Mart読者に聞いてわかった「小1の壁」への不安解消法5選

送り迎えなしに一人で通学できるのか、授業についていけるのか、そして、自分の仕事は続けていけるのか……。子どもの小学校入学時に誰もが突き当たる「小1の壁」。
消えることのない、「小1」への不安の解消には準備が大切。先輩ママがやってよかったという、5つの対策をご紹介します。

「小1の壁」への不安解消法

1.まずは通学路と交通ルールを確認


「入学前に歩いて小学校へ行き、危険な曲がり角を一緒に確認」(埼玉県在住・鈴木伸恵さん)、「幼稚園の年長のころから、届いたランドセルを背負って通学路を散歩。ランドセルの感覚も体で覚えるように」(東京都在住・横内梓実さん)など一人で出かけたことがない子は特に、通学路を歩く練習を。車道と歩道の境界線や飛び出し注意の交差点を教えるなど、交通ルールも学ばせて。重くて小1には歩きにくい、ランドセルに慣れる練習も有効。

2, 不審者対策などや困ったときの対策を


「ランドセルに防犯ブザーをつけました」(東京都在住・馬場 綾さん)、「鍵を忘れたときのフォローを、近所の方にお願いしておい た」(神奈川県在住・本田江里香さん)。知らない大人に話しかけられた、家に入れない、ママに電話したいなど、困る場面はさまざま。交番や児童館など、相談できる場所を教えたり、近所で〝駆け込み寺〞になってくれる家を探したり、 もしものときに助けを求められる場所を決めるのも一案。防犯グッズの活用も。

3,帰宅後のルールをしっかり決める


「おうちでのタイムスケジュールをつくり、ママがいなくてもピアノの練習をするリズムづくりを」(東京都在住・中島奈都さん)、「上履きを洗ってみるなど、自分でやらないと困ることを覚えさせた」(東京都在住・萱沼綾華さん)。ママが家にいても、一人で留守番をする場合でも、自立を促せるようなルール決めが大切。明日の持ち物を直前に聞いて困ったという経験談も多いので、必要なものを早めにママへ伝えたり、自分で支度を考えたりできるように習慣づけましょう。

4.連携のとれるママ友を確保


「急な持ち物とか、子どもの説明ではわかりにくいところを聞けるママ友と情報共有」(東京都在住・倉持彩乃さん)、「フルタイム勤務だったので、自分がいないときにお願いができるよう、ママ友との関係性づくりに努めた」(宮城県在住・木村里美さん)。小学校で使う道具や準備を経験からよくわかっている先輩ママ、クラスの様子を我が子以外の視点から聞ける同級生ママのどちらも心強い存在です。ちょっとしたことを気軽に聞けるような関係性をつくっておくと安心。

5.親・夫・ファミサポなどの力を借りてフォロー体制をつくる


「夫婦で早く帰ったほうが夕食の準備をしたり、洗濯物をたたんだりと、できるほうが家事をやるルールに」(神奈川県在住・島田有紀さん)、「風邪などの病気で帰宅するときは、仕事がある私に代わっておじいちゃんに迎えに行ってもらうようにした」(千葉県在住・島田千尋さん)。働くママは特に、自分一人で完璧にやろうとするのは無理な話。急に学校から呼び出されたら、学童のお迎えの時間に間に合わなくなってしまったら……いろいろな事態に備えて、事前に家族で連携を。

こんな対策も
「習い事は友達と一緒に行って もらいました」(東京都在住・小泉優子さん)
「スマイルゼミで学校の勉強を先取りしました」(東京都在住・伊藤 翠さん)
「朝の内にやることを終わらせておく習慣に」(埼玉県在住・星 千枝さん)
「ご近所や近くの会社の人にあいさつに行き、 連絡先を渡しました」(埼玉県在住・鈴木伸恵さん)

【この記事もおすすめ!】
無理なく学費に備える「貯金」と「投資」のバランスとは?
人気FP横山光昭さんが教える!学費の貯め方ポイント6
【働くMartミセス】専業主婦歴10年の経験が活かされたこととは?
【働くMartミセス】相手に“寄り添う”仕事が、自分の世界を広げるきっかけになった

撮影/志波慎寿介 イラスト/熊野友紀子 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵

Mart2020年3月号
パートもフルタイムも絶対悩む「小1の壁」に当たって砕けないためには? より