コロナショックにも負けない!アラサー女子のお金の増やし方マニュアル

老後2000万円問題」が話題になり、さらにコロナショックで「お金」への不安が増していく今日この頃。でも、今は誰でも楽しく簡単にお金を増やせる仕組みがたくさんあるんです。先行き不透明な時代だからこそ、お金についての知識も意識もアップしていきましょう!

まずは、アラサー世代が感じているお金についての不安や疑問を解決!

    Q.お金について漠然と不安はあるけど何をすればいいかわからない!
    同じ収入でも資産運用の知識次第で資産に倍以上の差が出ることも。今は預金だけではお金が増えない時代なのはご存じのとおりです。むしろ景気の変化によってお金の価値が減る可能性も。資産運用の知識がある人とそうでない人とでは同じ収入でも倍以上の資産の差が出る可能性もあります。まずはお金の情報に対して敏感になることを心がけて。

    Q2.そもそも、お金が全然貯まりません…⤵
    先取り貯蓄が絶対おすすめ!月3000円からでも貯蓄の習慣を。工夫がないと人は貯金できないもの。先取り貯蓄は貯蓄上手な人が必ずといっていいほど行っている秘訣です。楽しみながら貯金できるアプリなども利用し、月に3000円から始めて、1万円、3万円と徐々に貯蓄額を増やしてみましょう。※こちらも詳しくは後編で。

    Q3.「老後2000万円問題」が話題だけどそれで足りるの??
    老後に必要な金額は人によります 自分はいくら必要か把握することが大事。老後に必要な金額は2000万円以下で大丈夫な人もいるし、足りない人もいるかもしれません。大事なのは自分が老後にいくら必要か把握すること。まずはねんきんネットで自分の受け取れる年金の額を確認。【自分の生活費−受け取れる年金の月額×30年分】で試算してみましょう。ちなみに「夫婦二人で2000万円」というのは、この試算で【生活費-年金】の差額が月5.5万円×30年で算出した金額です。なお老後に不足しそうな額を投資で補うという考えは危険です。あくまで元本で増やしましょう。

これだけは知っておくべき!〝お金の増やし方〟超基本の知識

「投資をしてみたい」と思ってはいても、見慣れない用語が多くて尻込みしてしまう人も多いのでは? まずは投資を始めるにあたって最低限の知識を身につけましょう。

写真:CLASSY.2019年2月号より

💡覚えておきたいお金の基本知識5つ
①「長期・積み立て・分散」投資をする時のルール
②投資をする時の〝リスク〟順位
③株価が暴落した時の対処法
④意外とバカにならない手数料などのコストはどうするべき?
⑤投資を奨励するNISAなどの制度

貯金が苦手でもストレスなくお金が貯まる方法

    毎月必ずかかる固定費を見直してムダな支出を減らす!
    支出を減らしたいなら、まずは毎月必ず出ていく固定費の見直しを。住居費、通信費、保険の3大固定費のほか、最近はサブスクリプション費もかさみがちなので要チェック。光熱費も自由化され検討の価値あり。通信費も携帯を格安SIMにすれば月数千円の支出減も可能です。保険は掛け捨ての保険を払いすぎていないかを見直して。目安は手取り月収の3%(20万円なら6000円)、それ以上なら掛けすぎかも。保険は本来「もしもの時のためのお金」なので「将来に備える貯蓄」には不向きな商品。ただし、すでに貯蓄型の保険に入っている人は解約すると損になることが多いので、年払いに変更して保険料の割引を受けるなど払い方を検討しましょう。

    ネット銀行の定額自動入金でお金を貯める!
    コツコツ貯金する努力をずっと続けるのはなかなか難しいもの。そこでおすすめなのが、お給料が入ったらすぐに一部を自動的に貯蓄にまわす先取り貯蓄。ネット銀行の定額自動入金サービスなら毎月1万円からスタートできて、利用手数料も無料です。
    ●「イオン銀行」「ソニー銀行」「じぶん銀行」「住信SBIネット銀行」なら、手数料0円で利用が可能!

初心者でも簡単にできて、忙しい人でも続けられる王道の投資法

    アラサー世代が始める投資は「つみたてNISA一択」で!
    まずCLASSY.世代が始める投資なら「つみたてNISA」がおすすめ。「NISA」とは「少額投資非課税制度」のことで、投資で生じた利益に対して通常かかる約20%の税金が非課税になる制度。「NISA」と「つみたてNISA」はどちらか1つしか選べません。「つみたてNISA」であれば年間40万円までの投資に対して、非課 税期間は最長20年間。一方「NISA」は非課税枠が年間120万円、期間は5年間となり、比較的、短期で投資の成果を求めることになります。運用初心者は「つみたてNISA」から始めるのがおすすめです。

    旅行好きなら外貨預金もチェック!
    旅行好きで、海外に行く機会が多いという人なら、円高のタイミングを狙って外貨預金を持っておくのもありです。換金時の手数料をおさえて賢く使うなら、外貨のまま現地でデビットカードとして使う方法を。円安のタイミングで旅行する時に使えば、かなりお得になることも。おすすめはソニー銀行の「ソニーバンクウォレット(VISAデビット)」。

    資金に余裕があれば「ロボ投資」に挑戦
    『つみたてNISA』の年間40万円の枠より、さらにたくさんの金額を投資してみたい」という人や「投資をしたいけど、時間がないので全部お任せで!」という人は、ロボアドバイザーが資産運用をしてくれるロボ投資に挑戦してみて。手数料は若干高めですが、商品選びからリバランスまでの作業を自動で行ってくれます。

この記事を監修したのは…風呂内亜矢さん

風呂内亜矢さん
ファイナンシャルプランナー
26歳の時、貯蓄80万円しか持たずマンションを衝動買いしたことをきっかけに1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®を取得。現在は株式、外貨預金、投資信託、不動産の家賃収入で資産を運用。テレビ、新聞、雑誌のほか『超ど素人がはじめる資産運用』(翔泳社)などの書籍を通してお金に関する情報を発信。http://www.furouchi.com/

いかがでしたか?今回は抜粋編でしたが、「お金の増やし方」シリーズ、詳細はCLASSY.ONLINEをチェックしてみてください。

監修/風呂内亜矢 イラスト/二階堂ちはる 取材/加藤みれい