東京近郊のオシャレなリノベーション古民家で過ごしたい!【おすすめ古民家3選】

田舎に帰った時のどこか「ほっ。」とする感覚…。地方出身の方ならわかる方も多いはず。しかも今は新型コロナウイルスの影響でただでさえストレスフルな社会が、より生きにくく疲れやすい場所になっています。週末くらい都会を離れて、自然溢れる田舎の「オシャレ古民家」で癒しの時間を過ごしに行きませんか?今回は、東京近郊のオシャレなリノベーション古民家を3つご紹介致します。

●古民家ゲストハウス「江口屋」

霞ヶ浦から昇る最高の朝日と心温まる朝食で癒しの朝を…

まずご紹介したいのがこちら。茨城県の霞ヶ浦の湖畔にあるゲストハウス「江口屋」。明治後期に建てられた築100年にも及ぶ古い古民家です。もともと造り酒屋と郵便局が営まれていた建物でしたが、空き家を再生する事業で市に譲渡され、ゲストハウスとして2020年7月22日にリニューアルオープンしました。

松の木をふんだんに使った、趣ある空間に癒される宿。しかし江口屋が人気の理由はその素敵な佇まいだけでなく「最高の朝の時間」にあります。あえて早起きしたくなる2つの楽しみがあるのです。

わざわざ早起きしたくなる1つ目の理由は、茨城で採れた新鮮な食材を使った美味しい朝食。かすみがうら市産の「ふくまる厳選米(特別栽培米)」を使った羽釜炊きごはんは、炊きたての香りと甘みが贅沢な気分にさせてくれる最高のご飯。他、季節の地野菜を使ったお味噌汁や、茨城名産の水戸納豆、かすみがうら市産のおいしい卵など、その時期、その季節に合った新鮮な食材で贅沢な朝食を頂けます。これを食べるだけでもここに来た価値ありです。

そして2つ目の理由は、霞ヶ浦の朝日を浴びながらのサイクリング。江口屋は霞ヶ浦湖畔に位置しているので、湖まで歩いてすぐ行けます。ウォーキングも良いのですが、宿で自転車も借りられるので、せっかくならナショナルサイクリングロードを自転車で走るのも気持ち良さそう。眠った体が気持ちよく目覚めますよ。

    静かで、落ち着いて過ごすことのできる客室。

    インテリアなどもオシャレに飾られています。

    ゲストハウス内は松の木がふんだんに使われ、木の暖かいぬくもりを感じるデザイン。

    ゲスト同士が集まるリビングも広々快適。

    自然に囲まれた空間で、心地よく眠りにつくことができます。

    ご飯はほかほかの釜炊きのものを。

    ゲストハウスの庭にある石窯でピザ作り体験も可能です。
    ※石窯ピザ作り体験 ¥2,000(税別・1名につき/実施は2名~)

    霞ヶ浦の静かな朝日も見に行くことができます。

    懐かしさが溢れるゲストハウスで、癒しの時間を過ごしてみては?

「江口屋」詳細
部屋数3室/通常 1室2名様(4名様まで対応可)
大人(中学生以上)¥7,000(1泊/ 1名様)※シーズンにより価格変動あり
チェックイン:15:00~21:00/チェックアウト:~10:00
※オプションで夕食の用意も可能。予約時または宿泊の3日前までに申し込み。かすみがうら御膳 ¥2,500(税別)
※レンタサイクルは宿泊者無料
http://www.kasumigaura-kankou.jp/eguchiya/

●宿泊型ワーケーション施設「旧小林邸ひととき」

筑波山からの絶景を独り占め!築126年の母屋を改装したオシャレな邸宅

筑波山の中腹に建てられた、明治25年築の母屋をリノベーション。2020年10月茨城にオープンしたのが「泊まりながら働く」を可能にしたワーケーション施設「旧小林邸ひととき」です。

この母屋は、かつて筑波山地域の資本家・実業家として活躍していた小林家の邸宅。その建物を譲り受け、アフターコロナの時代に求められているテレワーク、ワーケーション施設へとリノベーションされました。当時の美しい邸宅の雰囲気を残したまま部分的に改装が加えられているため、綺麗な佇まいの中にもどこか懐かしい暖かさが随所に見受けられます。

客室は2階に3部屋あり、どのお部屋もうっとりしてしまうようなオシャレで和モダンな造り。お部屋はツイン、ダブル、和室ドミトリーの3タイプあり、お部屋の窓からは筑波山からの関東平野の絶景が一望できます。晴れた日にはスカイツリーまで見える時もあるそう。

そしてハナレには施設からの絶景を見ながらお仕事ができる、コワーキングスペースが。もちろんwifiや電源が完備で、ドリンクサービスも付いています。電子レンジなどの家電もあるので、ちょっとした温めたい物も持ち込み可能。筑波山からの絶景を眺めつつ、落ち着いて仕事をすると集中力が高まりそうです。

こちらの旧小林邸ひとときは、宿泊はもちろんデイ利用も可能。宿泊付きコワーキングは一泊10,000円~、フリースペースコワーキング利用は1日2,200円です。お風呂やキッチンもあるので、是非今流行りのワーケーションで利用してみては?

    ゲストが自由に使うことができるフリースペース。

    建物内に飾られているアート作品はどれも見入ってしまうものばかり。

    敷布団を敷いてくつろげる和室。

    オシャレな作品が随所に飾られています。

    関東平野を一望できる、コワーキングスペース。

    商家の土間を利用したレセプションスペース。

    旧邸宅の外観も風情があり素敵です。

「旧小林邸ひととき」詳細
宿泊専用スペース3部屋
宿泊付きコワーキング(1泊):¥12,000〜
個室デイ利用(11:00~15:00):¥3,000
フリースペースコワーキング利用(1日):¥2,200
駐車場:無料
https://www.instagram.com/tsukuba_no_hitotoki/

●イタリア料理レストラン「藤右エ門」

国の文化財に登録された築190年の古民家で頂く絶品イタリアン

料理だけでなく、空間まで徹底的にこだわり抜いた、シェフの熱い情熱が溢れる古民家レストラン。茨城県のつくば市にある「藤右エ門」は、築190年の古民家を改装した人気のイタリア料理レストランです。

オーナーシェフの広田さんが、お店をオープンする場所を探していたところ、この趣ある古民家に一目惚れ。見事な茅葺き屋根に風情溢れる上品な古民家、そして樹齢400年の椎の木が立つ美しい日本庭園。この空間で美味しい料理を提供できたらなんて素晴らしいんだろうと惚れ込み、約3年間この古民家の所有者に頼み続け何とかオープンまでこぎつけたそう。そこまでシェフが熱い情熱を注ぎ込んだ空間が、藤右エ門には広がっています。

もちろん、オーナーが提供するお料理も絶品。和の空間で頂く極上のイタリアンは、地元つくばの旬の野菜やつくば鶏、つくば味麗豚、常陸牛などを使った贅沢なフルコース。ランチは、前菜・サラダ・主菜がついたコースが3つ、¥3,500(税別)〜用意があります。各コースには焼きたてパン・デザート・コーヒー又は紅茶が付き、特にパンは敷地内のベーカリーショップでも販売しているので、お土産に購入も可能です。

小麦の名産地である茨城のつくば市は、美味しいパンが食べられることで有名。藤右エ門の敷地内にある和のベーカリーショップ「蔵日和」でも、小麦・お米・麹を原料とした天然酵母のパンを毎日焼きたてで提供しています。ふわふわ、もちもち、アツアツの焼きたてパンは、甘みがあり一度食べたら病みつきです。レストランだけでなく、是非カフェの利用もおすすめです。

    一品一品、こだわって作られたイタリアンは絶品。

    ディナーは¥5,500(税・サービス料別)〜。

    デザートまで心ゆくまでご堪能あれ。

    ランチには、自家製パンとアンチョビバターが付きます。

    オーナーシェフの広田栄治さん。

    赤い絨毯が敷かれた渡り廊下にも高級感が漂います。

    美しい中庭を眺めながら、最高のイタリアンを楽しんで。

    敷地内にあるベーカリーショップ「蔵日和」のパンは是非お土産に。

「藤右エ門」詳細
住所:〒305-0018 茨城県つくば市金田 38-1
ご予約・お問い合わせ:029-857-4020
定休日:月曜日(祭日の場合は火曜日に振り替え)
営業時間:ランチ11:30 〜(最終予約受付 13:30)/ディナー 18:00 〜(最終予約受付 20:00)
※完全予約制。
https://touemon.com/shop/touemon

どこか心が安らぐ癒しの古民家で、今週末は過ごしてみては?

如何でしょうか?オシャレな古民家で過ごす週末は、いつも以上の癒しを与えてくれる、素晴らしい時間になるはず。ストレスフルな社会で疲れた身体を癒しに、是非リノベーション古民家で過ごす素敵な週末を体験してみてくださいね。

この記事を書いたのは…

●travel writer SHIORI(しおり)
日本テレビ「ZIP!」でリモート旅行を紹介し話題に。多数のTV・雑誌・webメディア・書籍でもトラベルライターとして執筆中。「旅を通してキレイを磨く」をテーマに旅×美容コンテンツをリサーチしている。
▶︎Instagram:@travler_s23
▶︎Blog:トラベルライターSHIORIの女子旅Blog*美TRIP