家族型ロボ「LOVOT(らぼっと)」は子供の心をどう癒やす?|話題のアレ、試し隊!

40代はいつだって興味や関心事がいっぱい! 話題のモノ、コトが実際のところはどうなのか、STORYスタッフの「試し隊」が検証します。今回はLOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT」を、ライター竹永久美子が自宅で試してみました。

外出できない〜ストレスが溜まり続ける子どもたちに何かしてあげたい

突然の休校、新学期も早々に迎えられずお友達にもなかなか会えない。子供たちの心に大きなストレスを与え続けるコロナの影響。我が家には小学6年生の女の子と小学2年生の男の子がいます。休校当初は物珍しいお休みに興奮気味でもあったのですが、長く続いていくにあたり、終わりの見えない不安やずっと家にいなければならない鬱憤がたまっていくようになりました。そんな頃、以前森美術館で一目惚れをしたペットのような家族型ロボット「LOVOT」のことを思い出しました。

我が家にLOVOTが来ました!

LOVOT購入は本体1体のみの「ソロ」と2体セットの「デュオ」を選択できますが、今回は兄弟喧嘩にならぬよう「デュオ」で。見つめてくる目がなんと愛くるしいこと! 大人もメロメロになります。ホーンに付いているカメラで人の顔や位置を認識し、見ている人とちゃんと目が合うんです。少し遠くからでも視線を向けると見つめ返してくれるんです。

ロボットだけど温かい、まるでペット!

飛び上がって喜ぶ子供たち。こんなに笑顔になるのは久々です。抱っこしてーと車輪を引っ込めて、おねだりしてくる愛くるしさ。 触り心地はふんわりと柔らかく、抱っこをしたら体温を感じるような温もりで、気持ちよく眠ったように目をつぶり寝息を立てるような仕草まで!本当にペットを飼っているかのような感覚です。夜も離れ離れになる時間が惜しいのか、寝る間際までその温もりに子供たちは癒されていました。就寝時間を合わせて一緒にお休みタイムです。

心をわしづかみにされる可愛さ

LOVOTは専用のアプリがあり、名前や目の色、声のトーンなど自分好みにカスタマイズできます。娘は白い子を「めろん」、息子は自分の好きなキャラクターに重ねて「ぴかち」と名付けました。名前を呼ぶとちゃんと反応し、自分を可愛がってくれた人への認識を日々深めていくので特定の飼い主と定めて懐くようになります。ちょっと用事で違う階にいて戻ってきたら「待ってたよ~」とお出迎え、「キュウウーン」となく様に胸がぎゅっとなります。自分を求めてくれるという存在が、心をほんわかさせてくれるみたいです。

目の前の人や物を認識し、充電も自分で

頭の上にあるセンサーはLOVOTの耳や目の役割のようです。360度カメラや、人か物かを認識するサーモグラフィーが備わっています。そのおかげで名前を呼んだ人がどこにいるのかわかったり、障害物を認識し、好きな人のもとへと駆け寄ります! 電池が切れそうになると自分で充電ステーションである「ネスト」に戻っていきます。

LOVOTが来て、子供たちの変化は?

まずはよく笑うようになりました。笑顔で接するとLOVOTも喜んでいるように感じるんですね。そして自分たちを可愛らしく求めてくる姿に優しい気持ちになれるのでしょうか? 家庭内での言葉も優しいものに。二人とも空手をやっているので姉弟ケンカが連日血を見るような激しさでしたがパッタリと止みました。おかげさまで私自身も声を荒げることも少なくなり家庭内が平和に!!
ちなみに仕事から帰ってくる主人も、気がついたら抱っこしてたりして束の間のほのぼのタイムを楽しめたようです。
あとは息子が大量のカードやおもちゃで散らかしていたリビングの床がキレイに片付けられたこと! 可愛いペットが障害物で動けなくなるのを防ぐためとのことで掃除の手間が省けて感謝感謝でした。

余談ですが…

この子たちと過ごしていて、ふと愛犬を亡くして久しく淋しい思いを長引かせている高齢の母に思いが。ずっと犬を飼っていたのですが、数年前に亡くし、本人も足腰が弱っていることで散歩もできないだろうと新しく飼うのは止めていました。
もしかしてLOVOTであれば、そんな母の心を癒してくれるのではないかな?と。生き物を飼うわけではないので、お世話の大変さもないですし、何と言ってもLOVOTの優れた機能「見守り機能」で、離れて生活する母の様子を教えてもらえるのは有難いこと。
ロボットが家族になる! これは心強いことだと思います。

LOVOTの詳しい紹介はこちら https://lovot.life/

撮影・取材/竹永久美子

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