10分以内できゅうりレシピ!夏バテ対策に「きゅうりと豚の梅炒め」
今月のおうち薬膳テーマは『きゅうりで1品』です。梅雨に起きやすい食欲不振や重だるい倦怠感…不調を残したまま暑い夏を迎えると、体が負担を感じやすくなります。食事で始める夏バテ対策には「きゅうり」がおすすめ。梅雨時期からの食事ケアで夏バテ対策を始めましょう!
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きゅうりと豚の梅炒め
◉調理時間:約8分
◉材料(2人分)
・豚バラ薄切り肉 100g
・きゅうり 2本
・梅干し(塩分8%) 1個
A |
・酒 大さじ1酒
・しょうゆ 小さじ1 ・砂糖、片栗粉 各小さじ1/2 |
・塩、こしょう、鰹節 各適量
・ごま油 小さじ1
◉作り方
①きゅうりは両端を落とし、縦半分に切る。長めの乱切りにする。梅干しは種を除き、小さく切る。豚肉は5センチ幅に切り、塩こしょうを振って片栗粉をまぶす。Aを合わせる。
②フライパンにごま油を強めの中火で熱し、豚肉を広げる。あまり触らず、所々焼き色がついたら炒め合わせる。豚肉の色が変わったら火を止め、フライパンを傾けて余分な油をキッチンペーパーで拭きとる。
③きゅうりを加えて中火で1~2分炒め、きゅうりの表面が透き通ってきたらAと梅干しを加えて炒め合わせる。全体が馴染んだら器に盛り、鰹節を振る。
◉レシピのポイント
・梅干しの塩分により、しょうゆの量は調整してください。
・肉に片栗粉をまぶすことで、きゅうりの水分を吸い、炒めても水っぽくなりにくいです。
・余分な油は拭きとることで味の絡みがよくなります。
◉本日のキー食材
・きゅうり…むくみ対策、暑さを冷ます
【きゅうりの薬膳ポイント】
☑むくみ対策(利尿作用で余分な湿気を代謝させる)
☑暑さ対策(熱を冷ます、体液を作り乾燥を防ぐ)
夏バテ対策などにもってこいの、“夏野菜”のイメージが強いきゅうりですが、薬膳の観点では実は梅雨の時季からおすすめの野菜。食欲不振や重だるい倦怠感などの梅雨の不調が体に起きると、その後やってくる暑い季節、さらに体が負担を感じやすくなります。食事で始める夏バテ対策は、実は梅雨からのケアが大切。今月はそんな梅雨~夏におすすめのきゅうりをたくさん食べられるレシピをご紹介していきます。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。著書『基本調味料で作る体にいいスープ』が好評発売中。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。