絶対に喜ばれる、最高の手土産3選【スタイリスト・曲田有子さん推薦】

今回は、スタイリスト・曲田有子さんに、おすすめのお持たせをお伺いしました。

    【激レア】
    ドースイスピーガのポルトガル菓子

    「売り切れてしまうことが多いので、いただけたら感謝。伝統的で素朴なお菓子は、とっても愛らしい!」

    神保町の細い路地に佇む小さなお店。ガラスケースには、サクサク生地にトロけるクリームのエッグタルトから、500年前のレシピを紐解いたカステラ、ある村だけに伝わる郷土菓子など、現地でも珍しいものまでが並んでいます。店主はポルトガル北部に住んでいたことがある髙村美祐記さん。「頑張っている人たちに食べてほしい」と朝早くから作るお菓子は、きちんと甘くて卵のコクがある味わい深さが魅力。ワインと合わせて、大人のおやつにしても。

    左上から時計回りに〉カステラチーズ¥160、トーレスノーヴァスのいちじく¥350、たまごのプリン(1/4カット)¥490、リス川のそよ風¥280、パステル・デ・ナ タ ¥250、アルファローバとココナツのお菓子¥290(すべて税込み)

    ドースイスピーガ
    東京都千代田区神田小川町3-2 サツキ会館1F
    月~金7:00~18:00、土曜・祝日8:00~15:30 ㊡日曜、末尾に1が付く日

    【女子ウケ】
    亀末廣の京のよすが

    「どの季節も美しく、すべて買い求めたくなるほど。開けたときの感動! 日本の伝統の素晴らしさを感じます」

    804年に創業、御所にもお菓子を献上していた老舗の一品。四畳半の茶室を模した杉箱の中には、
    干菓子や半生菓子、有平糖、落雁で描かれた四季折々の情景が美しく広がり、感嘆の声をあげずにはいられません。桜をモチーフにした琥珀糖、木の芽が香る求肥餅、松露の花見団子など、春の訪れを堪能できるものをはじめ、季節の移ろいによって内容が変わっていくのも楽しい。烏丸御池に構えた店舗でのみ購入できる銘菓は、京の風情を伝えてくれます。
    ¥3,700(税込み価格)

    亀末廣
    京都府京都市中京区姉小路車屋町角
    ☎075-221-5110E8:30~18:00 日曜祝日休み※電話注文での取り寄せも可能。

    【超王道】
    ローザー洋菓子店のミックスチョコレート

    「どれにしよう?と選ぶのが最初のお楽しみ。そして、どんな味かな?と一口で頬張るのが次のお楽しみ(笑)」

    まろやかなコーヒークリームや甘酸っぱい杏ジャム入り、ウイスキーやラム酒があふれるボンボン、ヌガーにタフィーなど、バラエティに富んだロシアチョコレートが詰め合わせに。パールホワイトの缶を開けると姿を現す、色とりどりに包まれたチョコには目移りすること必至! 1954年の創業時から変わらない包み紙には、レトロなイラストや文字などが描かれていて、一粒食べるたびに広げてみたくなります。ノスタルジーに満ちた一缶をどうぞ。¥3,800(税込み価格)

    ローザー洋菓子店 
    東京都大田区田園調布2-48-13 ☎03-3721-2662E10:00~18:30 日曜、祝日休み

スタイリスト / 曲田有子さん
テーブルコーディネーターの先駆者・クニエダヤスエ氏に師事。1992年に独立後、料理や雑貨のスタイリストとして活動。多くの書籍や雑誌、広告などで、センスが光るスタイリングを手掛ける。

撮影/安井真喜子  取材/首藤奈穂