという多彩なフードメニューと、深夜3時までという営業時間は、もはや喫茶店の範疇を超えています。ご近所さんのモーニングから、小腹が空いた観光客、夜食目当てのタクシードライバーまで、いつ誰が訪れてもほっと寛げる懐の深さが街から愛される所以。目移り必至の料理を堪能すべく、いざ浅草へ!

    ふわとろの半熟卵にスプーンを入れると、中はケチャップで仕上げたチキンライス。オムライスはスープ付きで¥900

    こんがりトーストに揚げたてエビフライとキャベツをサンド。ぷりっとしたエビの食感がたまらない。テイクアウトもOK。エビサンド¥1,150

    香りよく炒めたナポリタンは鉄板。常連客からも人気のお薦めメニューの一つ、ナポリタンスパゲッティー¥800

台東区浅草3-8-4 
☎03-3875-1688
営 9:00~翌3時(日祝~翌1時) 
㊡月曜

ピザトースト発祥の地は 1957年に創業した老舗喫茶店

日比谷 café 紅鹿舎(カフェ ベニシカ)

いまではお馴染みのピザトーストは、現オーナーの先代となるお母様が、当時は一般的でなかったピザを気軽に楽しんでほしいと考案したことが始まり。以来、アイデアあふれるメニューはどんどん増え続け、現在は実に240品以上! 味やボリューム、サービスにもてなしの心が行き届いたこちらは、観劇や買物帰りにも立ち寄れる営業時間が嬉しい。

    もっちりと歯切れがよい厚切りイギリスパンに、サラミや玉ねぎ、ピーマンなどを具材にして、こぼれ落ちそうなほどのチーズをのせて。元祖ピザトースト¥950

    クリーミーなマカロニグラタンはトーストとサラダ、ドリンク付きで¥1,550。

    焼きたてさくさくのパイ生地にひんやりアイスとホイップクリーム、チェリーをトッピング。アメリカンチェリーパイ¥1,100

千代田区有楽町1-6-8 
☎03-3502-0848
営 月~金9:30~23:45(フードL.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)、土日祝9:00~23:45(フードL.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
無休

大正時代から受け継ぐ空間で レトロに浸るひとときを

根津 カヤバ珈琲(カヤバコーヒー)

昭和13年に創業、一度は店を畳んだものの、その存在を惜しむ有志によって平成21年に復活。大正5年に建てられた古い町家の風情はそのまま、まるで時が止まったような空間に。名物を残しつつ、新しいメニューも積極的に展開。地元・谷中の店が手掛ける食材や調度品を取り入れて、街並みにそっと寄り添うように人々を迎え入れています。

    ふわふわ卵焼きのサンドウィッチは、旧カヤバ珈琲時代からの人気メニュー。たまごサンド¥500、ミルクセーキ¥500

    谷中よみせ通り沿いの「三陽食品」による手作り寒天を使用。あんみつはお茶付き¥700。

    旧店の味を引き継いだルシアンは、コーヒーとココアをブレンドした優しい甘さのドリンク。和スイーツとともに。抹茶のガトーショコラ¥500、ルシアン¥500

台東区谷中6-1-29 
☎03-3823-3545
営 8:00~18:00(金土~21:00)
㊡月曜(祝日の場合は翌火曜休み)
Instagram:@kayabacoffee

カフェが居並ぶ恵比寿にある 昭和感たっぷりのスポット

恵比寿 喫茶銀座(キッサギンザ)

恵比寿駅のほど近くに、「こんなところに!?」と驚くような古めかしい喫茶店が。食品サンプルを陳列したショーケースにベロア張りの椅子、天井からはミラーボールという昭和の香りがこれでもかと漂うインテリアは、映画やドラマのロケ地に選ばれるほど。昼は気取りのないメニューを取り揃え、夜はダイニングバーとしても楽しめる2つの顔が魅力です。

    チョコレートソースをかけたアイスクリームにウエハース、生クリームでデコレーション。ヴィンテージ感ある食器も◎。チョコレートパフェ¥650、レモンスカッシュ¥550

    11時半から14時までのランチメニューより、目玉焼きを添えた手作りハンバーグはサラダとライス、コーヒー付きで¥900。

    どこか懐かしい佇まいのピザには、やっぱりタバスコがよく合う。ピザ¥500

渋谷区恵比寿南1-3-9 
☎03-3710-7320
営 10:00~17:00、19:00~L.O.22:30
㊡土曜、日曜、祝日

撮影/上田佳代子 取材/首藤奈穂