タイ在住サッカー選手妻・中村明花さんが語る「海外の予防接種事情とは⁉」

サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、娘さんとの日々をつづるWEBコラム。
前回は、娘さんの成長著しい様子と中村さんご自身の目標を教えてくれました。(前回の記事はこちら→)今回は、子育て中の親子にとって避けて通れない「予防接種」について。日本とタイでは違うことがあるようで……。

その国によって必要な予防接種が違う!

タイに引っ越す際、渡航するまでには色々と手続きや準備がありますが、そのなかに娘の予防接種をどうするか、というのもありました。
渡航前に、日本の病院で受けられるものは先に受けてしまうこともできますが、それをするには時間があまりなかったことと、自分なりに予防接種について調べると、情報が多すぎて、今やったほうがいいものとやらなくていいものの区別がつかず……。
今回は「現地で聞こう」と、先に受けることはせず、タイに向かいました。

そして、先日、タイで予防接種を受けてきました。娘が赤ちゃんだったころに住んでいたドイツでも感じましたが、打つ種類やタイミングなど、それぞれの国によって異なります。
今回受けたのは日本脳炎、MMR(はしか、おたふく風邪、風疹)、A型肝炎、インフルエンザの4種類。A型肝炎は日本で受ける子は少ないと思うので、初めて聞いた方もいるかもしれません。それぞれ、私が調べたこととタイで教えてもらった内容を少し説明します。

①日本脳炎
日本では3歳中に2回。1回目を受けたら1~4週間後に2回目を受ける。
タイでは3歳中に1回。2回目は1年後と言われました。

②MMR(はしか、おたふく風邪、風疹)
はしか、風疹の1回目は1歳で受けていたので、日本にいるなら2回目は5歳以上7歳未満。おたふく風邪は任意で1回目を受けていて、2回目は5、6歳。
タイでは流行っているから、早めに2回目を受けると説明されて4歳前に受けました。

③A型肝炎
日本にいたら説明を受けたとしても母子手帳には載っていないと思うのですが、タイではやっておいた方が良いという事で受けました。
食べ物などから感染するようで、日ごろ衛生面に気を付けていても、日本とは水質からして違うので……タイに住んでいる以上はやっておくと安心ですね。

④インフルエンザ
幼稚園に通っていると伝えたら、インフルエンザも流行っているから受けた方が良いとのことだったので受けました。

このように流行っている病気により、受ける内容やタイミングが違います。日本では4種混合のものが、ドイツでは6種混合だったこともあるくらい。毎回、病院の方がしっかり説明してくれるので、安心して受けられてありがたいなぁと思います。

予防接種のコツはとにかく褒める

娘は病院ごっこが好きなので、病院に行くまでは遊び気分で「注射いきたーい!」なんて言っちゃうくらい余裕(笑)。1本目の注射まではいつも我慢できるんです。
でも、痛いことに気づいた、2本目、3本目はやっぱり泣いちゃう(>_<)
ドイツもタイも、日本に比べると一気に何本もやる印象なのでなかなか過酷です……。
そんなときは“褒める”に尽きます! 終わったら「頑張ったね!すごーい!」と何度も褒めて、「頑張ったことをパパに話そうね~」と夫も巻き込み、パパにもたっぷり褒めてもらうと、嬉しさで痛かったことを忘れるのか、「また頑張る!次いつ行く?」と気持ちが切り替わります(笑)
普段から切り替えが上手なのですが、こういうときは助かりますね。
もし予防接種でお子さんが泣いちゃったら、とにかく褒める作戦! お試しください(笑)


予防接種の後、お茶しに行きました。両腕には頑張った勲章の絆創膏が。この時は両腕と左の手の甲に打ちました。


ドイツで予防接種を受けたときは、太ももに打つことが多かったです。3、4本打ったあとは、両腕両脚に絆創膏が貼られていて見ていて可哀想でした(><)


中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する4歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!

★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/

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