【HERS à table】料理家・真藤舞衣子の「美味しい」を選ぶ目②

料理家・真藤舞衣子さんが、日々の生活で見つけた、
料理をより楽しく! おいしい!ものにする“食材”を紹介する連載。
食材とそれを使って作るひと皿を真藤さん目線で伝えていきます。

Vol.2
「マンチーニのスパゲットーニ 2.4mm」

 自宅でパスタを食べる時、もうこのパスタじゃないと満足できない!というくらいオススメのパスタがあります。それが、マンチーニのスパゲットーニ2.4mm。近くでは売っていないので、ネットでケース買いしています。

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 雑誌『イタリア好き』の写真など、さまざまな媒体で活躍し、ご自身も料理上手で料理本も出版されたりしている、写真家・萬田康文さんがこのスパゲットーニでパスタを作ってくれて……。そこからすっかり大ファンになりました。

 イタリアのマルケ州モンテ・サンピトランジェリに広がる小麦畑。その畑の中心に工場を構えて、原料の生産から製造までを一貫して行なっている、イタリアでも珍しいメーカーさんなんです。

麺を乾燥する際の温度を約45℃におさえ、3844時間とじっくりと時間をかける「低温長時間乾燥」で製造されていきます。この製法にすることで、小麦の味わいと香りを残し、もっちりとしたコシのあるパスタに仕上がっていくというのです。

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 旨味のある太いスパゲットーニはどんなソースもよく絡むのがいいところ。
今回は有機トマト缶と塩麹だけで作ったトマトソースのスパゲットーニにしました。

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塩1%のお湯で麺を茹でている間に、フライパンに潰したにんにく、オリーブオイル、鷹の爪、ローリエを入れて熱します。弱火でゆっくりと香りを引き出してから、トマト缶と塩麹を入れて煮詰めていきます。

麺が茹で上がったら、煮詰めたトマトソースに麺、茹で汁少々を加え、麺に味が浸透するよう絡めて煮詰めるだけ(煮汁の塩気が相まって、味が決まります)

シンプルだけどトマトの旨味がぎっしりと詰まったスパゲットーニが完成。

最後に好みでパルメザンチーズやオリーブオイルをかけていただきます。

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茹で時間は長いですが、太い麺にしっかりとソースが絡まるので、色々な食材・素材の旨味を存分に味わうことができる。それが、このパスタの楽しみ方のひとつかもしれません。

さ、そろそろなくなったので、またケース買いしないと。

 【DATA】

 マンチーニ スパゲットーニ(500g)
参考価格¥826(税込)
直径:約2.4mm
茹で時間の目安:15~17分
https://lamoitalia.com/shopdetail/000000000119/

 

【バックナンバー】

香り舞う舞茸だし

 

【PROFILE】
真藤舞衣子
カフェ「my-an」(山梨市)オーナー。料理教室主宰、レシピ開発ほかYBS山梨放送「てててTV」はじめTV、ラジオ出演も。著書に『からだが整う 発酵おつまみ』(立東舎)ほか多数。
Instagram:@maikodeluxe