主婦歴3年目になる高橋みなみさん。“一汁四菜”が当たり前という彼女が、コロナ禍を通して新しい料理「そこそこごはん」という考え方を提案! 楽しく手を抜く、みんなが笑顔になる美味しいごはんである「そこそこごはん」の 7つのルールを教えてもらいました。
コロナ禍で料理に対する気持ちが変化
17歳でひとり暮らしを始めてから料理をするようになったという高橋さん。
「結婚してからレパートリーも増え、料理を楽しんでいたのですが、コロナ禍で夫が毎日のように家で食事をするようになり、『今日も夫が帰ってくる!』と焦るようになりました」
毎日のことだからそこまで手の込んだものはつくれず、だんだんストレスが溜まっていったとのこと。
「それまで相手のリクエストを聞いてそれに応えようとしていたけれど、自分の気持ちに忠実になろうと思いました。毎日のことなので自分が笑顔で楽しく料理をすることも大切なんです」
そこから時間や手間をかけずに品数を揃え、毎日の食卓が豊かになる工夫をするように。
「同じ調理法でも食材を替えてどうアレンジできるか、余ったものは形を変えて違う料理としてどう変身させられるのかを考えました」
そうやって生まれた「そこそこごはん」の7つのルール
1.白いご飯は彩りと考える
ご飯が大好きなので、基本はご飯に合うおかずをつくるのがたかみな流。白いご飯は映えます!
2.あえる&焼くだけでいいから品数を増やす
スーパーのお惣菜でも簡単な料理でも、品数が多いと目にもうれしいし、なんといっても栄養バランスも自然と整います。
3.目玉焼きは最高のトッピング
目玉焼きは見栄えがするし、どんなおかずにも合うので、いろいろなものにトッピングしています。
4.基本は、切って炒めるだけ
工程の多い料理は大変なので、できるだけシンプルに。その分、品数を増やすと家族にも喜んでもらえます。
5.見栄えをよくするアイテムを使う
冷凍食品の小口切りのねぎやミックスベジタブルなど、料理と組み合わせるだけで美味しそうに見えます。
6.お盆があると献立が決まる
メイン料理が決まったら、お盆に食器をのせてその日の献立をイメージ。見栄えのするお皿は重要です。
7.どんな料理も変身できる
たくさんつくるほうが美味しいカレーや肉じゃがなどの煮込み料理は、翌日以降も味変して楽しみます。
すべてはアイデア次第
毎日のことなので無理せず、程よく手を抜きながら料理をすることが大事。
「我が家の大定番である目玉焼きがのったしょうが焼きや、野菜を替えればいくらでも違う料理に変身できる無限シリーズやごまあえ。カレーや肉じゃがも味変するなど、すべてアイデア次第です」
彼女の工夫が詰まった等身大のレシピがついに一冊に
「レシピ以外にも、時間の使い方や食器の選び方、調理家電についてなど、私が気づいたことをまとめさせていただきました。この本を読んで、『たかみなでもできるんだから』と思ってもらえたらうれしいです!」
初の料理本『たかみなの 毎日食べたくなる そこそこごはん』(光文社刊)が6月3日に発売。無理しない、ちょうどいい毎日のごはんを紹介。(定価1,430円)
高橋みなみさん
たかはし・みなみ/1991年4月8日東京都生まれ。2005年、AKB48の第1期メンバーとして活動開始。2012年、300人以上のメンバーをまとめるAKB48グループ初代総監督に就任。2016年、AKB48を卒業。現在は現在はバラエティ番組、情報番組などに出演し幅広く活躍中。2019年(令和元年)5月1日に結婚。主婦歴は3年目になる。6月3日に、自身初となる料理本『たかみなの 毎日食べたくなる そこそこごはん』(光文社刊)を発売。オイシックスコラボキットも大好評!oisix.com/sc/takamina
Mart2021年7月号
初レシピ本から最速公開! 高橋みなみさんの毎日食べたい「そこそこごはん」 より
撮影/前 康輔(人物)、北川鉄雄(料理) スタイリング/福永いずみ ヘア・メーク/天野優紀 フードスタイリング/鮓本美保子 編集・WEB構成/玉置晴子 撮影協力/UTUWA ニット¥7,150/YECCA VECCA(YECCA VECCA 吉祥寺) イヤリング¥3,630/Phoebe