【宝塚】元タカラジェンヌ・真彩希帆さんの「真夏でも崩れない!ヘアアレンジ」【カジュアルヘア編】

真夏日のような暑さとゲリラ豪雨や湿気のトリプルパンチで、朝ヘアがすぐに崩れてしまう…。そんな悩みを解決するヘアアレンジの極意を、宝塚歌劇団を退団したばかりの元雪組娘役トップスター真彩希帆さんに教えてもらいました!

湿気でクセが出てしまったら うねりを生かしたまとめ髪に!

    真夏日のような暑さとゲリラ豪雨真夏日のような暑さとゲリラ豪雨

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(左から)しっとりとしたツヤと

(左から)しっとりとしたツヤと束感が続いて、ヘアスタイルをしっかりキープ。リピリピ ヘアグロス ¥1,210/アリミノ、ヘアメイクアップアーティストにもファンが多いプロ仕様のカールアイロン。髪を傷めず毛先までツヤのあるカールに仕上げる。19mmは細かいカールをつけたい時に。クレイツイオン®カールアイロン 19mm ¥8,80/クレイツ、ウェットすぎないツヤ感を出すジェル状オイル。ドア シャイニーオイル ¥2,200/ミルボン

How to arrange

    (左から)しっとりとしたツヤと

    1.全体にヘアグロスをもみこむ
    アレンジをしやすくまとまるヘアグロスを髪全体にラフになじませます。自然なツヤもプラス。

    (左から)しっとりとしたツヤと

    2.分け目をジグザグにとる
    トップをふんわりさせたいときは分け目をジグザグに。地肌が見えなくなり、ボリューム感が出ます。

    (左から)しっとりとしたツヤと

    3.トップの髪を少しずつとってピンで留める
    トップから1/3くらいまでの顔周りの毛束を少しずつとり、ねじりながらピンで留めていきます。片側3ブロックくらい。このとき前髪とこめかみには少し後れ毛を残しておきます。

    (左から)しっとりとしたツヤと

    4.残りの髪をざっくり三つ編みに
    トップをふんわりまとめたら、残り2/3の髪もざっくりラフに三つ編みにして、ゴムで留めます。

    (左から)しっとりとしたツヤと

    5.後れ毛を19mmのアイロンで巻いて動きをON
    こめかみや襟足に残った後れ毛を少しずつ巻いてニュアンスをプラスするとこなれた印象に。

    (左から)しっとりとしたツヤと

    6.毛先を内側に巻いて‶海老のしっぽ〟感を回避
    ゴムで留めた毛先がピン!としていると後ろ姿がいまひとつ。最後に同じ19mmで毛先を内側に巻いて柔らかく仕上げます。

ヘアもスキンケアも、今は新しいチャレンジを楽しんでいます

「元々髪のクセが強くて湿度が高

「元々髪のクセが強くて湿度が高い日はぶわっと広がってしまうのが悩みだったのですが、逆転の発想でクセやうねりを活かしたヘアアレンジにすればいいいんだ、と思いついてから宝塚時代はほとんどまとめ髪でしたね。大事なのは髪質やヘアスタイルに合ったスタイリング剤を使うこと。宝塚時代にかつら屋さんから教えてもらったジェルやスプレーは湿気の多い季節でもしっかりホールドしてくれて、普段のヘアアレンジにも大活躍しています。

舞台ではほとんどお団子にかつらなのですが、トップ娘役になって写真を撮っていただく機会が増えてから、ぐっとヘアアレンジのバリエーションが広がりました。‶三人寄れば文殊の知恵〟じゃないですけど、稽古場で素敵なヘアアレンジをしている方と楽しく意見交換していたのもいい思い出。私はそのまま舞台に立てるくらいヘアを作り込んで稽古に臨むのがこだわりだったんです。和物の作品のときは日本髪を結って稽古場に行ったことも。ダンスの振付の日に、気合を入れるために目が吊り上がるほどぎゅっとひっつめたスタイルで行ったときは、望海さんに「気合い入りすぎ(笑)」と髪を戻されたこともありました。

退団後は、在団中にできなかったナチュラルなダウンスタイルにも挑戦したいなと美容院で相談中です。しばらくはロングで色々なスタイルを楽しんで、いつかハンサムなショートにも挑戦したいですね。

肌のケアも変わりました。以前は疲れ切って家に帰っても、髪飾りを作ったりやることがたくさん。とにかく時間がなくて髪を乾かす時間すら惜しい感じでしたが、最近は余裕ができてスチーマーでナノケアをしたり、ようやく自分の肌と向き合う時間ができました。食生活はあまりストイックになると疲れてしまうので、筋肉を作るタンパク質を積極的に摂る以外は好きなものを食べる。夜中でも急にラーメンが食べたくなったら即作ります(笑)。基本的には野菜が大好きなので、普段はボウルいっぱいにサラダを作ったり、もずくやめかぶもよく食べてます。

どんなにハードな毎日でも肌がひどく荒れることはなかったのですが、退団してドーランを塗らなくなったら、油分が足りなくなったのか急激に肌が乾燥するようになりました。そこで、初めてエステに行ってみた所すぐに肌の調子が戻りまして…やはり美容はプロの手に委ねるのが一番だなと。髪はサロン、肌は皮膚科やエステでケアの基礎を教えてもらい、そこから自分なりにアレンジしていくのがキレイへの近道な気がしています」

Profile

真彩希帆(まあやきほ)さん・2012年宝塚歌劇団入団。2017年に雪組で、望海風斗の相手役としてトップ娘役に就任。群を抜く“歌うま〟コンビとしてファンを魅了し、2021年4月『fff─​フォルティッシッシモ─/シルクロード~盗賊と宝石~』で惜しまれながら退団。この秋には藤ヶ谷太輔主演のミュージカル『ドン・ジュアン』でヒロイン、マリア役として出演予定(10月7日(木)~17日(日)大阪府 梅田芸術劇場/10月21日(木)~11月6日(土)東京都 TBS赤坂ACTシアター)。

ワンピース¥31,900〈ダブルスタンダードクロージング〉カーディガン¥16,500〈ソブ〉(ともにフィルム)イヤリング¥3,190ボールブレスレット¥1,980(ともにアネモネ/サンポークリエイト)ブレスレット¥77,000リング¥39,600(ともにe.m./e.m.表参道店)

■お問合わせ先
アリミノ お客様窓口 0120-945-334、クレイツ 0120-33-9012、ミルボン お客様窓口 0120-658-894、フィルム 03-5413-4141、サンポークリエイト 082-248-6226、e.m.表参道店 03-5785-0760

撮影/花村克彦〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 モデル/真彩希帆 ヘアメーク/小松胡桃(ROI) スタイリング/栗尾美月 取材/稲益智恵子