【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 2本目/100

「春巻き? 美味しいけれど、自分で作るのはちょっと……。揚げ物は家では作りたくないし、中身の餡を作るのも面倒くさいし」。

このコーナーでは、そんなイメージを、いい意味で覆してくれるハルマキの数々をご紹介します。
題して「ハルマキ100本ノック」。

お酒のおつまみに、ごはんのおともに、簡単だけど美味しくて、そして、いつもよりちょっと食卓が盛り上がる旬のハルマキを、毎週1本ずつ打ち放っていきます。

まずは最初に、100本すべての共通ルールです

  • レシピは3本分の量で表記。
  • フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
  • 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。

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  • 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
  • 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
  • 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。

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 春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。

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サツマイモとゴルゴンゾーラ、ドライイチジクの春巻き

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おつまみにも、おやつにも美味しいサツマイモの春巻きです。生のまま巻いて火を入れるので、ちょっと時間はかかりますが、じーっくり揚げ焼きすると、サツマイモの自然な甘みが引き出されます。ここでは、前回使ったゴルゴンゾーラの余り(1回分だけでは余ると予想して)を使いますが、なければ、とろけるチーズなどでも美味しいです。

【材料】3本分

  • サツマイモ…5
  • ゴルゴンゾーラ・ドルチェ…10g前回使用したものの余りを是非使ってください)
  • ドライイチジク…2個(前日に、大さじ2の白ワインまたは水に浸して戻して置くと、より美味しいですが、時間がなければ、そのままでも大丈夫)
  • 春巻きの皮…3
  • サラダ油…大さじ4
  • 塩…少々

【作り方】

1.サツマイモは厚さ5mmのスティック状に切り分ける。戻したドライイチジクは水気を絞って(戻さないなら、そのまま)粗みじん切りにする。

2.春巻きの皮に、サツマイモを置き、その上に2,3カ所に分けてゴルゴンゾーラ、満遍なくドライイチジクを散らし、巻く。

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3.フライパンにサラダ油を入れ、弱火にかけ、温まったら春巻きを並べ入れ、そのままずっと弱火でじっくり、サツマイモに火が通るまで揚げ焼きする。

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4.全体が美味しそうなキツネ色になったら、竹串を差してみる。スーッと通ったら火から下し、油を切り、斜め半分に切り分け塩を添える。

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動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!

 

【PROFILE】

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島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。

ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝

 

撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子