ほったらかし家電の代表格!電気圧力鍋の注意点と魅力とは?

忙しくても、手間暇をかけたような手料理をつくりたい……。そんな願いをあっという間に叶えてくれる家電をお試し! 今回は電気圧力鍋の注意点と、圧力以外の注目機能・低温調理でつくれるレシピをご紹介します。


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教えてくれたのは

上島亜紀さん
料理研究家。家庭料理からおもてなし料理、パンやスイーツまで幅広いレシピ提案で、Martほか多くの雑誌、テレビ、書籍など多岐にわたり活躍中。企業のレシピ監修・提案も行う。

電気圧力鍋のここに注意!


「設定時間」は、あくまで鍋の中の圧力が上がってからの調理時間。圧力が上がるまで10~20分、蒸らし時間で10~40分の追加時間がかかり、分量が多いほど長くなります。

低温調理機能も注目です!

電気圧力鍋の多くに、低温調理機能が付いています。自分で温度管理をしたり、専用の機械を買わなくても、じっくり火を通した美味しい低温調理の料理がつくれるので、圧力調理以外もぜひ試してみて!

サラダチキン


温度管理の難しい低温調理も、電気圧力鍋なら失敗なくつくれます。ヘルシーなサラダチキンも、むね肉とは思えないほどしっとりジューシーに!

材料(4人分)
鶏むね肉……2枚(300g×2枚)
長ねぎ……青い部分
しょうが(スライス)……1かけ
にんにく(つぶす)……1かけ
A[塩……大さじ1/2、砂糖……大さじ1/2]
白ワイン(レンジで煮切る)……100㎖

つくり方
①鶏肉はフォークで両面に5~6カ所穴をあけ、よく混ぜたAをすり込んでよくなじませ、ねぎ、しょうが、にんにくと一緒に保存袋に入れて一晩置く。
②圧力鍋に①を全て入れ、水600㎖(分量外)と白ワインを加える。
③蓋を閉め、低温70度/50分で調理する。
④ブザーが鳴ったら「取り消し/切」ボタンを押し、蓋を開けて鍋を取り出す。粗熱が取れたら肉を取り出し、薄くスライスする。

プリン


専門店で買ったような仕上がりに感動! カラメルソースと卵液を入れ、低温85℃で30分蒸すことで、昔ながらの硬めのプリンが完成。〝す〞も入りません。

材料(4個分)
【プリン】
全卵……2個
卵黄……1個
砂糖……50g
沸騰直前まで温めた牛乳……250㎖
バニラエッセンス……2滴
【カラメルソース】
上白糖……50g
水……大さじ1
熱湯……大さじ1~2

つくり方
①カラメルソースをつくる。小鍋に砂糖と水を入れてよく混ぜて中火にかける。カラメル色になりうっすら煙が出たら火を止め、熱湯を加えてよく混ぜてプリン型に4等分に注ぐ。
②プリン液をつくる。ボウルに全卵と卵黄を入れてよく混ぜる。砂糖を加えて白っぽくなるまでさらによく混ぜ、牛乳を一気に加えてよく混ぜる。バニラエッセンスを加えたら茶こしでこして①に流し入れ、型より一回り大きめに切ったアルミホイルをしっかりかぶせる。
③圧力鍋に付属の蒸し板を敷き、②を並べ入れ、容器の2/3が浸かる程度の水を入れる。
④蓋を閉めておもりを排気に合わせ、低温85度/30分で調理する。
⑤ブザーが鳴ったら「取り消し/切」ボタンを押し、蓋を開ける。竹串を刺してプリン液が出てこなかったらできあがり。容器を取り出して粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしてからいただく。

撮影/山下忠之 レシピ監修・フードコーディネート・スタイリング/上島亜紀 取材・文/森本奈穂子 編集/倉澤真由美 構成/長南真理恵

Mart2021年5月号
「ほったらかし家電」ってどれだけ使える? より

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