気がつくと頼っている、私的常備菜④枝元なほみさんの焼きなすの南蛮味噌
キッチンに立ちたくない……そんなときに、あると嬉しいのが
かけるだけ&のせるだけで普段の料理を新鮮な味に変えてくれる万能常備菜です。
長年作り続けている食卓の相棒を、色々な人に聞いてみました。
料理研究家・枝元なほみさんの場合
「焼きなすの南蛮味噌は、15年以上作り続けているもの。なすのおいしい時期に仕込んで冷凍保存しておきます。ごはんにのせるだけで、ごちそうです。」
焼きなすの南蛮味噌
[ 材料 ](作りやすい分量)
なす… 5本(約450g)
Aしょうが(みじん切り)、にんにく(みじん切り)… 各大さじ1、ごま油… 大さじ3
青唐辛子(小口切り)… 2本
B酒、味噌… 各大さじ3、みりん… 大さじ2、削り節… ひと掴み
[ 作り方 ]
1. なすはがくを取り除き、縦に1本切込みを入れる。魚焼きグリルで10~15分、皮がしわしわになるまで焼く。粗熱がとれたら皮をむき、7㎜角に刻む。
2. フライパンにAを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら唐辛子、1を加える。Bを加えて混ぜながら約10分、全体がなじむまで炒める。削り節をもみながら加えてさっと混ぜる。
※冷蔵室で5~7日間、冷凍室で約3カ月保存可能。
PROFILE
料理研究家。劇団員、無国籍料理レストランのシェフを経て、料理家に。テレビや雑誌で活躍するかたわら、日本の農業を応援する「チームむかご」活動や、ホームレス支援にも携わる。
撮影/大森忠明 取材・文/高田真莉絵 構成/松本朋子
※2020年8月号の掲載記事より抜粋