【星占い】「山羊座」の基本性格と恋愛事情は?|予約の取れないヒーラーyujiが解説【星2.0】

2020年も、残すところあとわずか。今年は世界中が未曾有の事態に直面した年でした。この試練を乗り越え、素晴らしい新年を迎えるために、いま一度自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?今回は、予約の取れないヒーラー・yujiさんによるエッセイ『星 2.0』より、「山羊座」の基本性格と恋愛事情についてをお届け。あなた自身のことだけではなく、周囲の人間を理解する上でも、必ず役に立つはず。悩んだ時の「お守り」として、ぜひ読んでみてください。

「山羊座」の基本性格

(12/22 〜 1/20 生まれ)

山羊座は「達成すること・事をなすこと」に、愛や使命感を持って当たる人です。登山に忍耐や根気、そして徹底的な準備やトレーニングが欠かせないように、山羊座の方は基本的に準備や段取り魔人の人が多いように思います。

山ではちょっとしたミス・準備不足が命取りになるように、常に最悪のケースを含む、想定されうる全てのケースに対する策や工程表を、常に脳内でシミュレーションしながら事を進めていく人たちです。同じ有蹄類でも楽観的な要素を強く持つ牡羊座とはある意味真逆で、万全を期したいが故のペシミスティックな思考・行動様式は、おそらく十二星座中、山羊座だけが持つマインドセットかと思います。

それゆえ、あらゆる物事に対して批判的・否定的な態度・姿勢をとったり、誘いに対しても「NO」で返すことが山羊座の人は多いかもしれませんが、それは、「臆病」とか「勇気がない」 とか「面倒くさがり」ということではなく、想定されうるリスクを全て調べてあるからこその「撤退」とか「何もしない」という意思表示であったりして、往々にしてそれらはベストな選択であることが多いようです。

また、ノリで動くということもないので、将来性がないこと、生産性がないこと、その行動の裏に意義や大義を感じないことには、一ミリも興味を抱かずに眉一つ動かさずにその場を去ることができるはずです。

ただ、誤解がないように付け加えると、山羊座は活動宮の一角でもあることから、本来は非常に行動的な星座です。実際に家にずっといて何もしないとか、社会と接点を持たない・関わらないということはなく、常に参謀的なマインドで何かを考えていたり、水面下でアクションを起こしていたりするはずで、「ただぐうたら過ごす」というのは山羊座がある意味最も苦手とすることのはずです。

また、非常に自虐的なところや自分を追い込む要素も山羊座の特質なので、困難や面倒くさいことを器用に嗅ぎつけ、わざわざそういう難儀なところに首を突っ込みがちというか、もともとの問題解決志向や課題に向き合うのが大好きな「土星」を守護星に持つことから、そういった難題を目の前にすると、とにかく燃えてくる!なんていう人も多いはずです。

そのため、どれだけ困難があろうと「これだ!」と思えるものを見つけたら、あらゆるリスク を背負ってでもやり通す、頑固な職人というか、もはや、武士のような人たち。それが山羊座の特徴でもあります。

お手軽なものにあまり魅力を感じず、みずからが設定したミッションをなにがなんでも実現させてしまうような「求道者」的な生き方。 それが山羊座の本質と言えるものなのかもしれません。

山羊座の愛

山羊座の強さとは、鉄の意思そのものです。それゆえ、その気質・意志力は愛情面にも当然影響を与えるので、一度誰かと関係を結ぶと、絶対に折れない関係を作ろうと誠心誠意努力します

ただし、ここで注意しなければならないのは、山羊座にとっては中心軸に据えられているのが「社会」という概念であり、これは揺るぎない山羊座の世界観なので、「家庭でも恋愛でも、はたまた一時の快楽」といったものは、山羊座的にはセンター軸にはなりえないということは理解し ておく必要があります。

それゆえ、器用に生きることができる山羊座の人は、「快楽」と「社会軸」を切り分けることで、その二つのファンクションを渡り歩くことも十分可能です。これは男女問わず起こりえることですが、恋や情といったものと体の欲求といったものを分けて考えることができるのは後述の通り、山羊座を縛るものは「社会軸」のみであるということがその最たる理由でしょうか。

また、山羊座の特性として自分の社会・世間体・ステータスといったものにプラスになるとか、最大のパフォーマンスを発揮できるように支援が得られるとか仕事への理解があるとか、同じ目的・使命を持つ等、「社会軸」に対してプラスになるパートナーが得られると、意識が一転!その時はじめて、鉄の契りが交わされることとなります。

山羊座の人生における愛の杯の交換は、「純粋な恋愛感情やピュアな乙女心、はたまた一時的な恋慕の情」から行われるということは期待薄かもしれませんが、そのかわり、結ばれるのは不 断の鉄の契りであり、生涯の盟約となるように思います。

古い言い方をすると、政略結婚的な両家が決めてきたようなものやお見合いによるもの、二人をよく知る人からの紹介、上司や有力者の縁といったもののほうが山羊座の結婚や恋愛といったものには総じてプラスに働き、そこではじめて「関係を維持していくという努力」が生じることとなります。

山羊座は良くも悪くも「見返り」を求める星座です。蠍座のような、言わば妄信的とも言えるような献身や、蟹座的な慈愛というのは持ち合わせていないかもしれませんが、パートナーが「ダイヤの原石」であれば、それを磨こうとする力、砥石となりあらゆる手法でその「輝き」を世に打ち出そうとするパワーと思いの熱さは、十二星座中随一です。

また、社会的な評価や世間体も気にする星座ですので、男女問わず社会的に「普通・常識的」 であろうとしますから、あまりにもアウトローな生き方やレールから外れた生き方をすることはないでしょう。パートナーが道を踏み外しかけた時には精一杯軌道修正を図ったりもするなど、常識人として、社会に対して恥じないように常に正しくあろうとするはずなので、まさに正妻・正夫(?)にふ さわしい星座だと言えるでしょう。

『星2.0』発売中!

スピリチュアルヒーラー、yujiさんによる占い本

“予約の取れない”ヒーラー・yujiさんが、「12星座」の本質と辿るべき運命を、読者に寄り添う語り口で綴ったエッセイ。

書名:『星2.0』
著者:yuji
発売:光文社
発売日:2020年10月22日
定価:本体1.800円+税

yuji
星読み係、ヒーラー、聖地巡礼家。香川県生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業後、ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、スピリチュアルメッセンジャーとして生きることを決意。現在は連載、講演など、幅広い分野で活躍中。「madameFIGARO.jp」「WANI BOOKOUT」「ELLE」などのWebサイトや女性誌『25ans』(ハースト婦人画報社)で連載を持つ。また、「ELLE」でPodcast「yujiと本島彩帆里の”生き方のセンス”の磨き方」(毎週金曜)や、YouTube番組「QUANTA.vision」で「ホニャララLIVE」(毎週土曜22時〜)の配信もおこなっている。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(すべて、ワニブックス)など。

著者/yuji 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『星2.0』(光文社刊)から一部を抜粋したものです。