絵本の次に選びたい「児童書」①佐藤亮子さんおすすめ!学びの楽しさにふれる本(前編)

読解力や考える力が伸び、絵本から児童書へ移る時期の本選びはとても重要! そこで、独自の子育て論に定評がある親御さんの視点や、子どもの本を提案する書店員さんの視点からおすすめの本を4回にわたってご紹介します。

今回ご紹介いただくのは

教育アドバイザー 佐藤亮子さん
英語教師として勤務し、結婚後、奈良県に移って専業主婦に。三男一女を東大理科Ⅲ類合格へ導いた母として、育児・教育法に注目が集まる。明朗快活な子ども好きの情熱家。

《佐藤ママに教育ノウハウを学べるサロン》
会員制コミュニティクラブ「佐藤亮子のニッコリ教育サロン」を運営。お悩みに回答する動画配信、少数限定のオフ会、チャットでの交流会などでママを応援。
https://satoryoko-salon.jp/

興味深いビジュアルや感想の意見交換で“自分ゴト”に

子どもの本を選ぶときは、イラスト、色使い、写真、わかりやすい説明などに興味を持ち、体験として捉えられるものに。私は子どもが大きくなっても読み聞かせをし、声色の緩急やページをめくるときの演出など、自分も楽しんでいました。そして、読後は感想を意見交換。すると、読書が〝思い出〞や〝体験〞になり、深く心に刻まれます。
我が家は長男と長女が7歳違いですが、年齢によって分けることはなし。それぞれの年齢で感じること、視点を話し合いました。
小学校ではいくつもの教科を学ばなければなりませんが、授業やテストのための読書では面白くありません。頑張らなくても「いつの間にか壁を乗り越えていた」と思えるくらい夢中になり、〝自分ゴト〞にできる読書習慣が大切。楽しく、早めに取り掛かれば、自然と点数に結びつきますよ!

\児童書選びのポイント/

Point1:イラスト・色使い・内容のわかりやすさが大切。
Point2:努力しなくても楽しい!と思えるものを選ぶ
Point3:難しい基礎知識はマンガでアプローチ

佐藤亮子さんおすすめ!
学びの楽しさにふれ、知らないうちに実力がつく本

『るるぶ 地図でよくわかる 世界の国大百科』JTBパブリッシング ¥1,400


各国の見どころや特産品、グルメを写真やイラストから学べる、旅行ガイドブックの学習地図帳。「このシリーズは、私が子どもの社会学習で『るるぶ』を教材にしていたのでおすすめ。本や会話に世界の国名が出るグローバル化した現代で、必要な知識を楽しく学習。日本以外の国を知ることは、日本への理解をより深めることにも」

『るるぶ 地図でよくわかる 都道府県大百科』JTBパブリッシング ¥1,300


47都道府県の主なスポット、世界遺産やご当地グルメを写真で紹介。地理学習に欠かせない、山、川、平野、産業や気候もイラストマップなどで解説。「地理を学べる環境をつくるため、地図帳は常に身近なところに置いていました。この本の地図は県境の色などに工夫があり使いやすく、ご当地グルメの写真からも興味が刺激されます」

『小学生のまんがことわざ辞典 改訂版』金田一春彦、金田一秀穂/監修 学研プラス ¥1,000


中学入試に役立つことわざ、故事成語、四字熟語、慣用句の計600を、4コママンガで覚えられます。「深い意味を持ち、国語の読解力には必要なことわざですが、活字ばかりの本で『覚えなさい』と子どもに言ったら、苦痛になってしまうことも。でもこの本なら、ペラペラめくって気になったところから読めば、楽しく自然と身につきます」

写真やイラストが豊富でわかりやすく、小さなお子さんでも興味をもって覚えられそう。次回も佐藤さんおすすめの児童書4冊をご紹介します! お楽しみに。

※表示価格は本体価格です。

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撮影/相澤琢磨(光文社写真室) イラスト/ itabamoe 取材・文/鹿志村杏子  構成/Mart編集部

2020年6・7合併号
絵本の次に選びたい「育つ児童書」 より