【行かなくても楽しめるハワイVol.16】ホームベーカリーの魔術師がつくる「ハワイのコーンブレッド」

涼しい家にいながらにして海外気分を味わえるパンづくりを楽しみませんか?

ホームベーカリーでつくる有名店のパンや国内外の人気料理の再現に定評があるフードエディターの八代恵美子さんにハワイのあの名物パンの数々を教えていただきます。今回は、プレートランチの付け合わせとして人気のあの定番です。以前、ハワイの人気店の厨房に入って取材し、試作に試作を重ねた経験から生まれたレシピはどれもうなってしまうほどの美味しさです!

ハワイのワンプレートランチには欠かせない「コーンブレッド」


ハワイのプレートランチに決まって添えられてくるのが「コーンブレッド」。おかずと一緒に食べても、ご飯を食べた後でデザート代わりに食べても美味しい至福のひときれ♡
薄力粉を使ってパウンドケーキのようにしっかり焼き上げられたものから、強力粉を使ってふんわり食感のパンのように焼き上げられたものまでさまざまです。
アメリカ国内でも地方によってレシピが違い、シンプルにコーンミールをつかったベーシックなものから地域で愛されているものと、各家庭の味としてアレンジされやすいのもコーンブレッドの魅力です。

その中で、今回は最もハワイアンなコーンブレッドを御紹介します。通常は薄力粉とコーンミールをつかって無発酵で焼くものが多いのですが、強力粉と薄力粉でブレンドしてつくった即席オールパーパス(日本で言えば中力粉)、コーンミールのベースでドライイーストをプラスして発酵させた軽い食感のコーンブレッドです。

コーンミールとコーングリッツはどちらでもOKです。少し食感を残したい場合はコーングリッツをセレクトして下さい。お好みで配分して使ってみて下さい。(今回はコーンミールとコーングリッツを半分づつの量でつくりました)少しべたつき気味の生地なので手を汚さず、ふんわり焼き上げることができるホームベーカリーならではのパンだと思いますよ。また、甘さを控えめにしてパイナップルやココナツミルクを加えるのも、ハワイ流コーンブレッドのポイント!
そのままでも美味しいですが、熱々のコーンブレッドにバターをのせたり、はちみつやメイプルシロップをかけて食べるのがオススメです。チリコンカンと一緒に食べたり、エッグベネディクトにしても合いますよ!

ハワイアンコーンブレッド

材料(1斤分)
コーンミールもしくはコーングリッツ…
……………………………………………70g
強力粉……………………………………100g
薄力粉……………………………………80g
水…………………………………………75㎖
バター……………………………………20g
砂糖………………………………………15g
塩…………………………………………5g
卵…………………………………1個(約60g)
ココナツミルク…………………………60g
ドライイースト…………………………3g

つくり方
1.パンケースに粉類とドライイースト以外の材料をすべて入れる。
2.1に強力粉、コーングリッツを入れて、中心にくぼみをつくってドライイーストを入れ、ホームベーカリー本体にセットして、早焼きコース・焼き色・淡でスタートする。
3.焼き上がりコール音がなったら、パンケースを取り出し、2〜3分おいて、パンを取り出す。


コーンとココナツミルクのほんのり甘い風味が最高!軽い食感なのでいくつでも食べられちゃいます。


厚めにカットして食べるのがオススメ!


【再現】
ハワイ コーンブレード 行かなくても楽しめるハワイ

八代恵美子/フードエディターMartでは編集ライターとして活躍する傍ら、ホームベーカリー特集で有名店の食パンを再現するフードコーディネーターとしてもおなじみ。再現したパンはお店からもお墨付きをいただくほどの出来映え。また、ハワイ好きで10年前に発売された「Mart ハワイフードBOOK」では自らが有名店を取材、厨房に入って再現したものが人気に。Instagram:atrio_emy、HP:atrio-food.com

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