大人気!オンライン飲み会の本音【アラサー男子は本当に楽しんでいる?】

新型コロナウイルスの影響で、注目されている「新しい生活様式」、その中の一つが、オンライン飲み会のすすめです。直接対面する飲み会の感染リスクを下げてくれるこの試みは、緊急事態宣言が出されていた期間中に初めてやってみた!という方も多かったのではないでしょうか。
ブームにもなった、オンライン飲み会。CLASSY.でも、オンライン飲み会の始め方や盛り上げテクニックなど、いくつかご紹介してきました。今回は、同世代のメンズたちの間でもブームになっていた、オンライン飲み会について、彼らの本音を調査しました。実は、「若者のオンライン飲み会離れが」進んでいた…なんてことも!?

1.アラサー男子はオンライン飲み会、どのぐらいやっている?

周りに男性に聞いたところ、オンライン飲み会の経験はなんと100%でした。まだまだ自粛が続くことが予想される中、オンライン飲み会を頻繁に実施している男性が多数を占める結果に。しかし、よくよく話を聞いていくと、「本音はオンライン飲み会をしたくない」という声も…。まずは1人1人に詳しくオンライン飲み会の状況を教えてもらいました。使用ツールや、頻度、時間などをご紹介します。

    池田寅次郎さん(34歳・経営者)の場合

    【使うツール】ZOOM,Google meet
    【始めた時期】3月
    【頻度】   月5回程度
    【相手は】  クライアントや取引先、友人
    【平均時間】  1時間〜3時間
    【オンライン飲みは楽しい?】
    基本的には楽しんでいます。1人が話すと他方が聞く耳を傾けなくてはいけない点や、wi-fi環境によって遅延が生じたりする点は、ちょっと…。回数を重ねて場の空気のを読み方に慣れてきました。wi-fi環境のチェックは必須です!

    鈴木利康さん(28歳・経営者)の場合

    【使うツール】LINE、ZOOM
    【始めた時期】3月
    【頻度】   月2回程度
    【相手は】  友人
    【平均時間】  2時間
    【オンライン飲みは楽しい?】
    悪くないけれど、同じ店で、美味しいお酒や料理を楽しむ体験の共有ができないことが残念。その点はリアルに会うことには、どうしても敵わないかなと思います。

    編田琢也さん(29歳・経営者)の場合

    【使うツール】LINE、ZOOM。サシ飲みではインスタライブをすることも。
    【始めた時期】4月
    【頻度】   月2回程度
    【相手は】  友人
    【平均時間】  3時間
    【オンライン飲みは楽しい?】
    楽しいが、切り上げ時が難しい。飲みのスイッチが入ってしまうと、そのまま公のLIVE配信飲みに移行する場合もあるので、それは怖いですね…。

その他、こんな意見も

「場所・時間・予算という点で、かなり大きなメリットはあると思います!」「緊急事態宣言が解かれた今も、定期的に開催したい。わざわざ店に行かなくていい、おうちでお手軽にコミュニケーションを取れる、のはすごく楽」手軽さや経済的な面で、今後も続けたいかもと答える男性が多かったです。アンケートで取材した男性陣は、みな基本的に〝オンライン飲み会=まあ楽しい、メリットもある〟という概ねポジティブな感想でした。
オンライン飲み会疲れ、なんて話もありましたが、考え方を変えればポジティブに思えそうなものが多く、それこそが新しい生活様式なのかもしれません。ただし、彼らはただオンライン飲み会をしているわけではなく、きちんと工夫があったこともお伝えしたいポイントです。

2.アラサー男子はオンライン飲み会、どうやって楽しんでいる?

①みんなで同じ動画を見る

同じテレビや映画を見ながら、テーマを決めて飲み会を開催しています!『うちのガヤがすみません』のような、バラエティ番組を一緒に見ることが多いです。オンライン飲み会で気になるのは、無音であること。音をどう入れるかが、オンライン飲み会を楽しむためのポイント。テレビや動画の鑑賞は飲み会のダラダラ回避策にもおすすめです」(池田寅次郎さんの場合)
女性たちの間でも盛り上げテクニックとしてあった「同じ映画やドラマを見る」は、男性たちの間でも人気なよう。見る番組がバラエティ番組というのは、少しメンズらしいかもしれませんね。

②ラジオパーソナリティ風で楽しむ!

BGM担当者を決めて、ラジオパーソナリティ風に飲み会を進行するのは、中でも楽しかった演出のひとつ!リクエスト曲を募って曲を流してみんなで歌ったり!カラオケ店も閉まっている今では、なかなかリアル店舗で歌えないですからね(笑)これはオンラインならではの面白さでした。たったこれだけですが、気分、上がりますよ!」(鈴木利康さんの場合)
オンライン飲み会を何回か経験してくると、話す内容がマンネリ化しがち。そんな時に、「何かを演じてみる」というのも解決策かもしれません。また、話題が散漫になってしまうことも防ぐためにも、「みんなで歌う」ということも、一役買ってくれるのかもしれません。

③ZOOMならではのテクニックを使う

CLASSY.ONLINEスタッフがZOOM会議で使用する、バーチャル背景はこちら

「バーチャル背景(※ZOOMで、自分の好きな画像や動画を仮想の背景として使用する機能)を最大限に使って、オンライン飲みを楽しんでいます。ディズニーや、ジブリ、任天堂など、バーチャル背景を無料で提供していているところも数多くあったので、どれも取り入れるだけでたちまち異世界に。みんながツッコミを入れやすく、盛り上がること間違いなし」(編田琢也さん)

バーチャル背景をいろいろ変えてみるのもマンネリ解消につながります。テーマを決めて、みんなでバーチャル背景を披露しあうのも面白いかも。

④その他こんなテクニックも

LINEではエフェクトが豊富なので、盛り上げやすいそう

「合コンもオンラインでやりました(笑)緊張感がなくなる分、カジュアルに話しやすいです」(30代後半・男性)
「自分の顔をキャラクターに変えたりして遊ぶと、気分転換になります」(20代後半・男性)
「飲む前に自分でこっそり飲んでテンションを上げておくこともあります。こういう裏技を使えるのも、オンライン飲み会ならでは」(30代前半・男性)
「参加者でお題を出し合って、フリップとペンを使って大喜利!毎回テーマを決めると盛り上がります」(20代後半・男性)
「話題に挙がった人をその場でじゃんじゃん呼んでいったこともあります。〝気軽さ〟を存分に活かして楽しんでいます」(20代後半・男性)

【まとめ】アイディア次第で〝オンライン〟ならではの楽しさが味わえる

オンライン飲み会も、工夫次第で楽しさが倍増します。ラジオパーソナリティー風、オンライン合コン、大喜利…どれもリアル飲み会にはないオリジナリティ溢れるアイディアでした。ただ飲むだけのオンライン飲み会のマンネリに、ぜひ取り入れてみては?リアルな飲み会にはない「新しい飲み会スタイル」に出会えるかもしれません。

取材/松阪美歩 構成/CLASSY.ONLINE編集室