花粉症対策レシピ「レンズ豆とチキンのレモン煮」|週刊おうち薬膳

立春を迎え、春の訪れが近づいてきました。そして、いよいよ始まる花粉症の季節!早めの対策で少しでも軽快に乗り切りたいものですよね。2月の「週刊おうち薬膳」では花粉症対策ができるレシピをご紹介します。

今回はヨーロッパや中東では定番の「レンズ豆」を使った煮込み料理。レンズ豆は調理がものすごく簡単!乾燥豆なのに浸水や下茹で不要なんです。わずか15分でほくほくの食感に♪体内の湿気をとってくれるので、花粉による鼻水や涙がつらい方におすすめです。

レモンの香りさわやか!

レンズ豆とチキンのレモン煮

◉材料(2~3人分)

鶏もも肉……1枚(約300g)
レンズ豆(乾燥)……80g
※今回は皮なし(オレンジ色のもの)を使用。皮あり(茶色)でも同様に作れます。
レモン……1個
人参……1/3本
セロリ……1/2本
玉ねぎ……1/4個
薄力粉……大さじ1
コンソメ(顆粒)……小さじ1
オリーブ油……大さじ1
塩、粗びき黒こしょう……適量

◉作り方

①人参と玉ねぎはみじん切りにする。セロリは筋をとり2~3ミリ幅に切る。レモンは皮を良く洗い、半分は果汁を絞り、もう半分は半月の薄切りにする。レンズ豆はさっと洗い水気を切る。

②鶏肉は余分な脂身を落とし一口大に切る。塩、黒こしょうを振り、薄力粉をまぶす。

③鍋にオリーブ油を熱し2を皮面から入れる。強めの中火で焼き、両面焼き色がついたら取り出す。

④3の鍋に人参、玉ねぎ、セロリを入れ中火で5分炒める。鶏肉を戻し、水1カップ(分量外)、コンソメ、レンズ豆を加え、沸いたら蓋をし時々混ぜながら弱火で15分煮る。

⑤レモン汁、レモンの薄切りを加え1分加熱する。塩で味を調え、皿に盛る。

 

◉レシピのポイント

・スライスを入れるのでレモンは国産を選びましょう。なければ果汁のみを使っても大丈夫です。※その場合、果汁は大さじ1程度

・スライスの皮からは苦味がでやすいので1分だけさっと煮ましょう。

・余ったらカレーやスープにリメイクしてもおいしいです。

◉キー食材のおさらい

・鶏肉…防衛力アップ
・レンズ豆…体内の余分な湿気を取る


◎花粉症
春先の花粉症は、春の激しい風の動きとともにやってきます。2月4日に立春を迎えましたが、春の症状は毎年「春一番」が吹くように「激しく、舞い上がり、変わりやすい」のが特徴。なので、人の体内でも病症は上がりやすく、涙や鼻水、のど、頭痛など主に頭部に症状が表れます。

◎花粉症対策のごはん
そんな花粉症の対策は、体の防衛力をたかめること、水の流れを整えることが大切です。そんなキー食材をつかったおうちごはんをご紹介します。


 

◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen