人気のジュエラーMIO HARUTAKAが大人に愛される理由

 

     [ジュエリー特集コラム]     

 

デイリーラグジュアリーなライフスタイルを送るNAVY世代の多くが所有する「MIO HARUTAKA」のジュエリー。なぜ、多くの女性がこのブランドに共感し、ファンになるのか。その理由を紐解くため、デザイナーMIOさんのご自宅へ。素顔から垣間見える〝唯一無二〟の魅力に迫ります。

 

エレガンスと反骨精神

 
MIOさんのデザイン、ファッション、ライフスタイルすべてに共通しているのが、エレガンスとモードの共存。この日のファッションも、セシリー バンセンの甘めニットに15歳から愛用しているというセディショナリーズのハードなパンツと靴をMIX。一筋縄ではいかないスタイルが粋。「万人ウケしなくても、素直に着たいものを着ます。その感覚は、ジュエリーづくりにおいても言えること。昔から、反骨精神が根ざすサブカルチャーが好きで、彼らが型にはまらず新しい文化を作り出すのと似ているように思います」

 

アートは日常の一部

 
さまざまな絵画や彫刻、アンティークインテリアが部屋のそこかしこに。アートのある暮らしが、豊かな感受性を育てている。「最近は無彩色なアートに惹かれます。壁に掛けたリチャード・アヴェドンの作品は、素のココ・シャネルが垣間見えて好き。アートは感性を刺激するものでもあり、私自身を映す鏡のような存在です」

 

どこにもない
ユニークなもの!

 
20歳の記念にウサギモチーフのリングをつくったのは、「世の中になかったから」。今やブランドを象徴する存在に。「職人さんを困らせながら試行錯誤し、他では見ないデザインを完成させました」

 

「耳は顔の〝額縁〟」
おしゃれポリシーのひとつ

 
どんなときもピアスだけは欠かさない。右にミツバチ、左にはマーガレットを。「自由に組み合わせて、ご自身の物語をつくり出してほしいです」ブランド創立当時からピアスを片耳販売にしているのは、それが理由。

 

自然界の生命が
クリエーションの源

 
ジュエリーデザインは独学。だからこそ、型にとらわれない自由な発想のジュエリーが誕生。それが、花や昆虫、動物をモチーフに、上質なダイアモンドやサファイアを使って生み出されるファンタジーな世界。どれもが、まるで生きているかのよう。「リアルさを追求し、実際に動物園で観察することも。次は、アネモネのお花のデザインを考えています」

 

日々思い浮かんだことを
ノートにメモ

 
文章やスケッチは手描き派。拾い集めた点が線となり、デザインに落とし込まれる。「日常生活にこそアイデアが転がっているから、すぐ書き留められるようにノートは必需品。スケジュール帳含めて4、5冊は必ず。デザイン画は夜中にじっくり家で描くことが多いです」

 

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 「デザインのインスピレーションは、私の記憶や経験から生まれてくるものです。美しい自然、アート、音楽、風景、人、それらすべてが発想源。アイデアは常に頭のなかにあります。ここ何年かの間に私のつくるものがいい意味で変化してきていると感じています。ゴージャスかつエレガント、繊細さや四季が奏でる美しさを大切にしたものづくりに近づいてきているんじゃないか、と。そういった美しさをジュエリーを通して世界中に伝えていきたいと願い、他にはないユニークなデザインをつくり続けています。
 
 ジュエリーはファッションアイテムのひとつとしてだけではなく、その人の人生の大切な一部になるもの。手に入れたときの気持ちは、一生継承され続けるものではないでしょうか。 
また、天然ダイヤモンドは地球の底に何億年も眠っていた神様からの贈り物。採掘する人々や製造者がいて初めて輝くものです。その方々にも還元できるようにいたしました。わたしのジュエリーは関わるすべての人に喜びや幸せを運ぶものだと信じています」

Profile

MIO HARUTAKAさん

グラフィックデザイナーの父とジュエリーデザイナーの母との間に生まれ育ち、幼少期からファッションやアートに関心を抱く。2011年にジュエリーブランド「ビジュードエム」、2018年に「MIO HARUTAKA」を設立。

撮影/谷口大輔 取材・文/榎本洋子 編集/渋澤しょうこ
 
VERY NAVY12月号『パワーチャージできる最強おしゃれ 今こそジュエリーで華やぐ!』から
詳しくは2020年11/7発売VERY NAVY12月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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