【レシピ】料理家ワタナベマキさんの「私の愛するすり鉢レシピ」⑳
料理家という仕事柄、たくさんの器や調理道具をお持ちのワタナベマキさん。
そんなワタナベマキさんがこよなく愛しているのが「器としても使えるすり鉢」です。
今回は中近東や地中海沿いの広い地域で食べられている伝統的な家庭料理、フムスを紹介します。
フムス
【材料】作りやすい分量
ひよこ豆…100g
玉ねぎ…1/4個
にんにく…1/2片
塩…小さじ1/4
クミンシード…大さじ1
ナンプラー…大さじ1/2
レモンの搾り汁…大さじ1/2
オリーブオイル…大さじ2
グリーンアスパラガス…適宜
【作り方】
1.ひよこ豆は洗って、かぶるくらいの水に一晩浸して戻す。
2.1の水をきって鍋にひよこ豆を移し、かぶるくらいの水と塩を加えて中火にかける。ひと煮立ちしたら弱めの中火にし、15分ほど煮てざるにあげる。
3.玉ねぎはみじん切りにして水に5分ほどさらす。
4.フライパンにクミンシードを入れて中火にかけ、香りが立ってきたらすり鉢に移す。にんにくを加えてすりこぎなどですり混ぜる。ナンプラー、レモンの搾り汁を加えてさらに軽くする。
5.4に、2、3を加えてひよこ豆をつぶしながら全体を混ぜ、オリーブオイルを回しかける。好みで塩ゆでしアスパラガスを添える。
「フードプロセッサーにかけてなめらかにするのが一般的ですが、今回はあえてすりこぎでつぶして、ひよこ豆の食感を楽しむレシピに。ひよこ豆を煮る時間がない時は、缶詰やパウチに入ったものでも作れます。」
前回の記事はこちらから(カッサータ)
【PROFILE】
ワタナベマキ:料理家。グラフィックデザイナーを経て「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート。著書多数。新刊は『ワタナベマキの10の定番弁当』(扶桑社)。
Instagramアカウントは@maki_watanabe
撮影/馬場わかな 文・構成/高田真莉絵