アフタヌーンティーが教えてくれた「ベリーのクラフティー」で至福のおうち時間

「クラフティー」はフランスのポピュラーな焼き菓子。焼き立てはもちろん、冷やして食べるとさらに絶品。いちごをたっぷり入れてつくった「ベリーのクラフティー」はかつて｢アフタヌーンティー・ティールーム｣で大人気のメニューのひとつ。

熱々は焼きプリンのような食感「ベリーのクラフティー」

口に入れた途端ほろほろっと崩れるパートシュクレに濃厚なクリームチーズベースのクラフティーがぴったり。ベリーの酸味が心地よく思わずベリーを探しながら食べてしまいそう。

甘酸っぱいフルーツ入りのとろけるようなクラフティーはおもてなしにもぴったり。

＼よく混ぜることでなめらかな口溶けに！／

材料（直径21㎝の丸型１台 ₈人分）

クラフティーの生地
クリームチーズ（室温に戻す）…250ｇ

A
グラニュー糖 ……………………………………80ｇ
卵（溶きほぐす）………………………………2個
生クリーム　……………………………………250cc
薄力粉（ふるいにかける） …………………15ｇ

パートシュクレ生地
薄力粉（ふるいにかける） …………………130ｇ
無塩バター（室温でやわらかくしておく）…70ｇ
グラニュー糖 ……………………………………40ｇ
卵（溶きほぐす） ……………………………1/2個

トッピング
いちご（冷凍でも可・大きいものは半分に切る）…
…………………………………………13粒（200ｇ）
ラズベリー（冷凍でも可）……………20粒（60ｇ）

つくり方

1.〈クラフティー生地をつくる〉ボウルにクリームチーズを入れ、泡立て器でなめらかにしA を加え、さらに混ぜたらクラフティー生地の完成。

2．〈パートシュクレ生地をつくる〉別のボウルにバターとグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜて、卵を2～3回に分けて加え混ぜる。

3.2に薄力粉を加え混ぜ、ひとつにまとめラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。 4.3を打ち粉（分量外の強力粉）をした台におき、めん棒で直径 28㎝ほどに丸く伸ばす。

5.バター（分量外）をぬった型に4を敷く。はみ出た分は、切り落とす。

6.5の上にオーブン用ペーパーを敷き、上からタルトストーンをたっぷり入れる。180度のオーブンで15分ほど焼いたらパートシュクレ生地の完成。タルトストーンは外す。

7.6の生地の上にトッピングのいちご、ラズベリーをバランスよく並べ入れ、クラフティー生地を流し入れる。

8.170度のオーブンで表面に焼き目がつくまで約40分ほど焼く。粗熱をとり、型からはずし、冷蔵庫で冷やす。※お好みで表面にナパージュをぬる。

【アドバイス】

「パートシュクレ生地を型の大きさに伸ばすときは、できるだけ同じ厚さにしてください。薄くなったり高さが足りなかったりしたら、型からはみ出た生地でつぎ足しても大丈夫ですよ」

１クラフティー生地は、泡立て器でだまにならないよう、よく混ぜて、なめらかに仕上げます。

２パートシュクレ生地はバターとグラニュー糖を白っぽくなるまで混ぜ、卵を分けて加え分離しないよう混ぜる。

３２に薄力粉を加えてラップ。冷えやすい上、伸ばしやすいので薄くし冷蔵庫で1時間冷やします。

４３をめん棒で伸ばし、バターをぬった型に角が直角になるよう敷き、はみ出た分はナイフで切り落とします。

【ポイント】パートシュクレ生地は、同じ厚さ、同じ高さに。余った生地をつぎ足してもOK。

５４の上にオーブンシートを敷きタルトストーンを角までたっぷりのせ、焼きます。

６５の上にケーキをカットしやすいよう真ん中を避けてフルーツをバランスよくのせ１の生地を流し込みます。

この記事は、Mart2013年4月号「人気の店に教えてもらうスイーツ vol .22」をもとに再構成したものです。

撮影／落合隆仁　取材・文・スタイリング／白石晴子　記事構成／Mart編集部