「詰め替えは思いきってしない」がラク家事収納のコツ

整理収納のプロの例をヒントに、家族にとって本当に使いやすい収納アイデアをご紹介するシリーズ。
今回は、洗剤や調味料の「詰め替え」の見直しを、整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わりました。

もともとのパッケージのほうが 使いやすいしパッと見分けられます

●調味料編

【Before】以前は…ラベルの確認が面倒なひと手間に

「英語のラベルを瞬時に読み取れず、色が似ている日本酒とみりんを間違えそうになることも。確認する手間が増え、料理に時間がかかってしまいます」

【After】

忙しいときも ひと目で中身がわかる!

効率よく料理ができるように、冷蔵庫の中もひと工夫。調味料はあえて中身を詰め替えずにそのままのパッケージを使うようにしたら、取り出しやすく帰宅後も時短に。

●洗剤編

【Before】以前は…洗剤と柔軟剤を間違えそうに

「詰め替え容器を並べて置くと、夫が洗剤の種類がわからなくなるため、純正品の洗剤のキャップを目印代わりに置いていました……」

【After】

家族もストレスなく 家事ができる

純正品のキャップは、目盛りも見やすく量が確認しやすい。液だれもしにくく、注ぐときのストレス減。見慣れたいつものパッケージを並べたら、家族も使いやすくなりました。

それでも「かわいいパッケージがいい!」という方に…

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SNSでも話題の「洗練された香り」を追求した柔軟剤。詰め替えずにそのまま使ってもおしゃれな雰囲気に。レプリカノーツ ファブリックソフナー各¥665(マツモトキヨシ)

水谷家の自動発注システム:パッケージのままなら買い出しも家族に頼めます

日用品のストックは、買い足しが必要なものをパパと共有するために、使い切った商品パッケージを、玄関の棚に入れたボックスにまとめて保管。

ドラッグストアへの買い物はパパ担当。中身を出して写真に撮り、買い物のときのリスト代わりに使うそう。買い間違いも防げます。

教えてくれたのは……
整理収納アドバイザー・水谷妙子さん

無印良品で商品企画とデザインに携わったのち独立。片付けサービスや講座を開催中。フォロワー4.6万人超のインスタグラムも話題。3月16日、監修本『自然と片づく部屋になる!長続きするラク家事収納術』(文友舎ムック)が発売に。

撮影/中林 香   取材・文/丹下紋香 構成/富田夏子

Mart2020年4月号
ストレスが消える新常識、発見! 〝見える化″でもっと! ノーリバウンド収納
Part2 プロがお手本! その〝常識″見直すと暮らしがラクに!より