家にある生米で、もちもちふわふわのパンが焼ける!と話題騒然の、リト史織先生考案「生米パン」。今回は、朝ごはんに食べたいと思ったらすぐつくれる、発酵いらずのクイックレシピをご紹介します。とても楽ちんなのに、味は本格派なんです!
担当編集もうなった!
毎日でもつくりたくなる味
「もともと料理が苦手でしたが、生米パンに出会ってからというもの、10日に一度は焼くように! はじめてつくったときは、少し餅っぽいと感じましたが、それはそれで美味しく、一気に食べきってしまいました」(編集F)
30分でつくれる「クイックブレッド」レシピ
【材料】……1/3斤食パン型(16.5×6.2×6 ㎝ ) 1台分
● 米 … 115g(浸水済150g )
● 油 … 20g(大さじ1/2)
● メープルシロップ … 8 g(小さじ1)
(または砂糖5 g +水5 g)
● レモン汁 … 5 g(小さじ1)
● 塩 … 2 g(小さじ1/2弱)
● 水 … 70g
● ベーキングパウダー … 4 g
【1】米を浸水させる
軽く洗った米をボウルに入れ、水1カップ程度(分量外)を加えて2 時間(冬場は3 時間)以上浸す。
* 心配な人は冷蔵庫で。1~2日に一度水を替えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。
【2】米の水けを切る
米をざるに上げ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
* 水けが残っていると生地がやわらかくなりすぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。
【3】型にオーブンシートを敷く
オーブンを180℃に予熱する。
【4】ミキサーで攪拌する
ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~4回くり返す。途中、ミキサーの側面に飛び散った生地を、ゴムべらでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。
* 長時間連続してミキサーを回すと、生地の温度が上がりすぎることがあるので注意。
【5】ベーキングパウダーを加えて混ぜる
生地をボウルに取りだし、ベーキングパウダーを加えてゴムべらで手早く混ぜる。
*次の作業で生地を流し込む際に手早く作業できるように、生地をボウルに移してから混ぜる。ゆっくり行うとふくらみが悪くなる。
【6】オーブンで焼く
型に生地を流し込み、表面全体に行きわたるくらいの霧を吹いてから、オーブンで30分、こんがり焼き色がつくまで焼く。
「クイックブレッドは、つくったその日に食べましょう。急な来客のときなども、すぐできるのでおすすめですよ」
◆リト史織先生の生米パン基本レシピはこちら
基本レシピをアレンジ!野菜のカラフルパンレシピ
【材料】(緑色のほうれんそうブレッド)
A
●ほうれんそう(2~3cm長さに切る)…15g
● 米 … 115g(浸水済150g)
● 油 … 13g(大さじ1)
● メープルシロップ… 8g(小さじ1)
(または砂糖5 g+水5g)
● 塩 … 2g(小さじ1/2弱)
● 湯(約50℃)…60g
酵母… 3g
(インスタントドライイーストの場合は2g)
【作り方】
上記の「リト史織先生の生米パン基本レシピ」のつくり方と同様
パンづくり初心者さんも楽しくつくれる、生米パン。時間のあるときは基本レシピで、気分をかえたいときはアレンジカラフルパンに、時間がないときはクイックレシピをぜひ試してみてくださいね。
リト史織(しおり)さん
ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP
リト史織先生のレシピ本もチェック
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撮影/北川鉄雄 取材・文/岡田夏子