結婚式での「美しい所作」6選【披露宴編】|意外と花嫁は見られてる!?

女性にとって、結婚式は人生で一番の大舞台と言っても過言ではありません。どうせなら、とびっきり美しい姿を写真に残しておきたいもの。そのためには「美しい所作」が大切です!特に「披露宴」では、ハッピー感のあるファーストバイトやお色直しなど、ゲストにとってシャッターチャンスのシーンが満載。自然体で楽しみつつ、美しく見えるポイントをおさえましょう。

1. 入場時の正しいお辞儀の仕方

お辞儀の角度は15度~30度と浅めでOK!

デコルテが開いたドレスは胸元が見える場合があるので、深々としすぎないように。デコルテを開き、腰から頭までが一直線になるように折るのが美しいお辞儀の姿勢です。1(倒す)、2(止める)、3(上げる)と数えながら新郎とタイミングを合わせればよりスマート。頭を上げるときに早くなりがちなので気をつけましょう。

2. 涙が出てきた時の美しい所作

感情にまかせてすっと流す涙こそドラマティック

無理に涙を止めようとせず、呼吸を整えてハンカチでそっと押さえましょう。無理矢理泣き止もうとすると、顔が赤くなったり鼻水が出てきてしまうので、思いのまま涙を流すほうが美しいです。また両親への手紙は自立しない薄い便せんよりも厚紙のカードタイプのものに書くことがおすすめです。そうすれば片手でカードを持ち、もう片方の手でハンカチを持つことができます。

3. バックスタイルにモチーフがあるドレスの座り方

モチーフをつぶさないように浅めに腰かけるのが正解

介添人がサポートしやすいようにゆっくりと座ることを心がけましょう。つい早くなりがちなので、ゆっくりすぎるぐらいでちょうどよいです。また、深く腰かけてしまうとモチーフをつぶしてしまいかねないので、浅めに座るように心がけて。そのためにも、座るときは姿勢を正したまま座りましょう。椅子の前で片足を半歩引き、両足の中央辺りに重心をかけるように沈んでいくと座りやすいです。

4. 乾杯での優雅な仕草

基本はアイコンタクトで グラス自体はぶつけずに

    グラスの脚の部分を親指、人さし指、中指、薬指の4本で持ち、小指は軽く添えるようにして立てないように注意します。空いている手はグラスに添えません。グラスを手に取り、胸の高さに持ちます。

    「乾杯!」の発声と共に、ゲストのほうへ視線を向け、グラスを目の高さまで弧を描くようにゆったりと上げたら、そのまま互いに目を合わせましょう。

5. ケーキカット&ファーストバイトでの振る舞い方

山盛りのケーキを食べさせるのも、ハッピー感があってよいものです

    ケーキカットは基本的に新郎に任せましょう。ゲストの目につきやすい左手は軽く添える程度にすると腕を押さえつけなくて済む分、二の腕が太く見えません。

    ファース トバイトは、ケーキの大きさよりも食べさせるときのスプーンの持ち方が大切です。スプーンの中央ではなくなるべく先端を持ちながら差し出すとエレガントに見えます。

6. お色直しで和装をした際の歩き方&座り方

着物は着崩れしがちなので、歩幅を小さくすることが大切

入場時は歩幅を小さくし、まっすぐに歩きますが、不慣れな人はやや内股気味に歩くことを意識するとよいでしょう。立ち止まる場合は、つま先が揃っているように気をつけて。かかとは多少開いても構わないので、つま先に意識を集中させて。座り方はドレスと同じように、浅めに座ったほうが美しく見えます

教えてくれたのは...マナー講師 佐藤浩子先生

大手企業秘書などを経て独立。 グランドハイアット東京オフィシャルレッスンを2年間務めるほか、主宰するHiroko’s Elegant manners lessonには年間 500名の受講生が訪れるなど多方面で活躍中。

せっかく素敵なドレスを身につけても、立ち居振舞いが美しくなければカメラに写る姿は台無しです。エレガントな所作を正しく身につけて、いつ撮られてもフォトジェニックな花嫁を目指しましょう!

再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は「CLASSY.WEDDINGBOOK」2017春夏号を再編集したものです。