「若くも美人でもない私でも、営業成績トップは取れる?」|水田あゆみの令和的モテ理論 Vol.8
バチェラー・ジャパン シーズン3で「気遣いテクがすごい!」「異性からも女性からもモテる」と一躍話題となった“あゆ姉”こと水田あゆみさん。長年のホステス経験で培ってきたホスピタリティや、仕事への真摯な姿勢に感銘を受けたアラサー女子も多いはず。恋愛のことから人間関係、仕事まで…みなさんのお悩みに、あゆ姉がお答えします。
今月のお悩み「若くて可愛い同期のコたちに営業成績で勝つには…?」
容姿に自信がないうえに、人見知り。こんな私でも営業トップになれる?(かなこさん/28歳)
営業のお仕事をするうえで、確かに美人の方が得をすることがたくさんあります。仕方がないですが、今の世の中では現実に起こることです。では、「容姿に自信がない私は営業に向いていないのか?損をしているのか?」というと、決してそんなことはありません。 私は大阪・北新地のクラブで、営業職ともいえるホステスの仕事を10年経験してきましたが、私が見てきた限りでは、「ナンバーワンは美人か」というと、8割のお店はそうではありませんでした。なぜなら、ただ美人なだけでは何の役にも立たないからです。
もちろん容姿を整えたり清潔感を保ったりするのは大前提のうえで結論から言いますと、ナンバーワンになれる女性は、気遣い、雑談力、連絡術、タイミングのよさ、それぞれの環境への順応性、etc…これらに日々気を配り、磨きをかけているのです。今回は、営業で好成績を取るために、私がホステスとして気をつけていた「4つのポイント」をお伝えしていきます。
営業職は昼も夜の世界も同じで、人の心を掴むことから始まります。この「4つのポイント」を身につける努力をするとともに、自分に自信を持ってバリバリ活躍していきましょう!
【Point1】身だしなみを整える
まずは、「人見知りで緊張してしまう」というお悩みについて。これを改善するには、自分に自信を持つことが何よりも大切です。でも、「それができないから苦労してるんだ!」と思ってしまいますよね。そのためにまずは、容姿を自分史上最高に整えることから始めましょう。これは「相手のために美人になれ」ということではなくて、例えばメークを新しいものにアップデートしたり、スーツや靴をお気に入りの物で揃えたり、髪などの見た目に清潔感を持たせたり、笑顔の練習をしたり…自分の気持ちを高めるための努力です。いつもより自分に自信が持てて、人前に出ても少し胸を張れるようになるはず。
それでも緊張してしまう場合は、先に相手に伝えてしまいましょう!ここで必要なのは愛嬌です。「私、とても緊張してしまっているのですが、本日はどうぞよろしくお願いいたします!」と可愛らしく笑顔で伝えると、相手もきっと優しく接してくれるはずです。
【Point2】相手の名前を覚える
営業に限らず、「相手の顔と名前をすぐにインプットする」ということは非常に大切ですが、苦手な人が多いのも事実。でも、人の名前を覚えるのは実はとても簡単なことなんです!コツは、自己紹介で相手の名前を知った瞬間から、その人の名前を会話の中に何度も織り交ぜること。「〇〇さんはどうですか?」「そういえば〇〇さんって、~なんですか?」「こんな時〇〇さんはどうしますか?」というように、隙あらば名前を呼びます。「この人は自分のことを覚えてくれたんだな」と相手にも喜んでもらえるし、自分も名前を覚えられるので一石二鳥!基本的なテクですが、実践できている人は意外と少ないので、ぜひ意識してみてくださいね。
【Point3】雑談力を身につける
“雑談力”は、コミュニケーションにおいて大切なスキルであり、なおかつビジネスシーンでもかなり重宝します。相手から話しかけられることを待っていてはダメ。話すことがないからといって、自分の話ばかりしてしまうのも避けましょう。まずは“明るく笑顔であいさつ”から入り、そこから2、3個相手に質問を投げることを心がけて。質問はなんでもOKです。「こんにちは!〇〇さん今日は出社早いんですね!何か朝活でも始めたんですか?(or 昨日ぐっすり眠れたんですか?)」「〇〇さんお久しぶりです!あれ、前回お会いした時より少し痩せました?何か運動してるんですか?」など、何でもいいので“あいさつ+質問”を明るくハキハキと実践してみましょう!
さらに慣れてきたら、これに少しだけ“褒め要素”を加えることで、より相手にとって気持ちのいい会話をすることができます。少しの待ち時間でも、「前から思ってたんですけど、〇〇さんって本当お肌のツヤがいいですよね!パックとか使っているんですか?」など、さりげなくプラスのコメントを。ただのお世辞だと捉えられないように、「前から思ってた」「以前と比べて」など一言つけ加えると、褒め言葉に信憑性が出ますよ!
【Point4】連絡のタイミングを図る
対面のコミュニケーションだけではなく、メールやLINEでの連絡も見直すべきポイントです。とくに、“タイミング”は計画的に。ホステスは基本的に、お客様との会話の中でたくさんの情報をさらっと聞きだし、必ずメモを取っています。お客様が仕事をしている時間帯、趣味の時間帯、生活のルーティン、出張予定や家族構成まで、くまなくです。これらをしっかり把握しておくことがとっても大切!なぜなら、お客様が一息つく時間帯にタイミングよく連絡を入れられるからです。
例えばアポを取るときは、「〇〇さんこんにちは。今日、出張先の〇〇から帰ってこられますよね(^^)天気も晴れてよかったです♪〇〇さんがお疲れでなければ、夕方少しお時間ありますでしょうか?もしお疲れでしたら、明日でも(^^)」という感じで。これは相手に「自分の予定をきちんと把握してくれているんだな」と喜んでもらえますし、誘い方も強引ではなく相手の状況に寄り添っているため、かなり好印象を残すことができます。だからこそ、連絡の内容はもちろんですが、“タイミング”がとっても重要というわけですね。
【まとめ】自分の戦い方を見つけ、地道な努力を!
冒頭にも言いましたが、営業は人の心を掴むことから始まります。今回お伝えした「4つのポイント」に気をつけながら、コツコツと「好印象」を積み重ねることが大切なんです。美人でなくても、スタイルがよくなくても、成績を上げることは余裕!「あの人は美人だから仕事の成績がいいし、沢山の人に愛されているんだ」という考えは、もう捨てましょう。誰もが認めるとびきりの美人でも、気遣いや努力なしで人から愛されることはありませんから。
「自分の戦い方」を見つければ、可愛いさも年齢も関係ないんです。人気者には必ず理由があります。「戦い方」がまだわからない人は、その人の魅力はどこにあるのか、観察してみるのもおすすめですよ。ポジティブで、いつも笑顔で一生懸命で、まわりへの気遣いを忘れない…そんな一面が見られるかも。雑誌でモデルさんのファッションを真似するように、輝いている人を見て、スキルを盗んじゃいましょう!そこに、「自分のいいところ、自分らしさ」をプラスすればOK。努力から成果、成果から成長です。自分のスタイルを見つけて、たくさん輝いてくださいね。
筆者紹介
水田あゆみ
1988年10月22日、大阪生まれ。北新地で10年間ホステスとして勤める。2019年秋、「バチェラー・ジャパン シーズン3」に参加。ファイナルローズをもらう。
2020年3月には、初著書『選ばれる理由(宝島社刊)』を出版。現在は、SNSや自身のファンサイト『水田あゆみ Official Site』で活動中。
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編集/平賀鈴菜(CLASSY.ONLINE編集室)