ピリピリ、皮むけ、ガサガサ。慶田朋子先生が解説<重症度別>【40代のゆらぎ肌】の正しい治し方

肌がゆらぐ人が増えています。一年の中でも、特にピリピリ、カサカサしやすいのが、急激に湿度が下がる今の季節。バリア機能の低下が主たる原因ですが、立て直しの一番の対策はやっぱり正しい保湿!ゆらぎ肌の重症度別に、効果的なアイテムを紹介します。

Q1. 乾燥シーズン、ゆらぎやすくなるのはなぜ?

夏の紫外線ダメージで肌が乾いているのに加え、大気の湿度も急激に低下する冬の始まり。バリア機能が低下し、乾燥するだけではなく、普段は大丈夫なものに関してもかぶれやすくなり敏感になります。重症であればクリニックで診察してもらい、適切に治療すべきでしょう。その手前、ピリピリする、多少赤みがある程度であれば、スキンケアを見直すことでよくなる可能性があります。バリア機能が弱っているときは、こっくりと重めのテクスチャーで水分と油分を補充し、肌に蓋をするものがベター。とにかく肌の保護を徹底して。よくなったら、徐々に普段のスキンケアに慎重に戻しましょう。

Q2. 肌調子が落ち着いて一歩踏み出したい!踏み出すべきタイミング、ステップアップの注意点は?

変えるときは、まずは1品だけチェンジすること。いきなり複数の化粧品を変えてしまうと、万が一肌が荒れてしまったとき、どれが肌に合わなかったのかが分からなくなってしまいます。変えた化粧品が、肌に刺激がないことが分かれば、最初は1日、次は3日というように少しずつ使う日数を増やして。季節の変わり目や、生理前の期間など、特に敏感になりがちなタイミングでは避けた方が無難。

Q3. ゆらいだら〝保湿一点主義〟にするべきなのはどうして?

ゆらぎ=バリア機能の低下。バリア機能の向上には保湿が最重要です。あれこれ使うと余計な成分が刺激となり、ゆらぎが悪化する可能性も。肌内部で炎症が起き、色素沈着といった別のダメージにも繋がりかねません。

忙しい診療の傍ら、正しいスキンケアの啓発に努め、各メディアでも大活躍。スキンケアに関する著書多数。ご本人もアトピー肌で、ゆらぎがちな肌に対するアプローチは信頼が持てます。

教えてくれたのは……銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生

【重症度★★★】肌がピリピリ、粉を吹くくらい悪化したときには……浸透させずに膜を張る!【こっくりバーム】でお肌にばんそうこう

肌に成分を浸透させるより、保護膜を形成することが大事。バームなど重めのテクスチャーのものがベスト。アレルゲンへの接触リスクを下げるため、低刺激で成分数が少ないシンプル処方のものにしましょう。

左から、見えない絆創膏のように、ささくれだった角質を瞬時に接着し、オイルの擬似バリアを長時間形成してくれます。dプログラム バーム QQ¥1,600(資生堂)、プロポリスエキス配合。肌フローラを整えるスキンケア機能もプラス。エッセンスハーブバームクリーム¥3,800(MIMC)、高精製ワセリンがうるおい保護膜を作り、肌荒れやニキビを予防。イハダ 薬用バーム[医薬部外品] ¥1,350(資生堂薬品)、天然植物オイルがベースのオーガニック高保湿美容バーム。クナイプビオオイル バーム 50g ¥1,200(クナイプジャパン)

【重症度★★】肌がごわついて普段のスキンケアがしっくりこないときには……スムーズに伸びる【オイル】で肌を柔らかく。酸化しにくいものを

肌がごわつき、スムーズにスキンケアが入っていかない。そんなときには、皮脂に近く、角質に馴染みやすいオイルが最適です。鮮度や添加物に注意して選択を。肌負担なく塗れるよう、伸びのよさも選びのポイントに。

左から、オメガ3、オメガ6を多く含む植物オイルをフレッシュなままカプセルに。オーガニックオメガチャージ(50回分) ¥15,000(MIMC)、敏感肌にも隅々まで馴染み、シワを改善。アヤナス リンクル O/L コンセントレート¥6,500(ディセンシア)、「奇跡の木」と呼ばれるニームのエキスとオイルのダブル効果で肌機能を底上げ。ニーム オイルインセラム¥16,000(SHIRO)、モルティエレラ油、ローズヒップ油を組み合わせ、肌への優しさを重視。プロメディアル エクストラモイストオイル¥3,000(ロート製薬)、スピノサスモモ花エキスを配合。敏感になった肌を落ち着かせ、肌機能を整えます。アーモンド フェイシャルオイル¥3,200(ヴェレダ・ジャパン)

【重症度★】赤みが出てかゆい!ついこすりたくなっちゃいそうなときは……摩擦を最低限に抑えられる【オールインワン】で水分をチャージ

ピリピリやかゆみ、ゆらぎの初期サインを感じたら、スキンケアをなるべくシンプルにして。成分数を少なく抑え、あれこれ重ねるときの摩擦を避けられるオールインワンを。特に水分と油分のバランスがよいものをチェック。

左から、肌と同じラメラ構造のゲルがバリア機能を強化。FTC ラメラゲルスーパーモイスチャーFC ¥4,200(FTC)、細胞にエネルギーを与え、環境ストレスから保護。タイムマネージメントエッセンス¥5,500(oltana)、バリア機能低下のメカニズムに着目。肌環境を整え保ちます。ME センシティブe ¥5,500(イプサ)、独自成分パントエア菌LPSが肌の自活力をアップ。フィトリフト オールインワンジェル¥4,600(Jコンテンツ)、驚異の保水力を誇り、擬似バリア膜を形成する「サクラン™」を配合。フイルナチュラント エクスバリアリペア ゲル AL ¥4,000(ドクターフィル コスメティクス)

あれこれ塗るのすらイヤ……そんなときは〝飲む保湿〟で内側からうるおわせて

塗る保湿アイテムだけでなく、最近注目が集まっているのが「飲む保湿」。特に、トクホなどエビデンスが認められたものは要チェック。集中的に飲み、体内からもうるおいを補って、ゆらぎやすい肌を立て直しましょう。

肌水分量を高めるクロロゲン酸類を配合。機能性表示取得。ソフィーナ iP クロロゲン酸 飲料EX 10本入り¥3,800[編集部調べ] ※11月9日発売(花王)

日本初、肌の水分を逃しにくくする機能が確認された特定保健用食品。飲みやすい味で早くも人気に。オルビス ディフェンセラ 30日分 ¥3,200(オルビス)

2019年『美ST』12月号掲載 撮影/鈴木希代江(人物)、河野 望(静物) モデル/仁香 ヘア・メーク/丸山智路 スタイリスト/菊地ゆか 取材/吉田瑞穂 編集/浜野彩希

美ST