【防災対策】被災経験者が語る、あったらよかった女性目線グッズ③ベタつく前髪対策

9月は防災月間。今回は、被災経験のあるママ防災士・イラストレーターのアベナオミさんとフリーライターの阿南志都さんに、被災時にあったらよかった「女性目線の避難グッズ」を教えてもらいました。前回の「すっぴん対策グッズ」に続き、3つめは「ベタつく前髪対策グッズ」です。

教えてくれたのは

ママ防災士・イラストレーター　アベナオミさん

宮城で被災経験あり。長男が1歳のときに東日本大震災を経験。ママ目線の防災対策の大切さを、イラストを通じて広める活動をしている。

フリーライター　阿南志都さん

熊本で被災経験あり。被災時は自宅と車中にて避難。周りの方々へ防災アドバイスなどを伝える活動をすることも。

「洗えない環境の最終手段は〝隠す〞。帽子とマスクで髪も顔もカバー。いざというときに動きやすいキャップがおすすめ」（阿南さん）

カジュアルな服装に合い、ツバが引っかかったりすることのないキャップが避難時に便利。コットンツイルキャップ　¥1,990（UNIQLO）

「洗髪、洗顔ができずわかったのが、前髪がいちばんベタつくこと。髪をアップに、すっぴん隠しできるものが欲しかった」（アベさん）

眼鏡には、色つきのレンズをはめてサングラスとして兼用可能。JINS Switch UMF-19S-262レンズ代込み¥10,000（JINS）

「お風呂も入れないし、髪も洗えない日々が続いて。水不足でも使えるドライシャンプーの救援物資が助かりました」（阿南さん）

ダマスクローズ蒸留水の清浄&保湿効果、ペパーミントの香りですっきり。ザ・プロダクトドライシャンプー115ml　¥1,500（渋谷ロフト）

三つ編みアレンジ

①流したい方向を決め、端の少量の髪をラフに三つ編みにする。

②後ろの髪も一緒にピンで留める。編む髪を少量にすると崩れにくい。

完成！

ねじりアレンジ

①センターの少量の前髪を取り、ねじってピンでラフに留める。

②左右の前髪も同様に留める。少量ずつ小分け、が崩れにくいコツ。

完成！
ヘアピンゴールド、シルバー各10本セット¥300（3COINS）

「時間も心も余裕がないときは、考えずにさっとできるアレンジがおすすめ。気になるベタつきをカバーしながら、きれいにまとまります」（ヘア・メーク　中島由起子さん）

撮影／北川鉄雄　スタイリング／梶本美代子　モデル／梅田陽子　取材／鹿志村杏子　協力／ AWABEES、UTUWA　構成／タカノマイ（Mart編集部）

Mart2019年10月号　とじ込み付録
PINGUと考える女性目線の「防災BOOK」より