動画で解説! 今どきゆるカール&こなれアップヘアアレンジ

アップヘアもダウンヘアも、空気をはらんだようなリラクシー感のあるカールが最近のトレンド。無造作でいて可愛い、こなれた旬ヘアのスタイリングを解説します!

 

■ダウンヘア編

しっかり巻きだと古臭くなりがち……
今どきは”巻かずにコテを抜く”!

ポイント:各パートの毛流れの繋がりが重要!トップはC、ミドルはS、ボトムはJ、とカールを使い分けて。コテを裾から巻きつけるという意識をすてて、引っ張りながら毛の流れを作るようなイメージで。


\読者が挑戦!/
明賀琴絵さん(36歳・3歳の男の子ママ)

「ハチ張りで毛量が多いので、トップはベタっとするのに髪全体は広がりやすいのが悩み」

STEP1●上下に軽く分け、髪の中間あたりにベーススプレーを。毛先にはスプレーせず、ブラッシングしながら全体に行き渡らせて。
STEP2●上下にブロッキングしたら、下側の毛を毛先から外巻きに1回転巻く。鎖骨下から胸元で毛先が揺れる自然なJカールができます。
STEP3●こめかみから上側の毛を取り、内巻きに毛先から一回転巻く。後頭部の毛もざっくりとって1回転巻いて。トップのCカールが完成。
STEP4●ミドル部分は中間を1回転半、外側にリバース巻き。コテに巻きつけて挟んだら滑らせながら、下方向へ滑らせながらコテを抜くとSカールが出現。
STEP5●フェイスラインの毛を上に持ち上げながら一回転内側にフォワード巻き。
STEP6●ヘアミルクを3プッシュほど手のひらで馴染ませ、C・S・Jそれぞれのカールを揉み込むようにつける。セミうウェットな質感が可愛い。
完成●巻いたというより、ゆるく流れるような毛流れが新鮮。ふわりとした軽い質感でヘルシーな女らしさ満点です!「いかにも巻きました!な強いカールから卒業できてうれしい♡ トップのボリューム感も再現できそうです(明賀さん)」

■アレンジ編

一つ結びがこなれて見えるのは
ベースのカールがあってこそ

⇩高めポニーテールの動画解説はコチラ!

⇩低めポニーテールの動画解説はコチラ!

ポイント:結びたい位置をあらかじめ決めておくのがポイント。手でしっかり固定したら、ラフに毛をかぶせるだけですでに巻いておいたカールが表情を自然に作ってくれます。毛束は頭の”ヘムライン”で引き出すのがトレンド。

 


\読者が挑戦!/
辻 安里さん(32歳・2歳女の子と5歳男の子のママ)

「育児や家事の時はついついお団子ヘア一辺倒に。もっとエレガントなアップヘアを習得したいです!」

 

<⇩高めポニーテール>

ヘアミルクをトップのレイヤーや切れ毛の多い部分になでつけるようにつけて。余ったミルクはサイドになじませておきます。
耳上より前のトップの髪を取り、軽く振ります。その際に落ちてくる短い毛束を顔まわりに残して、こめかみのあたりにまとめます。
上の髪を耳上から斜め上直線にまとめ、下側の毛も集めて位置を決める。ヘムライン(うなじの生え際)にたわみを作って結びます。
ゴム周辺のたわみを整え、毛束を少し引き出します。テールの部分と後頭部の丸みが近づけば、元気すぎない大人のポニーテールに。
可愛らしい印象だけど、品があって大人っぽい! 顔まわりや襟足の動きのおかげで洒落感抜群です。
「今までトップの毛束を引き出すことばかり意識してたので、目から鱗でした! 後ろ姿の可愛さにも感動(辻さん)」

<⇩低めポニーテール>

ヘアワックスを後頭部とこめかみ、耳の上の髪になじませ、最後にうなじの産毛にも。耳を起点に前後に分けて結ぶ位置を決めます。
耳の中央あたりの高さで固定に、少し引っ張りながら、ざっくりとトップとサイドの髪を上からかぶせるようにゴムで結びます。
うなじの生え際から、そっと毛束を引き出します。結んだゴム付近の毛を少しずつ取るようにするとポニーテールが崩れません。
上側も同様に毛束を引き出します。毛流れを生かすように、ゴムの結び目に向かって添わせていくのがこなれて見えるポイント。
落ち着いて見えるのに、こんなに華やか! 前髪はフェイスラインに動きが出るように、少しだけワックスを。
「凝って見えるのに、ゴム1本でできるのが何より嬉しい! お疲れ感ゼロのひとつ結びは毎日重宝しそうです(辻さん)」


<教えてくれたのは……>
ヘア・メイクアップアーティスト
川村友子さん

ラフでいて洗練されたヘアスタイリングで、モデルやスタッフから絶大な支持を集める。ロジカルな解説が得意で、ヘアツールやスタイリング剤など最新情報感度も抜群です。

撮影/藤原宏〈Pygmy Company〉(人物)、所優里(動画) モデル/優木まおみ ヘア・メーク/川村友子 スタイリング/坂野陽子〈f-me〉 取材・文/関城玲子 編集/太田彩子