マスク時代こそ「歯と口をキレイに保つべき」6つの理由

1日中マスクをしていて隠れている「口の中」のケア、今までよりおろそかになっていませんか?口内環境は免疫力やアンチエイジング、ダイエットにも大きく関係しています。「口の中」をキレイにすることのメリットを、今こそしっかり知っておきましょう。

「口の中」をキレイにするとこんなにいいことがいっぱいある!

    1日中マスクをしていて隠れてい

    1.肌のたるみやフェイスラインの引き締めに効果あり!
    よく噛むことは顔周りの筋肉を引き締める効果があり、肌のハリやたるみの予防につながります。一方で食いしばりの癖がある人は奥歯周辺の筋肉が発達してエラが張って見えることも。食いしばり癖を直すことでフェイスラインもすっきりします。(森下先生・以下同)

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    2.「歯磨き」をキチンとすることで免疫力がUP
    口の中の細菌が多いとインフルエンザの罹患率も明らかに増えることがわかっています。感染症予防には口内環境も良好にしておくことが重要。マスク、手洗い、うがいに加えて 「歯磨き」を徹底しましょう。また、新型コロナウイルスの流行により常にマスクをする生活になり、息苦しさから口呼吸になりがちな人が増えています。口が乾くと虫歯や歯周病も進行しやすくなり、風邪も引きやすくなるので気をつけて。

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    3.口の中が健康だと腸内環境も整います
    舌磨きの実践で便秘や下痢が改善されるなど、腸内環境がよくなったという研究もあり、腸内環境は口内の分野でも今、注目されているテーマです。口の中が健康であることは腸内細菌のバランスを保つことや、腸の健康へとつながります。口と腸はつながっているので、口から体全体をキレイにするという意識を持ってもらいたいです。

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    4.むし歯予防対策で結果的に太りにくい食習慣に
    むし歯予防の対策として大切なことは、一日三食をキチンととりしっかり噛んで食べ、砂糖の入ったおやつを摂る頻度を減らすこと。規則正しい食習慣は、結果的に健康的で太りにくい習慣と体質につながります。また、しっかりとよく噛むことで脳の満腹中枢が刺激され暴飲暴食の予防にもなります。お腹が空いたら甘いおやつの代わりにキシリトールのガムを噛むのが理想的です。

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    5.口元に自信がつくことでメンタルにもいい影響が
    歯にコンプレックスを抱えていたり、特に歯並びを気にして眉間にシワが寄っていたり表情が暗くなりがちだった方が、矯正をすることで自信がつき、笑う頻度が増えて別人のようになるケースは多く見受けられます。口元で気になるところがある方は矯正やホワイトニング、口臭対策などを実践して、早めにコンプレックスを解消することをお勧めします。特に歯科医院でのホワイトニングは効果も高く、歯への悪影響もないのでぜひ試してほしいです。私の知っているトップ営業の方も定期的にホワイトニングを行うなど、歯の美しさには気をつけていますね。

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    6.出産をする女性は歯周病に要注意
    歯周病への入口世代である30歳以降は歯茎のトラブルが出やすくなるので歯周病に気をつけて。歯周病菌が胎盤や羊水から発見されたという報告や、母親が重度の歯周病だと早産や低体重児出産になる割合が7倍になるという報告もあるなど、胎児に影響することが明らかになっています。これからママになる人も多いクラッシィ世代はそういった面でも歯周病には気をつけてほしいです。

お話を伺った先生

歯科医師・歯学博士森下真紀先生

歯科医師・歯学博士森下真紀先生
歯科医師・歯学博士・株式会社日本歯科総合研究所代表取締役社長。東京医科歯科大学歯学部歯学科首席卒業。在学時、英国キングスカレッジ歯学部留学、東京医科歯科大学大学院にて博士号取得。「日本を世界一の歯科先進国へ」をミッションとして掲げ、多数のメディアに出演。著書『世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか』(ダイヤモンド社)も話題。Twitter https://twitter.com/shikasouken

イラスト/二階堂ちはる 撮影/五十嵐 洋 取材/加藤みれい 取材協力/グラントウキョウスワン歯科・矯正歯科 https://www.grantokyo-swan.com/