【親子遊び】おうちで運動会!指先で競う簡単種目5選
ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。今回は、井出武尊さんが提案する「おうち運動会」。ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
「おうちでスポーツ!? 指先で大運動会」
梅雨も暑さも関係ない。家の中で「指先」を使った大運動会です。
指先を器用に使って遊ぶことは、脳の発達にも良い影響があると言われます。記憶力、思考力、はもちろん、運動能力をも育むことにつながります。楽しい遊びを通じて大きく成長してもらいたいですね。
使うのはトイレットペーパーの芯。1本のトイレットペーパーの芯を3〜4つに切り分けます。この時、大きさを揃える必要はありません。色々な大きさが混ざってOK。
実はこのままでも遊べちゃうんですが、ちょっと味気ないので、切り分けた芯にそれぞれ顔や体を描きます。これがスポーツ選手になります。
芯で作ったスポーツ選手の切り口側を指で押して、ピッと弾きます。すると選手たちは回転しながら大ジャンプ。実際にどう動くか、最後に動画でもご紹介しています。そちらもご参照ください。
最初に大きさを揃えずに切り分けましたが、大きさが異なることで、ジャンプの高さや回転の仕方に違いが出ます。
競技によって得意な選手、苦手な選手が出てくるのが面白いところです。この動きを使って様々な競技にチャレンジしましょう。
■第1種目・体操
体操の「床運動」にチャレンジです。回転するジャンプの技術と着地の美しさを競います。着地が成功したら5点。倒れたら3点という感じで、ポイントを加算します。ジャンプの技術は、子どもと一緒に雰囲気で楽しんでください。要はかっこいい!と思えるかどうかです。
■第2種目・短距離走
あらかじめ定めたゴールに向かってジャンプを繰り返します。何回でゴールにたどり着くか?より少ない回数でゴールした選手が優勝です。
同じ要領でゴルフもできそうです。選手をボールに見立てて、何回で決められた場所(ホール)にたどり着けるかを競います。
■第3種目・走り幅跳び
跳ぶ距離を競います。遠くまで跳べるのはどの選手かな?指の角度や力の入れ具合など工夫してできるだけ遠くまで跳ばしてみましょう。
■第4種目・ころころカーリング
いきなり冬季競技ですが指さき大運動会では気にしません。今度は選手たちはコロコロと転がっていきます。決められた枠内に止まることができれば5点ゲット!3回の合計を競うなど、回数を決めてやってみましょう。強すぎず弱すぎず、力のコントロールがポイントとなります。
■第5種目・高跳び
今度はジャンプの高さを競います。おうちにある身近なものを使って障害物の高さを調整してください。ここでは鉛筆とコップを使いましたが、何を使っても構いません。高さを上げるには本や積み木などを使ってみてください。
この他にもアイデア次第で様々な競技にチャレンジできそうです。メダルや表彰台を作っても楽しでしょう。
娘は架空の国の旗を作って楽しんでいました。代表選手による国際大会です。
大人は日常生活の中で、無意識に力の加減をしています。例えば卵を割るときなど、潰すことなく器用に割ることができます。
この遊びでは指先の力の加減を要しますので、子どもたちも自然と力のコントロールを覚えます。
各種目のダイジェストを短い動画にまとめました。遊び方の参考にぜひご覧ください。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide