「新じゃがのヤンニョム炒め」免疫力アップ!|週刊おうち薬膳
新型ウィルスの影響で感染症が心配なこの時期。大切なのは免疫力を上げること。食事や睡眠など普段の生活を見直して、病気に負けない身体づくりを目指しましょう。
3月は「免疫力を高める」薬膳レシピをお届けします。今回は春先に収穫したての「新じゃがいも」を使ったレシピ。貯蔵や乾燥もしていないので、皮は薄く実もみずみずしい旬の味わいを楽しめます。皮むき不要なので忙しい日のもう一品!にも最適です。
「新じゃがいものヤンニョム炒め」
◎材料(3~4人前)
新じゃがいも 3個
A コチュジャン、水 各大さじ1と1/2
A みりん 大さじ1
A 砂糖 小さじ2
A しょうゆ 小さじ1/2
A おろしにんにく 少々
片栗粉 小さじ2
ごま油 大さじ1
白いりごま 適量
◎作り方
①新じゃがいもは皮をよく洗い芽を除き、ラップで包む。Aを合わせておく。
②じゃがいもを600Wのレンジで4~5分、竹串がすっと通るまで加熱する。ラップを取って粗熱をとり4等分に切る。
③ポリ袋に片栗粉とじゃがいもを入れてまぶす。同じフライパンにごま油を熱し、じゃがいもを切った面を下にして強めの中火で焼く。全体がカリっと焼けたら皮面も焼く。
④フライパンの火をとめ、粗熱が取れたらAを入れる。煮詰めながら絡める。皿に盛り、白いりごまを振る。
◎レシピのポイント
・じゃがいもは皮ごとレンジ加熱することで、しっとり仕上がります。
・調味料を入れる前はフライパンの粗熱をとりましょう。熱々のまま入れてしまうと焦げつきやすくなります。
◎今回のキー食材
・じゃがいも…パワー(気)を補う
・ネギ…免疫力を高める
◎体を守る「気」 -バリアを強く保つ
人が病になるとき。それは体を守ってくれている「抵抗力」が病気の原因に負けてしまうときです。中医学ではこの抵抗力を「正気(せいき)」と呼び、気を補給する食べ物(主に米、イモ類、肉、魚 など)で補給できるとされています。気が足りていないと以下のような症状もみられます。
・疲れやすい
・ため息がでる
・汗をかきやすい
・食欲がない
・声に力がない
当てはまる方は正気が弱まり、病気になりやすい状態かも。しっかりと食べて病気にならない抵抗力をつけましょう。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen