【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」vol.11

春のバラ祭り

毎年、5月のGW前後は、我がベランダがもっとも華やぐシーズンです。
巨峰やカベルネソーヴィニヨンといったぶどう類のツルがのびて緑がワサワサ! サボテンもニョキニョキ!

でも、やっぱりベランダの主役はバラ!

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バラ好きの庭師(オット)が大切に育てている、25種類ほどの早咲き〜遅咲きのバラが次から次へと開花してベランダを賑わせます。

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早朝の、まだ空気がしっとりとしている時間帯にベランダに出ると、うっとりするようなバラの香りがベランダ中に広がっているので、まずは目を瞑って深呼吸…。

バラの香りを吸い込むと、自分の身体が浄化されるような気がするほど、それはそれはいい香りなのです。

深呼吸を終えると、ベランダの端から端まで花がら摘みをしながらパトロール。
今にも散りそうなぐらいのものは、お皿に盛って部屋のテーブルに。

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夕方にはしわくちゃになってしまいますが、目にも美しい自然のルームフレグランスとして楽しみます。
風が強い日は、花びらが風で飛ばされてしまう前に思い切って切り花に。
大きな花器より、脚付きのグラスに生けるのがお気に入り。

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部屋のあちらこちらへ飾り、しばし贅沢な空間を楽しみます。

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そうそう、今年の母の日のプレゼントは、ベランダのバラを数種類切り花にして、母に送りました。

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お花屋さんには素敵なバラがたくさんあるけれど、このラインナップは、私たちじゃないと揃えられないし、なによりも今のこのベランダの香りを母に届けたかったのです。

母の日の当日は、電話口から「ありがとう!」と母の弾んだ声が…。
クール便で送ったので、姿も香りも美しいまま届けられたみたいです。

よかった〜!

 こんなふうに毎日の生活にバラがあるのも、わが家の庭師さま(しつこいようですがオットのことです笑)のおかげです。オットに感謝しつつも、来年もたくさんのバラを楽しめるように私もお手入れに励みたいと思います。

こてらみや

料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

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