【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 35本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
35/100
パセリとパプリカ、黒胡椒の春巻き
近所のスーパーではパプリカが普通に1個98円。上京して一人暮らしを始めたころは、1個298円くらいで、安いと198円。買うのに勇気を要しましたが、今やすっかり身近になりました。その魅力は、フルーツかというような甘味。黄色より果実感の強い赤で作るのがおすすめです。持ち味を最大限に引き出すために、じっくり、気長に火を入れましょう。
【材料】3本分
- パプリカ(赤)…1個
- パセリ…25g(切り分けた段階でひとつかみ半程度)
- 黒粒胡椒…30粒
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…少々
【作り方】
1.パプリカは、縦半分に切り分けたら種を取り、横向きに千切りにしボウルに入れ、塩ひとつまみを全体にまぶし、15分ほど置く。パセリの葉は1cm長さにざく切りに、茎はみじん切りにする。
2.黒粒胡椒は包丁の背で粗く潰す。
3.パプリカがしんなりしたら、水気をしっかり搾る(かなりしっかり絞らないと皮が破れやすくなるので注意)
4.春巻きの皮の上にパプリカを置き、パセリ、黒胡椒を散らして巻く。破れやすいので、巻いたら、なるべく早めに揚げ焼きしましょう。
5.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で温めたら、春巻きをパプリカの面を下にして並べ、じっくり揚げ焼きする。
6.全ての面が、美味しそうなキツネ色になったら油を良く切って、半分に切り分け塩を添える。
【POINT】
パプリカに塩をまぶしたら、しんなりするまで揉まずにそのまま置くことがポイントです。いきなり揉むと繊維が壊れて、味が濁ります。ほかの野菜でも同じようにしてみてください。きれいな味になりますよ。あと、巻いてから、できるだけ早く揚げ焼きしましょう。時間をおくと、パプリカから水分が出て、破れやすくなるので注意。
【合わせたいお酒】
黒ビール。ギネスなど、こっくりした味わいのものがおすすめ。
動画でも紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子