キッチンに立ちたくない……そんなときに、あると嬉しいのが
かけるだけ＆のせるだけで普段の料理を新鮮な味に変えてくれる万能常備菜です。
長年作り続けている食卓の相棒を、色々な人に聞いてみました。

料理家・ツレヅレハナコさんの場合

 

「にんにくとしょうがは、料理のたびに用意するのは面倒なので、油に漬けておいてすぐに使えるように。なくてはならない存在です。W使いすると、シンプルな炒めものにもメリハリがつきます」

<写真右から>しょうが油と、にんにく油。油の表面からしょうがやにんにくが出ないように、適宜油を足す。「一年中常備して毎日のように使っています。油はサラダ油のほか菜種油など、香りのないものを使うとどんな料理にも合わせやすいです。」

にんにく油としょうが油
[ 材料 ](作りやすい分量)
にんにく… 1個
しょうが… 1個
サラダ油…適量

[ 作り方 ]
にんにく、しょうがは粗みじん切りにする。清潔な容器にそれぞれ入れ、サラダ油をひたひたに注ぐ。
※冷蔵室で約１週間保存可能。

＼アレンジレシピ／
ベーコンとズッキーニの炒めもの

 

[ 材料 ](2人分)
ベーコン(薄切り) ……2枚
ズッキーニ……1本
にんにく油、しょうが油……各大さじ1/2
酒……大さじ3
塩……少々
粗挽き黒こしょう……少々

[ 作り方 ]
1. ベーコンは1㎝幅に切り、ズッキーニは3㎜幅の小口切りにする。
2. フライパンににんにく油、しょうが油を入れて中火で熱し、香りが立ってきたら1を加えて炒める。塩をふって酒を回しかけ、蓋をして約3分蒸し焼きにする。
3. 器に盛って、黒こしょうをふる。

 

 

PROFILE
食と酒と旅を愛する編集者。インスタグラム(@turehana1)にアップするつまみ情報が大人気。『ツレヅレハナコの南の島へ呑みに行こうよ！』(光文社)が発売。

 

撮影／高杉純　取材・文／高田真莉絵　構成／松本朋子

※2020年８月号の掲載記事より抜粋