シャワーや半身浴はNG!全身浴で「痩せる体作り」を【痩せる入浴法編】

「最近太ったかも…」。そんなときやりがちなのが、急に走ったり、夕食を抜いたり…といったこと。実はそれより先に見直すべきなのが、入浴、睡眠、お通じの3本柱。これを改善するだけで、ぐっと 痩せやすい体になるんです。ゆっくりできる年末年始に実践したい土台作り、その方法を教えます!

痩せるコツ=入浴法!

運動するより楽で身近!まずは入浴で、健康の基本「血流」を良く

全身浴をするだけで体温が一時的に0.5度〜1度上がり、血流が良くなります。血流を良くすることで得られる美容の効果はたくさん。スリムな体や美しい肌には欠かせません。運動するより楽で身近!まずは入浴で、健康の基本「血流」を良くする方法をお伝えします!

【POINT1】特別なことはせず、フツーの入り方でOK

    ①かけ湯をする
    いきなり湯船に入ると体がびっくりしてしまうので、まずはかけ湯を。

    ②まず湯船に5分入る
    体を洗う前に湯船につかることで、皮膚がふやけ、体の汚れが落ちやすく。

    ③体や髪を洗う
    一度温まると体温は急激に下がったりしません。ゆっくり洗って大丈夫です。

    ④最後にまた5~10分湯船に
    体を温めるという意味で再度全身浴をすると、さらに長い時間ポカポカに。

長く全身浴をする必要はありません。体を洗う前に5分ほど入り、体を洗ってまた湯船に5~10分つかる。これだけで十分!

【STEP2】入浴剤は日本のメーカーのものがベター

肌が弱い人は入浴剤で塩素を中和。また一概には言えませんが、海外製のものは日本に合わせて作られているわけではないので、風呂釜が故障する恐れも。
右から時計回りに、つま先からジワジワと温まり、全身のコリまでとってくれます。アユーラ 生姜香草湯[多包タイプ] 25g×10包入り¥1,800(アユーラ ラボ ラトリーズ)フルーティローズの香りが続く、炭酸バスタブレット。ハッピーバスデイ プレシャスローズ ローズエンリ ッチ バスタブレット 50g¥160(コーセーコスメニエンス)ローズブーケの香りのまろやかな乳白色のお湯で、しっとり肌に。イグニス ガーデン エイワス バス エッセンス 300mℓ¥3,000(イグニス)

【STEP3】実家暮らしのコは二番風呂を狙おう

水道水には雑菌を増やさないために塩素が入っています。 肌が弱い人だとそれが刺激になることも。二番風呂だと最初に入った人の皮脂などで塩素が中和されるので◎。

プロによる解説

血流を良くするにはシャワーでも半身浴でもダメ。全身浴の習慣を!

入浴だけで大きなダイエット効果を得ることは難しいですが、きちんと全身浴することで、質の良い睡眠や腸内環境の改善につながります。入浴の最大の効果は簡単に血流が良くなること。そして湯船には水圧があるので、むくんだ脚などを自然に締め付け、溜まった血液を心臓に戻してくれます。これはあくまで全身浴をするからできることで、シャワーや半身浴ではそこまでの効果は得られません。肩までつかることで血管が温まって広がり、血流が良くなりますし、水圧がむくみをとってくれるのです。

また、温度や入浴するタイミングも大切。まず質の良い睡眠をとるためには、ベッドに入る90分前には入浴を完了しておくのがベター。入浴で体温を一時的に上げ、その体温が下がってくるときにベッドに入るとリラックスモードのスイッチである副交感神経が優位になり、よく眠れるように。ちなみにお湯が熱すぎると体が興奮状態、自律神経がオンの状態になってしまい、なかなか眠れなくなるので注意。おすすめは約40度のお湯に合計10〜15分全身浴すること。

そしてお通じですが、こちらも入浴でリラックスモードのスイッチである副交感神経を高めてあげることがポイント。副交感神経が優位のとき、つまりリラックスしているときに腸は動きます。寝ている間に腸を動かすことで、翌朝、老廃物がスムーズに出るというしくみです。 また、一回の入浴で約800mℓの脱水があるので、入浴前と後にそれぞれ400mℓの水分をとりましょう。このように入浴のタイミングや方法を改めることで、きれいになる準備ができますよ。

教えてくれたのは…早坂信哉先生

東京都市大学 人間科学部教授 医学博士 温泉療法専門医 社会医学系指導医
早坂信哉先生
一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長。生活習慣としての入浴を医学的に研究する第一人者。ユニークな研究が注目を集め、数多くの雑誌やテレビなどで特集が組まれる。著書に『たった1°Cが体を変えるほんとうに健康になる入浴法』(KADOKAWA)、『入浴検定公式テキスト お風呂の正しい入り方』(日本入浴協会)などがある。

撮影/河野 望(静物) イラスト/more rock art all 取材/棚田トモコ 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『CLASSY.』2018年2月号を再編集したものです。