【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 26本目/100
八百屋さんに登場する春野菜に、心躍る時期になりました。春巻きの語源は、春の新芽を巻いて食べて、無病息災を願ったことからきているとか。食べて美味しく、体にもやさしい春巻きを毎週1本ずつ、ご紹介します。
題して「ハルマキ100本ノック」。
「こんな食材、春巻きにならないかな?」など、リクエストも受けつけております。
(herself@kobunsha.com)までお願いします。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
26/100
新生姜とドライマンゴー、クミンの春巻き
九州出身の母が作るおやつに、ザボン漬けがありました。ついでに作るのが、新生姜の砂糖漬け。「生姜は食べすぎると頭が悪くなるから」と、数枚しかもらえない。子供には刺激が強すぎるからだったのでしょう。でも、ちょっとだけ、と言われると、妙に食べたくなるもの。大人になったので、堂々とたくさんの新生姜を食べられる春巻きを作ってみました。
「新生姜って、やたらに大きくて余っちゃう」、「ドライマンゴーは買ったことがない」、という方も多いかと思います。ご安心ください。次回もこの二つの食材を使います。さらに新生姜については、ローゼンタールHPの「白和え百名山」にも登場します。いろいろに料理して楽しみましょう。
【材料】3本分
- 新生姜…100g
- ドライマンゴー…6枚
- クミン…小さじ1/2
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 好みで塩…少々
【作り方】
1.新生姜は皮付きのまま千切りに、ドライマンゴーも千切りにする。
2.春巻きの皮の上に新生姜を置き、ドライマンゴーを載せ、クミンを散らして巻く。
ぎゅっと巻いて、写真(上)のように細く巻きます。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で温めたら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.全面が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切り、半分に切り分け、塩を添える。
【合わせたいお酒】
スパイシーさのある、あまり重くない赤ワイン。フランスのロワールあたりのものがあれば、ぜひに。
動画でも紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子