30歳になったCLASSY.カバーモデルが初告白!恋愛、家族のこと【オードリー亜谷香】

今年の9月に30歳になったCLASSY.カバーモデルとしてもおなじみのオーちゃんこと、オードリー亜谷香さん。前編では、30歳という節目を迎えて改めて仕事について語ってもらいました。今回は生まれ育ったL.Aと日本、離れて暮らす家族のことをはじめ、オードリーのSNSで登場する度に話題になる彼のことを赤裸々に話してもらいました。30代に突入し、恋愛に関する気持ちも少し変化があったそう。私たちと同じアラサー世代のオーちゃんの話は、共感できる部分がたくさんありました。

いつでも私の味方になってくれる母は、親友

「私のホームタウンはカリフォルニア州のオレンジカウンティ(以下OC)という、L.Aから車で1時間弱の南下したところ。出生は母の故郷の長崎の佐世保ですが、生後間もなくOCに移り住みました。母は独身の頃に佐世保で地元のタウン紙のモデルをしていたこともあり、母は私の『日本でモデルになりたい』という夢をすぐに受け入れてくれました。19歳という年齢で親と離れて暮らすことは、アメリカでは常識。高校を卒業すると、大学や専門学校への進学か社会人としての選択がありますが、どちらも実家から通うという人は少ないのが事実です。だから、私が日本へ移住することを決めたときも、誰よりも心配しそして応援してくれたのは母でした。我が家は父が難病を抱えていて『誰かが困っていたら他の人が助ける』ことが当然。親への反抗期に当たる10代半ばも、家族の結束力は抜群でした。それは父の病気があったこと、そして何より母が怖かったからかもしれません(笑)。19歳のときも門限があって、私は忠実に守っているような子でした。そんなアンダーソン家(オードリーの苗字)のファミリールールがあったからこそ、恋愛に目を向けがちな10代も、自分の夢を着実に見つけることができたのだと思っています。離れて暮らす今こそ門限はありませんが(笑)、人に対してのマナーやダメ出しをしてくれるのもやっぱり母。いつでも本音で私と向き合ってくれる母に「あのページ可愛かったね」と言われると、ステップアップした気持ちになります。大人になり、母と2人や弟を交えて海外へよく旅行するようになりました。それは、私にとってかけがえのない時間であるのと同時に、親孝行のひとつ。離れて暮らすからこそ、密着できる旅行で近況報告とともにお互いにリフレッシュ。次はどこへ行こうかな? そんなことを考える時間も無趣味の私の唯一の趣味かもしれません。永遠にチャーミングな母は、私もこんな母親にいつかなりたいという別の夢を見させてくれます。

30歳手前は、焦りや見えないプレッシャーを勝手に感じていました

「10代は『夢』を作り、20代は『目標』を達成し、迎えた30代は未知。仕事への意欲は別として、プライベートを考えると20代よりも人生に関わる大きな選択がたくさんあると思うんです。だからこそ、30歳目前は何かを変えないといけないのではないかと、自分自身にプレッシャーをかけてしまいました。元々のめり込むような趣味はあまりないので、気分転換したいときは映画を見たり、お菓子作りをしたり、、、。旅行は好きだけれど、思い立って行けるものではないから、旅行という手段でプライベートに変化を起こすには非現実的。そこではじめたのが『瞑想』です。アメリカでは、ヨガと同じくらい日常に取り入れられるスタンダードな心のリセット方法。最近では正しい瞑想方法を教えてくれるアプリもあり、初心者の私はそれを頼りに挑戦しています。雑念が払いきれずまだまだですが、上手にできたときは心身がスッキリするんです。そして、今のタイミングで瞑想をはじめたことにも意味があるんだと思っています。人生はタイミング。少しでも気になることがあれば、そのワクワクする気持ちに繋がるアンテナは将来に続く可能性があるし、どんなことでも挑戦すればいいのかなと思えるようになったんです。なぜか30代って、20代よりも世間の目を気にしがち、そのせいで焦ってしまったり、本音とは違う方向に行く可能性もあるけれど。落ち着いて考える時間を作ることで、自分らしくいればいいという答えに辿り着きました。

今までも、これから先の将来を考えたときにも欠かせない存在

「東京生活は11年。そのマイナス1年がアメリカに住む彼とのお付き合いの年数、つまり今年で付き合って10年!彼は母と同じくらい私のことを真剣に想ってくれる存在。上手く行くことが少ないと言われがちな遠距離恋愛でも、お互いに信頼し合えるからお付き合いして10年という節目を迎えることができました。これまでのことを考えると、長距離ということをマイナスに考えないで、逆に距離があるからこそ『記念日』を大切にしたり、嬉しいことも悲しいことも1番に報告したい存在になった気がします。お互いに旅行が好きで、ほかの国もたくさん訪れたいという同じ夢を共有できていることもいい刺激に。私の『死ぬまでに買いたいものリスト』を教えても、そのお買い物欲求に引かないところも好き(笑)。30歳を機に結婚について、まわりの友人にもよく聞かれますが、私自身、結婚よりも出産というキーワードがチラつくようになりました。女性の体は繊細。もしも本気で子どもが欲しいのであれば30代のうちにきちんとそのことについて向き合うことは大切。彼とはお付き合い年数が長い分、人生設計をともに話し合える仲なので、漠然とですが『このくらいまでに子どもがいたらいいよね』など最近話すようになりました。いまは東京での仕事が充実している私の様子を見て、オードリーが納得できるまでやり切ったらと私の気持ちを受け止めてくれる彼に感謝しています。まだわからないですが、色々な節目を迎えるであろう30代、その変化を彼と迎えることができたら幸せだし、そう思えるパートナーに出会えたことは私の元気の源です」

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モデル/オードリー亜谷香 撮影/SHARK ヘアメーク/森野友香子(Perle Management) スタイリング・取材/井田理恵 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※オードリー着用分すべて(スタイリスト私物)