ボブ向けも!アイロン不要の「おしゃれで楽」なヘアアレンジ⑥【髪が半乾き編】

朝忙しくて、髪を巻いている時間がない!ヘアアレンジするのは好きだけど、アイロンで巻くのが苦手。雑誌で見たあのスタイル、素敵なのに思い通りに作ることができない…。そんなヘアアレンジの悩みを持っていませんか?
それはもしかしたら、「アイロンで巻く必要がない」ヘアアレンジで全部解決できちゃうかもしれません。

今回は、CLASSY.ONLINEの特別連載として「ベースでアイロンで巻く必要がないヘアアレンジ」を全6回にわたって公開します。もちろん、ロングだけじゃなくて、ボブの人だってできるスタイルも掲載!

最終回の第6回目では、「髪を乾かす時間もままならない…!」という緊急事態対策にうってつけのヘアアレンジを紹介します。

ボブ&ロングの人にぴったりの巻かないヘアアレンジを紹介

まずは【ボブ編】からご紹介!こんな人にオススメ

Before
☑肩につくレングスで、ややレイヤーの入ったボブ
☑朝もシャワーを浴びる派
☑寝癖がひどいので、朝かならず髪を濡らす
☑アイロンで巻く暇はない
☑髪を完全にドライしている時間がないときもある

そんな人には、こんなアレンジを!

後ろで3回さっと結ぶ【オールバックハーフアップ】

    Front
    正面から見たときには、オールバックに見えます。時間がなくてドライやブローもできない、アイロンで巻く暇もないという時に、一番バレやすいのは顔周り。すっきりとまとめて、手抜きをしっかりカバーして。

    Side
    トップをでゴムで束ねたハーフアップ。特に、半乾きのような状態では、ボブでは襟足部分のドライが甘くなりがち。トップの髪は束ねて、自然に乾燥ができるような状態になっています。

    Back
    後ろに髪を持ってきて結ぶことを、左右にズラしながら3回行うだけ。シンプルなハーフアップよりも手が込んでいるように見えるし、髪を下ろした状態よりも乾きやすいメリットが。

ヘアアレンジの詳細プロセスを紹介!


    前髪、トップの髪をまとめてゴムで結わいてポニーテールにします。


    結んだゴムを手で押さえながら、指で引き出してトップに高さを出します。放射状に数カ所引き出すのがポイント。


    両サイドの毛を、やや左寄りにゴムで結わきます。1で結んだゴムの結び目を隠すようにすると、オシャレに見せることができます。


    毛束を指で少量引き出して、同様に立体感を出します。こちらもゴムを手で押さえながら、崩れないようにしましょう。


    バックの髪を、やや右寄りの位置でゴムで結わきます。このときも、3で結んだゴムの結び目を隠すようにすることを忘れずに。


    結んだゴムを手で押さえながら、こちらも指で少量の毛束を引き出して仕上げます。

続いて【ロング編】!こんな人にオススメです

Before
☑鎖骨付近のミディアム~ロングヘア
☑朝シャン派
☑毛量が多く髪が乾く時間が長い
☑朝はとくに時間に追われている
☑髪色が暗め

そんな人には、こんなアレンジがオススメです

紐やリボンでくるくると結ぶ【おしゃれポニテ】

    Front
    清楚な印象の、清潔感あるポニーテール。前髪は自然に流れるように、顔周りには一束後れ毛を残した程度ですっきりさせています。

    Side
    ポニーテールの根元部分にはリボンや紐をくるくると巻き付けてあります。アイロンで毛先を巻いていない分、ポニーテールが寂しく見えてしまうため、根元にデザインポイントをつくります。

    Back
    結び目をリボンにしたり、ボリューミーにすると目立ちすぎてしまうので、あくまでも控えめに。ダークトーンの細めのリボンや紐で飾る程度が、華美になりすぎず、デイリーなアレンジにはグッドバランス。

ヘアアレンジの詳細プロセスを紹介!


    全体の髪を耳の位置で結んでポニーテールにします。少し、髪が耳にかかるようにして結ぶとより今っぽい印象に。


    ゴムを手で押さえながら、後頭部に手グシを通すようにして毛束を引き出し、ボリュームを持たせます。髪がぺたんとつぶれやすい人は忘れずにやっておきたいひと手間です。


    細めのリボンをクロスさせるようにしてゴムの結び目から毛先のほうに向かって巻きつけていきます。フェスなどイベントごとの日はインパクトのあるスカーフや、太めのリボンを使ってもよいでしょう。


    結び目は、毛束の内側に来るようにします。結び目を大きく作ったり、リボン結びにすると可愛らしさが出すぎてしまうので、要注意。


    仕上げに顔周りの毛束にヘアミルクなどのスタイリング剤をなじませて、毛流れを整えます。アイロンもブローもしていないと、この部分が目立ってしまうので、気を付けます。

アイロンで巻かないヘアアレンジ、いかがでしたか?時間がない時や、出先でさっと髪をまとめるときに、ぜひ活用してみてくださいね。

今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。

EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)

撮影/奥村浩毅 ヘア/鈴木富美子(EMBELLIR) メーク/宮寺真悠 モデル/武岡真理恵さん<ボブ>(ディベロッパー勤務・32歳)、山岡葵さん<ロング>(看護師・31歳) 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)
※このヘアアレンジは、半乾きの際に行うことを推奨しているものではありません。あくまで、時間がない時の応急処置として提案したものです。髪の自然乾燥は髪を痛める原因につながるのでご注意ください。