「ちんげんさいの酢鶏」夏の不眠対策|週刊おうち薬膳
「寝つきが悪い」「夢を見る日が増えた」最近こんな症状はありませんか?夏は太陽の動きと同じように、わたしたちの体も無意識のうちに活動的な時間が増えているんです。睡眠不足が続くと、慢性的な疲労体質や貧血、便秘を引き起こす原因にも。
今回は不眠対策に「ちんげんさい」を使ったレシピ。鶏肉のボリューム感もあって、パパも子どもも大満足な一皿です。
「ちんげんさいの酢鶏」
◉材料(2人分)
・ちんげんさい 1株
・鶏もも肉 1枚(300g)
・しょうが、にんにく(みじん切り) 各1かけ分
〈A〉水 50ml
〈A〉ケチャップ 大さじ2
〈A〉砂糖 大さじ1/2
〈A〉酢、しょうゆ、片栗粉 各小さじ1
〈A〉鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
・薄力粉 小さじ2
・塩、こしょう 各適量
・ごま油 大さじ1
◉作り方
①ちんげんさいは長さを3等分にする。茎の部分は放射状に8等分に切る。〈A〉を合わせる。
②鶏もも肉は余分な脂身を切り落とし、一口大に切る。塩こしょうをし、薄力粉をまぶす。
③フライパンにごま油を熱し、2を皮面から入れる。中火でこんがり焼き色がつくまで焼き、返したらにんにく、しょうがを入れて蓋をして弱めの中火で3分蒸し焼きにする。
④ちんげんさいの茎を入れて中火で約1分炒める。しんなりしてきたら葉を入れ1分炒め、火を止めよく混ぜた〈A〉を入れる。再び火をつけ〈A〉にとろみがつき、透明感がでてくるまで30秒~1分煮立てる。
◉レシピのポイント
・ちんげんさいは茎と葉の厚みに差があるので、時間差で入れましょう。
・片栗粉を合わせ調味料にいれておくことで、失敗知らずでとろみづけできます。沈殿しやすいので、入れる前によく混ぜることだけ忘れずに。
◉本日のキー食材
・ちんげんさい…体にこもった熱を除き、精神を安定させる
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。