どう選ぶ?話題の「植物性ミルク」【Martist滝野香織】

アイスコーヒーが美味しい季節になりました。おしゃれなコーヒースタンドを見かけるとついつい飲みたくなってしまいます。コーヒーは基本ブラック派の私ですが、そのときの気分でミルク入りもオーダーします。そこで!最近はミルクと言っても「植物性ミルク」が充実していますよね。みなさんはどのような基準で選んでいますか?今回はよく見かけるオーツミルク・アーモンドミルク・ソイミルクの3つに絞ってお話したいと思います!


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オーツミルク〉腸活と食べ過ぎ防止


植物性ミルクのなかでは新顔のオーツミルク。原料はオーツ麦(えん麦)です。オーツ麦の自然な甘さ、カロリーや糖質が多い分、クリーミーな美味しさがあります。
その魅力は……
①食物繊維が豊富(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれる)。発酵性食物繊維「イヌリン」が豊富で腸内環境が整う。
②食後血糖値の急上昇を抑え、腹持ちがいい
③ビタミンB2、B12、Dが含まれている。

最近のたんぱく質ブームで肉食に偏りがちだと、腸はどうしても疲れてしまいます。年齢的にも段々と腸の機能は衰えていくので、腸活は必須。腸活を意識するならオーツミルクです。

〈アーモンドミルク〉抗酸化作用で美容に最適


美容にいいと、ハリウッド女優やモデルが飲んでいることから爆発的に広がり、日本でも定番化した植物性ミルク。アーモンドをそのまま食すより、液状にしたミルクのほうが吸収がいいそうです。私はアーモンドミルクの味が大好きで、コーヒーに入れるとナッツラテのようになって美味しいのでお気に入りです。
その魅力は……
①ビタミンEがたっぷり(1日分10mgを200㎖で摂取できる)。ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の酸化(老化や免疫力の低下の原因)から守り、細胞の健康維持を助けます。シワや色素沈着の防止にも。また、血流を促してくれます。
②オレイン酸がたっぷり(コレステロールの上昇を抑える)。
③食物繊維が豊富。

老化による肌の衰えに体の中からアタックしたかったら、アーモンドミルクがおすすめ!

〈ソイミルク〉美と健康の強い味方


元祖植物性ミルク。日本でも昔からなじみのある豆乳の原料は大豆。大豆の栄養素がギュッと詰まった豆乳は積極的に飲みたい植物性ミルクですが、実は私は味が苦手なので、バナナスムージーや料理にすることが多いです。
その魅力は……
①大豆たんぱく。動物性たんぱく質に比べて低カロリーなうえ、基礎代謝を活発にする機能がある。また、体内での吸収分解に時間がかかるので満腹感を得やすい。
②イソフラボン。ポリフェノールの一種で女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造を持ち、エストロゲンが足りなければ補い、多すぎるときには減少させようと働く。
③サポニン。血液中の余分な脂質を洗い流し、肥満予防にいいと言われている。抗酸化作用も。
④レシチン。脳の老化予防。コレステロール低下。

ダイエット効果も望める豆乳ですが、「これを飲んだから痩せる」というわけではありません。牛乳と置き換えたり、料理に取り入れたりと、上手に摂取しましょう!

 

これら3つの植物性ミルクはどれもコーヒーとの相性が抜群!もちろん牛乳も美味しいし栄養価も高いです。でもたまには、植物性ミルクにしてみるのも身体が喜ぶかもしれません♪

取材・文/滝野香織


滝野香織
管理栄養士

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