中村明花さんの「マンネリおかずはタイ風アレンジで解決!」Vol.11 チャーハン

タイ在住の中村明花さんが、いつもの料理をタイ風にするアイデアを伝授。今回は米が主食のタイで愛されている、カニチャーハン。カニ缶を丸ごと使うことで、手軽なのに贅沢な味が楽しめます。

チャーハンに飽きたらカオパットプー風に!

カオパットプーとは、タイでよく食べられているカニチャーハンのこと。カニの風味とナンプラーが味の決め手です。

「タイ料理店に行くとよく頼むメニュー。辛くないので娘と一緒に食べています。カニの爪の身がゴロゴロ入っているものが特に好きなのですが、今回は日本でも手に入りやすいカニ缶でアレンジしました。タイ米があるご家庭はぜひタイ米で。日本米でも、炒める際に強火で水分を飛ばすようにすると、パラパラに近づくので試してみてくださいね」(中村さん)

「カニ缶でつくるカニチャーハン」のレシピ


「あっさりした味つけなので、物足りない人はナンプラーをチョイ足しして。現地では、卓上に調味料を置き、砂糖や輪切りの唐辛子をかけることも。」(中村さん)

【材料(2人分)】
ご飯 …… 茶碗2杯分
カニ缶 …… 1缶
卵 …… 1個
ごま油 …… 大さじ2
にんにく …… 1片
青ねぎ …… 2~3本
A[鶏ガラスープの素 …… 小さじ1、ナンプラー …… 小さじ1、砂糖 …… ひとつまみ]
塩、こしょう …… 各少々
きゅうり …… 適量
ライム …… 飾り用

【つくり方】

  1. にんにくはみじん切りに、青ねぎは小口切りにする。
  2. フライパンにごま油とにんにく、カニ缶(今回は100g缶を使用)のカニの身3/4量と汁を入れて、中火にかける。香りがたったら溶き卵を入れ、卵に火が通ってきたらご飯とAを入れて強火で炒める。
  3. 塩、こしょうで味を調えたら、青ねぎを入れてさっと炒め、皿に盛る。残しておいたカニの身をのせ、好みの形に切ったきゅうりとライムを添える。

【ポイント】

カニ缶の身と汁を使い手軽なのに本格的な味に!


卵に火が通ってきたらご飯を入れほぐしながら炒める

 

【中村明花さんプロフィール】

ニット¥7,680(MODE ROBE) エプロン(スタイリスト私物)

なかむら・さやか/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する、4歳の女の子のママ。調理士免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持つ。夫でサッカー選手の細貝 萌さんの移籍によりタイ在住。

 

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撮影/山下忠之 ヘア・メーク/久保フユミ(ROI) スタイリング(衣装)/柿田たみか スタイリング(料理)/鮓本美保子 取材・文/長南真理恵 構成/Mart編集部

2020年8月号
中村明花さんのおかずに飽きたら”タイの知恵” Vol.11
チャーハンに飽きたらカオパットプー風に! より