Martist小垰さん「ジッパーバッグ収納ならデッドスペースは生まれません!」

ジッパーバッグに生活雑貨を収納するのは定番ですが、「ジッパーバッグだからこそ収納がスムーズという場所がやっぱりあるんです」とおっしゃるのは整理収納アドバイザーの小垰(こだお)さん。今回は小垰さんお気に入りの紀ノ国屋とイケアのジッパーバッグを使った収納法を実際に見せていただきました。

教えてくれたのは

整理収納アドバイザーMartist
小垰千尋さん

’78年生まれ 神奈川県川崎市在住 小5男子のママ。整理収納アドバイザー1級。Martで提案した引っ掛け収納は大好評。
Instagram➡ @kodacchi0902

「収納方法は、気づいたときには見直すように心がけているのですが、なかでもジッパーバッグを使うことが多いです。物や空間に対して柔軟性があり、デッドスペースを生み出さずに収納するのにぴったり。何より、いろいろなブランドやショップからかわいい物がたくさん出ているので、お気に入りを使うことでテンションが上がりますね。引き出しを開けた瞬間、揃っているとうれしい♪ そんなときめきもくれる存在だから、私にとって欠かせないんです」

紀ノ国屋「スライドジッパーバッグ」を使った収納


紀ノ国屋 スライドジッパーバッグ(手前から時計回りに)LL[ W27×D14×H21㎝]5枚入り、L[W25×D6×H11㎝]10枚入り、SS[W12×D2×H8.5㎝]20枚入り、S[W16×D4×H10㎝]16枚入り、M[W20×D4×H10㎝]14枚入り 各¥220(すべてe-shop KINOKUNIYA)

 

ちょっと余裕のあるサイズを選ぶと、取り出しスムーズ

入れたい物とジッパーバッグのサイズ感が、使いやすさにつながる重要ポイント。「大きすぎずぴったりしすぎず、がベストです。1ブランドでサイズを揃えるとごちゃっとしません。紀ノ国屋のものはさりげないロゴとサイズ展開が満点です」

 

使いたい物を探さずに取り出せ在庫管理も完璧


以前は、粉末だし類をパッケージのまましまっていましたが、中身をジッパーバッグに入れ替えて収納するように。


「あると思った顆粒だしを使い切っていたりして、この方法に。箱にもフィット、透明だから何が入っているかも一目瞭然です」

 

行動でひとまとめ。ジッパーinジッパーで探し物なし


ハンコはSSサイズに入れてから、通帳の入ったSサイズの中に入れて保管。「銀行へ行くときはこのままですが、ハンコだけが必要なこともあるので、そのときはここからハンコの入ったジッパーバッグのみを取り出します」

 

組み立て家具の部品も、これなら迷子になりません


模様替えで家具を移動することも多く、部品やトリセツ類がその都度必要になる場面が多い小垰家。


「マチ付きのジッパーバッグだと細かい部品類もスマートにしまえて、カードのように確認しながら取り出せて便利です」

イケア「ISTAD/イースタード フリーザーバッグ」を使った収納


ISTAD/イースタード フリーザーバッグ[W28.5×H41㎝]15枚と[W27×H34㎝]15枚のセットで ¥299(イケア・ジャパン)

 

箱入りで取り出しやすい サイズ2種類を使い分けます

イケアの「フリーザーバッグ」は家庭内在庫を絶やさず、マストで購入しているそう。「ロングセラーなのでシーズンごとに柄が変わったり、取り出しやすい箱パッケージが、ほかでは見つかりません。唯一無二の魅力です」

 

合うボックスがない! ジッパーバッグを筒状に使って解決


洗面所下の引き出しはファイルボックスで仕切っていますが、中途半端に空きができてしまう。そこでこのようにジッパーバッグを筒状にしてボックス代わりに使用。封はせず在庫管理もしやすくなります。

 

イケアの質感だからできる! 必見小垰流「箱使い」ワザ


「高さを調節できるので、収納グッズを買う前に、どんなサイズがいいか確かめるのに使うのもいいですよ」。


小垰さんが編み出したのは折り曲げて箱のように使うワザ。


引き出しの靴下入れや、お菓子の仕分けにと大活躍中。

 

2021年7月号特集 「浮かせ収納」「やわらか収納」「新・すき間収納」でスペース無限大!PART②フレキシブルな「やわらか収納」なら、デッドスペースが生き返る!より

撮影/平林直己(BIEI) 取材・文/新里陽子、松本果歩 編集/小橋健太郎 WEB構成/Mart編集部