今年は特に注意の「熱中症」に… 着るクーラーからミストシャワーのUV日傘まで最新「暑さ対策グッズ」体験｜話題のアレ、試し隊！
連日猛暑の今年の夏は、マスクが必要なぶん、今まで以上に熱中症に注意しなければなりません！
「着るクーラー」や、暑くなったら勝手に調節してくれる部屋「スマートルーム」構想、はたまた中からミストシャワーが降ってくるUV傘まで、続々登場中の最新「暑さ対策グッズ」を一堂に体験できる機会があり、STORYライターの東 理恵がチェックしてきました！
○ ソニーから「着るクーラー」が登場！
「REON POCKET」￥13,000（税別・ソニー）（別売 専用インナーウェア ￥1,800・税別）
ソニーのクラウドファンディングサイトであっという間に目標額6,600万円を達成し、満を持して発売された“着るクーラー”「REON POCKET」。
東レが開発した専用のインナーウェアの首元のポケットに、本体を入れるだけ。接触部分の体表面を直接冷やしたり逆に温めたりと、夏だけでなく冬にも活躍。
携帯にアプリをダウンロードし、冷／温の温度調節をする。首に入れなくても、手で持ってあてるだけの使い方もできる。（＊熱中症予防目的の商品ではありません）
＜使用感想＞
本当にひんやり冷たい。
重さでちょっと肌着が垂れ下がるかな……と思いましたがそんなことはなく、手に持って使えば、いろいろな自分の体の部位を冷やすことができて便利です！
ふともも暑い～と思えば、太ももを冷やしたり、マスクで頬辺りが暑い～というときも気軽に冷やせたり。
水を浸したタオルではないので、水に濡れないし、手持ち扇風機のように風が強すぎて服がめくれることもない。ひんやり冷たいというのがポイントですね！
https://reonpocket.sony.co.jp/
○ UV日傘から、シャーッとミストシャワーが降ってくる！
「折り畳みミストシャワーブレラ」￥5,437（税別・サンコー）
UV加工、撥水加工ありの晴雨兼用折りたたみ傘で、細かい霧状のミストが噴射され、気化熱で涼しくできる「ミストシャワー機能」を搭載。
傘の上の突起、石づき部分のキャップを外して水を入れ、手元のボタンを押すとミストシャワーが降ってくる。USB対応なのでモバイルバッテリーで充電可能。収納時／26cm 開いたときの傘の直径／103cm 重さ384g
＜使用感想＞
これ、スゴイです、今回のイチオシ！ 今年はコレ、ぜひ試して欲しいです。
そんなにミストが出ないのでは……と疑ってすいません。けっこう噴射しました、ただイヤな噴射ではなく、ふわっとひんやり全体に広がる噴射で、べたっとならず、優しい噴射加減、傘全体がミストで覆われる感じ、体に打ち水効果で気持ちがいい！服もべとべとになりません。
日傘効果もあるうえ、このミストをすると本当に快適で涼しい。顔の感想が防げそうなのも女性には嬉しい！ あのお店などでよくあるミストを、受けながら歩くことができる。
傘の上の部分に水をいれて、手元のボタンを押すだけ、簡単、どこの水でもOK。
緑のランプが光って噴射、いらない時はまたボタンを押すと止まります。アスファルトの上などつらい街歩きはもちろん、ゴルフ場や炎天下の遊園地、海、山など大活躍します。
お友達に「貸して！」といわれるほど人気になるのではないでしょうか。重さは普通の日傘と同じぐらい、全く重くなく持ち運びに邪魔になりません。一回の充電で約2.5時間持ちます。
https://www.thanko.jp/shopdetail/000000003560
○ 夏を快適にすごせる、スマートウェアとスマートルームもチェック！
「デジタルヘルスケアパジャマ」￥29,000（税抜・Xenomaとアーバンリサーチ共同開発）
デバイスが搭載され、自分の睡眠状態が見られる日本初のスマートパジャマが、アーバンリサーチから登場。
アプリに連携することで、睡眠スコアや睡眠履歴の確認、睡眠改善するにはどうしたらいいかなどのアドバイスも。「睡眠を見える化」し、わかりやすく。
さらに、別売りのスマートリモコンと接続すると、パジャマの温度変化に合わせ、エアコンの温度も自動調節する。
＜感想＞
これは展示会で、毎晩体験している方のお話を聞きました。
ポケットに入っている機械は全然邪魔にならずに眠ることができるそうで、これを着けてからすっきりと目覚めがよくなったとか。
アプリで睡眠の波を確認したら「波がおかしい・・・、夜寝る前にソファーでうたた寝するとその後の眠りが浅くなる！」と気づいたそう。夏でも快適に眠ることができそうです。
https://www.urban-research.jp/product/urban-research/room-inner/UR04-4HI001/
「空調ベッド™」（2021年春発売予定・空調服とXenoma共同開発）
服に扇風機が入った「空調服」の会社が作った、ベッドシーツのように下に敷き使用。
ベッド本体と人の接地面に空間を作り、そこに風を流す仕組み。冷却パッドによくある、体温がパッドに移って暑苦しさがまた復活するということがない。先ほどの「パジャマ」と連動でき、服の温度を感知して、空調ベッドの空調を自動でコントロールすることもできる。
hamonウェア「iBRA」（ワコールとミツフジ共同開発）
「ブラジャーで体調管理」ができる！
ワコールとウェアラブルIoTメーカーのミツフジが、働く女性の健康管理を目的として共同開発。
電気を通す性質の銀を利用、ミツフジ独自の銀繊維が、心臓の鼓動を打つ時に発する微弱電気をキャッチ。表側のブラ下、胸の真ん中くぼみあたりに装着したデバイスを介して、心拍からストレスや暑さの感知など、アプリ上で見ることができる。
アプリから体調を「見える可」することで、ちょっとした自分の体調に気をつけることができる。もちろん、ワコールなので、デバイス装着なしで下着のみとしても着用可。
販売は、今は企業向けですが、ニーズに合わせ一般販売も検討中。
＜使用感想＞
下着は快適な心地、締め付けもなく、さすがワコールです。
また、どうしても邪魔になってしまいそうな機械ですが、全然、気になりません。
胸下のくぼみに絶妙に入り込んでくれます。また、実は取材中、ストレス度が赤になっていました(笑)。どうも仕事ということで緊張し、心拍が上がっていたようです。
自分では気づかない体調変化を気づかせてくれ、自己管理できるのはありがたい。早く一般販売してほしい！
取材/東 理恵