2021年05月25日 18:00
/ 最終更新日 : 2021年05月25日 18:00
CLASSY.
【マスク肝斑】30代に起こりやすい症状は?治し方は?【美容皮膚科医監修】
「あれ?左右の頰にシミ…?」こんな人いませんか?長引くwithコロナ生活で、「マスク肝斑」に悩むクラッシィ世代が急増中!そもそも「肝斑」のこともよく知らない、という人も多いのでは。日焼け対策やベースメークが疎かになりがちな今こそ、ちゃんと知っておかなくちゃ!
予防法、治し方、隠し方まで徹底レクチャー
3分で分かる「肝斑」
・そもそも「肝斑」って?
30~40代を中心に多く見られるシミの一種。見た目としては、肝斑の場合は境目がはっきりせずもやっと広がるケースが多く、ほお骨を中心に左右対称にできるのが特徴的です。一般的なシミの見た目は、黒っぽくて境目がはっきりしています。
・肝斑ができる原因は?
代表的なシミといえば、紫外線が原因でメラニンが大量に作られてできる「老人性色素斑」。また、肌への過剰な刺激による炎症、加齢によるターンオーバーの乱れ、ストレスによるメラニンの増加なども、一般的なシミの原因です。肝斑の場合はそれらに加えて、女性ホルモンのバランスが大きな要因だと考えられています。
・治し方は?
シミと肝斑は混在していることがほとんど。しかし肝斑は強い刺激で悪化しやすいので、通常のシミと同じ光治療を行うと、余計に濃くなってしまう可能性も。そのため、まずはトラネキサム酸などの内服薬や外用薬による治療が一般的です。医療機関でしか処方できない濃度のハイドロキノンクリームや美白剤を使った 治療法もあります。肝斑を光治療したい場合は、シミの診断を正しく見極められる皮膚科専門医のいる医療機関で、肝斑専用のレーザー治療が必要です。
肝斑ができてしまったら…
ほお骨のあたりにもやっとした左右対称のシミができたら、「肝斑」の可能性大。まずは、8週間で高い改善効果が認められている医薬品を服用しましょう。
まずは「トランシーノⅡ」を服用!
「肝斑」を改善する効果が認められた処方箋なしで買える唯一の市販薬!1回2錠、1日2回服用。8週間で肝斑改善へ。手に入りやすいのも高ポイント。「肝斑かも」と思ったら、まずはこれから始めましょう。トランシーノⅡ60日分〈240錠〉[第1類医薬品]¥6,930(第一三共ヘルスケア)
クリニックで受けられる治療にはどんなものがある?
1.最新機器での治療が叶う「イークリニック麻布」
ピコトーニングを約5カ月で10回治療した状態。ピコトーニングは、レーザーをピコ秒という1兆分の1秒という短時間で照射してメラニンを粉砕し、肝斑などの改善を促す最新のレーザー治療。肌負担が少なく、早くて高い効果実感が得られます。v
東京都港区元麻布1-2-13 2F
☎03-6722-6222
肝斑の状態に応じて、最新機器を使った治療を行います。スキンケアや内服などホームケア治療の提案も。
ピコトーニング全顔1回¥33,000 ※初診料は別途
【もやっと薄い肝斑の人は】
ふんわり薄い肝斑をカバーし、中心の透明感を高め視線をカモフラ!
A「ラベンダーカラーの色補整で透明感がUP」マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースEX UV+トーンアップSPF50+/PA++++¥2,860、B「汗や皮脂にはもちろん、マスク崩れしにくい処方」同ドラマティック ヌードジェリーBB SPF50+/PA+++¥3,080[ともに編集部調べ](ともにマキアージュ)C「美白有効成分配合で日中も美白ケア。シミを目立たなくするパウダー入り」HAKUボタニック サイエンス薬用美容液クッションコンパクトSPF30/PA+++[医薬部外品]レフィル・パフ付き¥3,520、HAKUクッションコンパクトケース¥1,100(資生堂)※5/21新発売
1.トーンアップ効果のある下地で中心部分の透明感を高めます
下地はAかBのどちらかを使用。まず顔の中心→外に向かい全体に薄く伸ばします。さらに少量取り、中心部分にトントンと重ねづけ。
2.クッションファンデの重ねづけで薄い肝斑をふんわりカバー
下地でトーンアップしたので、ファンデの濃淡づけで肝斑カバーを。肝斑が気になる部分からトントンと重ね、その他は薄めに仕上げて。
【肝斑が濃くなってしまった人は】
濃い肝斑も大丈夫!カバー力のあるアイテムを繊細に重ねることがポイントに
D.「美白有効成分で美白ケアしながら色ムラを整えます」SHISEIDOホワイトルーセント ブライトニング スポットコントロールベースUV SPF35/PA+++アイボリー[医薬部外品]¥4,730(SHISEIDO)E.「よりしっかりカバーしたい方におすすめ」マキアージュ パーフェクトマルチベースBB SPF30/PA++ナチュラル¥3,300[編集部調べ](マキアージュ)F.「ファンの多いHAKUのリキッドファンデ。自然にカバーしながら、美白ケアも叶います」HAKU薬用美白美容液ファンデSPF30/PA+++オークル20[医薬部外品]¥5,280[編集部調べ](資生堂)G.「紫外線予防しながらしっかりカバー」マキアージュ コンシーラースティックEX SPF25/PA++2ナチュラル¥2,750[編集部調べ](マキアージュ)H.「軽いつけ心地で日中のお直しにも」SHISEIDOシンクロスキン セルフリフレッシング コンシーラー202¥4,400 I.「筆先が丸みを帯びた筒形状で狙った部分にしっかりフィット」同 TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ¥2,750(ともにSHISEIDO)
1.カバー力のある下地を肌全体になじませます
下地はDかEのどちらかを。濃い肝斑の場合は、濃淡の差が目立たないよう下地の段階で色ムラを補整。中心→外側に向かい薄くなじませて。
2.気になる部分はしっかりその他は薄くなじませる
ファンデはFを使用。肝斑が気になる両頰に点置きし、指でトントン叩きこむように。その他は顔の中心→外側へなじませて。
3.ブラシ使いでふんわり&しっかりと肝斑をカバー
GかHのコンシーラーをIにつけて使用。ブラシを細かくちょこちょこ動かしながら、肝斑を色んな方向からぼかすようにカバー。
仕上げにはフィックスミストを!
メークの密着感を高めながら、潤ったようなツヤ感を足して13時間化粧もちを叶えます。マキアージュ ドラマティックミスト 60mL¥1,760[編集部調べ](マキアージュ)
イラスト/MIKI YOSHIKO 撮影/中田陽子〈人物〉、草間智博(TENT)〈静物〉 取材/亀井友里子 再構成/Bravoworks.Inc